Quantcast
Channel: ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 262

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第305話『共闘』感想 ~ピンチは任務遂行の先に~

$
0
0
探りのオレオレ詐欺をかわしたカイジは、改めて風呂場でお母さんと話し合うことに。
 
今回は居間のTVも消してあります。一度確認も取らせたわけなので、今日は踏み込んでくる事は無いでしょうね。
 
騒動をやり過ごしたことで、ここに至りお母さんも帝愛の異常ぶりを実感。

ついに共通の認識に辿り着きましたね。
見張りに盗聴、そして探りのオレオレ詐欺。
この常軌を逸した執拗さを目の当たりにしては、誰でも受け入れざるを得ないよね・・・。
 
ただ、お母さんとしては一番ショックだったのは電話口でババアと叫ばれた事。いまだに声は20代の自信があるとのことです(;'∀')
まあ・・・自己申告されれば中々否定できませんが、ともかくカイジへの処遇も含めた帝愛への恨みが募ったようで、
是非なし・・の方向で
 
恐らくは想像している争いの次元が違いますからね・・・(;・∀・)
気持ちは有難い限りですが、ここは慌てず騒がずこのままの生活を普通に送ってもらうのが一番
何も知らないことをアピールするためにも、盗聴器は放置する方向で話が付きました。
 
確かに最善ですね。
ただ・・・少し脇道に逸れますが、カイジの父親は既にいません。
亡くなっているのか、あるいは離婚、行方不明・・・いずれの場合にしろ、お母さんはカイジが上京してから5年間一人暮らしを続けている訳です。
 
明るく社交的な性格とはいえ、ふとした時に寂しさが募ることもあるはず。カイジには闘いがひと段落したなら、この実家に戻るか、豪勢な住宅でも用意して親孝行してほしいな。
 
これで今後についての話題は終了し、あとは当初の目的を果たすのみ。カイジはようやく保険証が欲しいことを伝えました。
そしてもう一つ、カイジは携帯番号を書いたメモを渡し、こちらでも携帯を作れば盗聴を気にせずに連絡が取れると話しました。
直接会う事は難しくても、声だけでも確認できれば安心というものですね。
 
カイジは保険証を受け取ると、さっそく撤収。
お母さんとしてはせっかくの機会に何か手料理を振る舞いたいようですが、この家が敵にマークされた火薬庫であることは共通認識です。
 
渋々ながら、一度はその背を見送ることを受け入れましたが・・・
徐に立ち上がると、カイジを風呂場へ誘導。
 
その目的は・・・
他意は何もなく、ただ顔を見たいだけ。
ですが・・・カイジは渋り続けるため、顔に入れ墨でも入れたのかと疑いの目を向け始めました。
 
頬の絆創膏の下は大きな切り傷。
まだそれは単なる怪我で押し通せるかもしれませんが、カツラに隠れた左耳の切断痕は堅気の仕業でないのが明白です。
それがバレてしまえば、連鎖的に軍手も疑われて指の切断まで露呈してしまうかも・・・(;´Д`)
 
そうなれば最悪。今すぐすんなりと家を後にすることは難しくなります。
話がこじれてしまえば盗聴にも拾われかねませんね。
 
しかし、親に顔を見せられない理由など考え付きようもありません・・・
カイジが苦肉の策で発したのは、
苦しすぎる言い訳w
男なら仮に三十路でも理由にならないと思うけど(;'∀')
 
最後の最後で予想外な追い込まれ方。
次回は金以上に大事であろう家族関係が掛かった選択が描かれる事となりますね。
 
・週刊ヤングマガジン№7(2019/01/29号)より。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 262

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>