前回、カイジたちは覚悟の正面突破で黒服を出し抜きました。
バリケードを突破され焦る黒服たちですが、カイジたちが去ったのはリムジンの停車とは逆方向。
長い車体では切り返すのも一苦労のようで、完全に後手を踏んでしまいました。
当然その間にも、カイジたちは法定速度など無視して爆走。
黒服たちが前を向いた頃には、視界から軽トラは消滅していました・・・!
カイジらはさらに
右折!
とも思いましたが、冷静になってみれば事はそう単純ではありませんでした。
脱出に大喜びするチャンマリに対し、カイジは表情を変えずに二人の住まいを尋ねます。
チャンは今さら掃き溜めに用は無いと答えますが、チャンマリが手にした6億ずつは違法のギャンブルで手に入れたモノ。
しかも救出ゲームの参加に当たって、恐らくは黒服もチャンマリの住所は把握しているでしょう。
ですから万が一にも、先回りされてパスポートを確保されればそれまで。
チャンマリは日本から脱出できずに軟禁状態となってしまいます。
楽観ムードは消し飛びましたが、池袋にある二人のアパートへは無事到着。
幸いにも、付近に怪しい車や人影は見当たりません。

しかし脱出編の公式HPで光山の名前がありましたが、まさか本当に再登場するとは。
光山とチャンマリがどんな会話を交わすのか・・・その反応も含めて、これは先が読めない。
とはいえ、チャンマリは救出ゲームを完走した場合に受け取れた3333万を遥かに上回る6億を得ています。
命が繋がっている以上、ここで光山を責めても益は無い。
光山は償いの意味で得た賞金を分けるかもしれませんが、ここで三人に手を貸せば光山も追われる身になるよね。
ここからは4人での逃避行になるのかも・・・?
とにかく、わざわざこのタイミングで再登場した以上、一言二言交わしただけでの別れは有り得ない。
脱出編と改まったのもこの先に多くの波乱や紆余曲折がある証拠ですから、そこに光山という存在がどのように絡むのか注目したいです。
なかなかテンポよく局面が展開していますね。
とはいえ着地点も必然性も見えませんが、動きが多いのは読んでいて楽しいな。
脱出編突入の事実には不満を持ちましたが、突入した以上はその中での展開が最善となるように願いつつ、これまで通りに応援しようと思います。
堕天録以降のストーリーへも繋がっていきそうですし、その辺りの伏線も期待したいですね。
気になる点は多いですが、次週は休載ターンです(・_・;)