世間はまたも福本作品に染まっていく・・・
ご存知の通り、零が日テレ系列にて7月からのドラマ化が決定!
福本作品ではカイジ、アカギ、銀と金、告白に次ぐ実写化となりました。
一人の漫画家から5作品は前人未踏の記録じゃないかな・・・。
これは偉業と言っていいですね。
衝撃のニュースから1週間が経過し、公式HPも開設されました。
スルーしてしまい明らかに乗り遅れましたが、改めて情報を確認します。
放送は7月スタート。
日テレ系列の毎週日曜22:30 - 23:25枠となりました。
描かれるのは原作1部のドリームキングダム編。
全8巻ですから、約10話あるので十分丁寧に描くことが出来ますね。
原作では当時の零は17歳ですが、主演はNEWSの加藤シゲアキさんに決定。
原作をトレースした演技は行わないと話されているように、30歳の加藤さんに合わせて設定も進学塾の教員に変更されています。
零のギャンブルは閃き同様、計算や雑学の領域も色濃いので、その説得力を持たせるためですね。
また、裏社会では弱者を救う天才勝負師という記述もあり、1部での義賊活動、あるいはギャン鬼編での裏ギャンブラーの顔を指しているのでしょう。
資料写真でもゼンマイや歯車などを模した独特な衣装ですし、異質な天才という雰囲気が漂います。
開始時点では原作よりも勝負師として成熟した状態かもしれませんね。
また、NEWSからは手越、増田、小山の三方も出演されるため、メンバーが揃い踏みでユウキ、ヒロシ、ミツルを含めた義賊チームを演じることになりそうです。
恐らくですが、コメントを読む限りでは小山ユウキ、増田ヒロシ、手越ミツルかな。
零は少年誌ということもあり、カイジ等とは違って裏切りよりも友情や信頼がテーマ。実際に長年支え合ってきたグループが演じるのに適しているかもしれませんね。
また・・・これは偏見かもしれませんが、ジャニーズファンと福本作品を絵で敬遠する層は被っていそうですから、新たなファン層の開拓にも大きく貢献しそう。
癖のある在全や後藤、ジャック、小太郎、
そして何よりも絶対的な孤高の天才・標の配役も気になりますね。
しかし・・・ここからは不安要素となりますが、まず問題となるのはストーリー構成。
今回のドラマでも金神・在全主催による1000億円争奪戦という設定は変わりませんが、
そもそも原作でのドリキン編は、日本代表の代打ち決めの予選という役割でした。
日本からは唯一在全だけが参加することとなった、世界の富豪が富を統一させる大博打。
零の最終目標はそこで在全について優勝する、あるいは在全を越えて王となることだったはず。
しかし、原作では零がドリキンを勝ち抜き、上位20名程度に残ったところで1部は終了。
例のドロップリムジン以降の決勝戦は描かれず、ギャン鬼編では在全へ挑戦するための資金集めに終始しました。
正直なところ、当初の目的は有耶無耶となった状態です。
原作同様にリムジンオチでは締まりが悪いラストとなってしまいますから、どうしても区切りはオリジナル展開となりそうです。
打倒在全という目的は回収できないでしょうから、途中での標との結託も消滅しそう。
原作では決勝で標が勝ったことになっていますが、その描写は無いので、2期への含みを持たせる意味もこめてライバル標との一騎打ちが始まる・・・という所での終了というオチも有りかな。
個人的にはマツコ・デラックスによるジュンコの怪演が見たいので、一応ギャン鬼編への希望を持たせたラストを望みます(;・∀・)
そして、今回の情報では零のシンボルと言えるリングの存在を確認できないので、勝利条件やそもそものシステムが大幅に変更されている可能性もあります。
実際、色々と改変しないと綺麗に起承転結をまとめるのは難しいでしょうから、完成された原作があるとはいえ脚本の腕が試されそう。
また、零の世界観はカイジやアカギよりも荒唐無稽な部分があります。
ギミックも鉄球や鏖の魔女、クオータージャンプ、ザ・アンカーなど、大仕掛けが多く全てセットだけで再現するのは不可能ですから、CGのクオリティも問われますね。
中途半端な再現度で映像化すると相当陳腐に映りかねないので、より引き立てるための演出も重要となりそうです。
ファンだからこそ、不安も募りますが・・・もちろん期待感はその百倍。
地上波のゴールデンプライム帯ですから、ぜひ素晴らしいドラマに仕上がって全国にゼロフィーバーを巻き起こしてほしいです!
続報を待ちます。