一気更新、都合21話分・・・漸く辿り着きました。
カイジ最新話、感想です。
前回、遠藤は遂にカイジの実家へ侵入!
しかし・・・積み重ねた営為が報われることはなく、カイジの姿は見当たりませんでした。
とはいえ、懸命に策を紡いできたのです。
遠藤は自分の目で確かめなければ気が済みません。
靴箱や収納の奥など、部下の見過ごした空間をくまなくチェックしますが、
やはり、影も形もありません。
もはや残るは一ヵ所、風呂場だけとなりました。
ただ・・・傍受班の報告にもあったように、風呂場はカイジがいたと思われる最有力候補ですね。

いやいや見とけよ!!(;'∀')
風呂場で人が隠れるとすれば浴槽しかないでしょ・・・w
この緊迫感溢れる大詰めで、まさかのチラ見で済ませたのか!?
それで確認した気になったとは・・・逆に大物かもしれないな。
開いた口が塞がらないぞ( ゚Д゚)
とはいえ、遠藤としては一安心。
浴槽にいるなら、カイジは最後の瞬間まで声を上げることはない。
そして圧しかかるだけで確保できますから、取り逃がす可能性もゼロ。
成就の瞬間を目前に・・・遠藤はこれまでの苦労を回顧しました。
今日は、黒崎による招集がかかってからちょうど10日目。
その間、手掛かりすら掴めずに悶々とする日々を送ってきました。
日に日に上からの圧力も増す中で、引き受けたことを後悔していましたが・・・
遂に、努力の報われる時が来た。
やはり地道な営為は、とどのつまり裏切らない・・・
この捜索劇もフィナーレへ・・・!
さあ・・御開帳だ!

・・・しかし空っ・・・!(;^ω^)
まあ・・・でしょうね。
これでカイジが寝っ転がっていたら相当間抜けな画ですよ・・・w
熱気を帯びたシーンですから非常に申し訳ないですが、カイジの策がほぼ露呈している以上、これを遠藤たちと同じテンションでハラハラしながら読むのは無理というものです。
遠藤は狼狽しますが、まだ可能性があるとすれば一つ。
こちらの気配を察し、いち早くベランダから逃走したのか・・・?

そらそうだ。もしベランダから逃げたなら、正面から見張っていたこの二人が見逃すはずもない。
遠藤は縋るかのように傍の洗濯機を開けますが、もちろん空。
これで一切の疑う余地無く、この部屋にカイジは存在しないことが証明されました・・・!

遠藤としては確信を持って踏み込んだものの、結果は虚しい空振り。
悔やむに悔やみきれない結末となりました。
4人はピッキングで施錠し、迅速に撤収。
住人に目撃されるという最悪は避けられたものの、拉致は失敗に終わりました。
あまりにも不可解かつ不条理な、カイジの消失。
あるいは最初からここに来てすらいないのか・・・疑心暗鬼が渦巻く中、捜索は完全なる暗礁に乗り上げることとなりました。
なるほど・・・どうやらこの実家編、カイジVS遠藤はカイジの完全勝利の形で一区切りがついた格好ですね。
僅か1日の間に紆余曲折ありましたが、無事に保険証を貰うミッションは果たされたようで何より。
チャンの遠征も然り、終わり良ければ全て良しとはこの事ですね。
保との入れ替わりが行われていたなら、フルフェイスを被ったカイジがマンションを出てから既に2,3時間は経過しています。
となれば、遠藤による脅威はもはや過ぎ去ったもの。
チャンマリと合流し、いよいよ預金へと動くことになります。
次回はカイジの居場所や、策の種明かしが明かされるのでしょうか。
脱出編の新たな展開が楽しみですね(^^♪
・休載ターンと合併号の兼ね合いにより、次回は5/13発売号です。
・週刊ヤングマガジン№21(2019/04/22号)より。