Quantcast
Channel: ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~
Viewing all articles
Browse latest Browse all 262

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第315話『拉致』感想 ~白昼のアタック!~

$
0
0
前回、遠藤はカイジ確保への最後の詰めを施しました。
 
運命の突入まで、あとは向かい側のベランダから人が消えるのを待つのみ。
すると、洗濯物を干していた最後の主婦が部屋へ戻りました・・!
 
そして遠藤たちが昇降口に入るまで、その姿を見られなければ・・・突入は無かったも同じこと。

遠藤ら4人はクルマを飛び出すと、ものの5秒でマンション内に侵入。

その姿は、見渡す限りの誰にも目撃されることはありませんでした。

 

4人は踊り場では屈みながら急ぐと・・・落とすべき城、籠城のカイジが潜んでいるであろう部屋へ到着。

 

部下は迅速にピッキングを開始しますが、団地ですから特別な錠でもありません。手練れに掛かればほぼ無音で攻略できる代物です。

 

ただ、問題はその先。

開錠後にチェーンロックが掛かっていた場合は、携えた強力なペンチでぶった斬る他にありません。

その作業は無音では不可能ですね。

 

それにカイジが気付けば・・・ひと騒動に発展し、近隣住民からの通報に繋がりかねません。

 

しかし、遠藤はその可能性は薄いと読んでいました。

この部屋に訪ねて来るのは帝愛だけとは限りません。

 

もし母親が戻ってきた場合、

問題だ!
 
一人暮らしにおいて、帰宅のノックは不要。
これまでの8日間で一度も行っていないのですから、母親の癖という可能性も否定されます。
 
あるいはセールスマンなどの来客のノックを母親と誤認して開けてしまったなら、会話を拾われた時点でアウトとのこと。
・・・それは開ける前にドアスコープで確認するでしょうから有り得ないと思いますが、ともかくチェーンロックによって起こり得るアクシデントはカイジも想像したはず。
 
恐らくは部屋のどこかで石のように不動を貫いているだけ。
遠藤がその姿を想像していると・・・ピッキングが完了しました。
 
ゆっくりとドアノブを回し・・・いざ、
静まり返った室内・・・カイジの姿はありません。
 
遠藤としては、ギリギリまで気付かせないことがアドバンテージ。
唯一防ぎようのない、鉢合わせでの騒ぎを回避できました。
ここまでは理想的な展開。
 
そして部下3人に風呂、居間、寝室の戸に手を掛けさせると・・・
自身が手を掛けている入り口ドアの音を消すため、
閉めると同時に特攻のサインを出しました!
しかし、いずれももぬけの殻!(;''∀'')
 
こたつの中、布団の中、ベッドの下、襖の収納棚、どこにも隠れていません。
忽然と姿を消してしまったのか・・・?
↑編集w 全くその通りで(^^;
 
万全を期しての突入は不発に終わるのか、遠藤の直感は現実なのか・・・
その結果は、次回の最新話で明かされることとなります。
 
・週刊ヤングマガジン№20(2019/04/15号)より。

Viewing all articles
Browse latest Browse all 262

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>