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Channel: ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~
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賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第277話『歓待』感想 ~風呂上がりの一杯~

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感想の前に、前更新分について
 
単刀直入に言えば、先日行われたリアルカイジGPを不参加に終わったという報告です。
しかし経緯が経緯だけに放心状態となってしまい、勝手ながら初めてのアメンバー限定記事とさせて頂きました。
 
現在まで40を超える申請をいただき、ご心配とお手数をお掛けしてしまいすみません。
GPについては縁が無かったと切り替えます。
 
 
 
以下、今週のカイジ感想です
 
前回まで、軽トラを廃棄するも交通手段を失ったチャンは、怪しげなおじさんの自宅で1泊することに。
 
翌朝には最寄り駅へ送っていただく約束となりましたが、どうやらおじさんはチャンを不法投棄者と疑っている様子もありました。
 
何度も警察から表彰を受けていることも判明しましたから、お世話になりつつも隙を見せてはいけませんね。
 
しかし疑われていると知らないチャンは、促されるがまま疲れを癒やしに風呂へ。
 
そこは廃屋じみた外装通り、お風呂というよりむしろ汚風呂!

二日間不眠不休で気を張りっぱなしでしたからね・・・それは気持ちいいだろうな。
 
しかし存分に寛ぐ間、ナンバープレート等が入ったカバンは無防備に晒されてる状態。改められればそれまでです。
 
おじさんは着替えや食事を用意していたのでその気は見せませんでしたが、チャンは気を抜きすぎじゃないか・・・?

風呂から戻ると、テーブルにはシューマイ、餃子、アジフライ、イカ焼き等が並んでいました。
いや「すいません」じゃないでしょ(°д°;)
なぜ勧められるがままに酒飲んじゃうの!?
 
前回のラストではやんわりと断っていたのに・・・どうした。
ここへ来て危機感が欠如してるな。
 
しかし考えてみれば・・・この酒は風呂上がりの一杯ですし、並んでいるのは酒のつまみに最適な一品料理ばかり。
 
作為的に酒を断りにくい流れを作っているのか。
このおじさん・・・ますます怪しい。
 
 
二人は談笑しますが・・・
いつしか話題はおじさんの自虐ばかり。
 
どうやら泣き上戸らしく、もはや将来も希望もない、残る式といえば葬式だけ・・・
そんな弱音の嵐がチャンを襲います。
 
しかしチャンの経験上・・・仮にその生きざまが路傍の石同然でも、生きてさえいれば浮上のチャンスは巡ってくるはず。
 
必死の励ましを受け、おじさんはようやく顔を上げました。
哲学的路線に話が進むかと思ったらシャレ落ちかよw
どこか黒沢の茜ばあさんを思い出すな。
 
 
一方・・・
栃木の空き家に潜むカイジとマリオは、就寝前にチャンの動向を想像していました。
 
その細心かつ慎重な性格からして、天候不良や事故による足止めは避けようとするはず。
既に遠方の地からは離れ、こちらへ向かっていると予想しました。
チャン実はまだ
広島の片田舎!
 
98年といえば携帯電話の普及率は3割程度。
当然3人は持っていません。
 
連絡を取れないため二人は楽観していますが、現実はそう甘くありませんね。既に順風は途切れています。
 
そして日付が変わった頃・・・
・・・何してんの!?完全に出来上がってんじゃねえか(@Д@;
もう二人はベロベロ。
 
目覚ましを5時にセットして寝床に付きましたが・・・
こんな状態で起きられるのか。
 
すぐに運転が控えているというのに二日酔いも心配だよ・・・。
 
・・・チャンが爆睡する横で、おじさんは起きたまま!(´Д`;)
 
何を狙っているのかは・・・もはや推して知るべし。
これは大ピンチだろ。
 
 
風呂とつまみで酒を断りづらくして、無視しづらい長話で深酒を誘う。
より深い眠りへいざなうための仕掛けにまんまと嵌ってしまった。
 
しかも、おじさんは随分と人に触っていないから・・・と理由を付けてチャンと手を繋いだまま寝ています。
 
これも一見すると人肌が恋しいピュアな老人、というだけですが・・・
人間は就寝時に脳や体を休息させるために、代謝量を減らそうと体温が2℃ほど下がります。
 
つまり確実に眠ったかどうかを計るための策なのでしょう。
 
これも先に孤独をアピールする自虐的な語りがあったことで、手を繋ぐ行為への不自然さを消している。
 
なんだ・・・とぼけた振りして、着々と策を積み重ねてる。
この小慣れ様は初めてじゃないな。さすがに何度も表彰を受けているだけありますね。
完璧な摘発へのプランが出来上がっているのでしょう。
 

 

しかしチャンはここに来て情けないな・・・。
風呂はまだしも酔いつぶれる寸前まで酒を煽るなんて、23億円が賭かった逃走という事を忘れてないか・・・。
 
おじさんに対する警戒が全くゼロに近いというのも解せない。
 

このままではチャンが目を覚ました頃には5時などとうに過ぎ、警察がすでに辿り着いていた・・・という流れでしょうね。

 

問題となるカバンはチャンの頭上に普通に置かれたまま。

特に細工する時間もありませんでしたが、実は既に手を打っている事を祈ります。

 

ここからどのようにして通報・逮捕を回避するのか、おじさんは想像以上に手強いようですし、事態は厳しくなってきましたね・・・。

 

次回は休載。

先が気になる・・・!

 

 

・週刊ヤングマガジン№17(2018/04/09号)より。


賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第278話『民泊』感想 ~蒼白の三日天下!?~

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前回まで、広島で軽トラの破棄を終えたチャンは、見知らぬおじさん宅に一泊することになりました。
 
翌朝に最寄り駅へ送って貰うことを注文しましたが、身の上話に乗せられて深酒に付き合ってしまいました。
・・・果たして無事の帰還を果たすことが出来るのでしょうか。 
 
そしてチャンは精魂尽き果てたかのように、2日ぶりの安眠を貪りました・・・。
 
 
そして、翌日。
チャンは寝ぼけ眼で起きだしますが、すぐに戦慄が走ります。
 
ひと眠りで5時起床の予定でしたが、それは明らかに熟睡した時の感覚でした。(@Д@;
 
慌てて目覚ましを確認すると・・・!

→うわああっ!
は・・・8時!?
嘘だろ。( °д°)

 

チャンは絶叫と共に飛び起き、居間にいるおじさんに詰め寄りました。

 

当然、目覚ましが鳴らなかったのもおじさんの仕業。

前回ラストで目を開けていたのは、チャンの寝入りと同時に目覚ましを止めに行くためだったのですね。

有難迷惑ここに極まれり・・・。
カイジには午後の帰還を約束していましたが、これで夕方から夜の時間帯にまでずれ込むのは確実ですね。
 
取り敢えず食事を勧められますが、チャンは居ても立ってもいられません。
 
即座にパジャマを脱ぐと、おじさんにも間に合う次の電車への支度を促しました。
 
しかし・・・
もはや廃人 アル中一直線だ
酒はからと決めておる!
 
( ´_ゝ`)・・・
 
 
・・・ん?(゜д゜;)
ひ、昼・・・から・・・?
 
まさか…!?
 
外へ駆け出したチャンが目にしたのは…
そう・・・8時とはつまり、20時。
疲労困憊していたチャンは、何と20時間近く爆睡してしまったのです。
 
しかも…この光景が意味するものは、帰還が引き延ばされたという事だけではありません。
 
事態は想像以上に逼迫していたのです。
それは、今は栃木にいるカイジが最初に気付いていました。
それは不法占拠や不審物対策などの防犯上の理由ですが、とにかく3日以上使用されたままのコインロッカーは勝手に開けられてしまうのです。
 
駅員に6億という大金が見つかれば、当然警察に通報が行きます。
その時点でやはり国庫行き。
持ち主に名乗り出ても、経緯を尋ねられては窮するだけなので自らの首を絞める行為ですね。
 
 
チャンの遠征を振り返ると、
廃屋から出発したのは2日前の昼過ぎ。コインロッカーに6億を預けると夜通しで広島へ向かいました。
そして翌日の日中にトランクやトラックを破棄し終え、おじさん宅へ一泊。
つまり今回目覚めた時点で丸二日以上が経過しているため、夜が明ければリミットの3日目を迎えることになります。
 
二人は未だに帰還を果たさないチャンを心配しますが、今夜中がデッドラインなのは誰よりもチャンが分かっているはず。
仮にアクシデントに見舞われているとしても、その冷静沈着さで乗り越えるはずと信頼する他にありませんでした・・・。
 
 
しかし・・・足掻こうが喚こうが、チャンはまだ広島の片田舎。
絶望に身をくねらせるチャン・・・
泣き喚く気持ちはよく分かります。

 

ただ・・・寝過ごして・・・6億がパー・・・!?(O_O)
そんな結末・・・嘘だよな。
 
 
ここまで、チャンは過ぎたるは猶及ばざるが如しと言える慎重さで事を運んできました。
それは危うさを含みつつも、徹底することで初めて成り立つ方針です。
 
しかし疲労が蓄積していたとはいえ、深酒をやらかして熟睡の理由付けしてしまったのは愚行と言わざるを得ません。

 

タイムロスを惜しまない裏工作を経たにも関わらず、最後の詰めを誤ったのは痛すぎますね。
 
 
それでもチャンは帰らねばなりません。
しかし最寄り駅までは徒歩で約10時間。終電には全く間に合いません。
やはり改めて明日一番で送ってもらい、6時過ぎの始発に乗り込むしかないのか・・・。
 

その場合も帰還は明日の夕方近くとなりますが、問題は駅員によるロッカーの点検時刻ですね。

それが始業直後ならアウトですが、終業近くであれば間に合うはず。

その可能性に賭けるしかないのか。

 

結果論ですが、おじさんを警戒しすぎずに無理矢理にでもタクシーを呼ぶ方が正解だったのかもしれませんね。

 

 

ところで・・・本当におじさんは単なる世話好きのお節介焼きだったのでしょうか。
 
今は午後8時。
チャンのカバンを探って不法投棄者と確信したなら、通報して警察が駆けつけるだけの時間は十分にありました。
しかし全くそんな素振りを見せずに、ただ温かく接しているだけですね。
 
散々おじさんを怪しげに描いていたのは演出上のフェイクだったのか、あるいは通報済みで、今まさに警察が向かっているところなのか。
 
わざわざ片付けた賞状の数々がどうしても気になるのですが・・・まだ判断が付かないな。
 
あるいは誰もが最善を尽くしたにも関わらず、結果的には6億の損失に繋がってしまう・・・
そんな堕天録に蔓延る混沌の因果が描かれているのかもしれません。
 
 
そして例の痴漢防止ポスターや白木家の存在など、カイジ側にも不吉なフラグは残っています。
 
果たして3人は無事に勝ち金を手にできるのか、
まだまだ茨の道が続きそうですね。
 
 
・週刊ヤングマガジン№19(2018/04/23号)より。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第279話『喝破』感想 ~優しいおじさん~

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※今回、どうしても画像がぼやけるので一部について調整しましたが、やや失敗。シャープネスのバランスが難しく、逆に見づらくなってしまいました(O_O)
 

 

前回、いざ始発で帰還するはずのチャンでしたが、おじさんの有難迷惑もありまさかの大寝坊。

既に日は落ち、このままでは6億円を預けたコインロッカーの解錠に間に合いません。

 

絶望し阿鼻叫喚するチャンでしたが、思い切り感情を出し切ったことですぐに回復。
落ち着きを取り戻すと、必然的にあることに気づきました。
 
そう・・・ロッカーの解錠が明日だとしても、それが早朝とは限りません。

朝一には間に合わずとも、まずまず陽の高い時間帯であれば解錠前の可能性はありますね。

 

 
そしておじさんの記憶では、最寄り駅の終電は21:40。
 
それなら約2時間で広島には到着しますから、翌日6:03の始発の新幹線に乗れば午前10時には東京。
正午にはコインロッカーのある駅に辿り着けます。
 
今は20:10を過ぎた所ですから、車を飛ばせば間に合いますね・・・!
そうだね、最早それしか手段は無さそう。
ここは何とか無理を通して、ナビゲートを兼ねて同乗していただくしかありません。
 
前回コメントのpppさんの予想が的中した形となりましたね。
 
おじさんには面倒を掛けるお礼として、とにかく金に糸目は付けずに駅付近で豪遊してもらうことになりました。
 
すると、気を良くしたおじさんは最寄り駅の2つ先に泊まりたかった施設があるらしく、食事のためにも2泊したいとのこと。
あぁ、そういう宿泊所ねw
まあ6億円のために数万を惜しむのは愚かですし、この際存分に望みを叶えて差し上げよう。
 
結果的に上手いことWIN-WINの関係を築けましたね。
チャンはおじさんを急かしながら、ダッシュで支度を済ませました。
 

 

そして・・・遂に出発。

 

すると道中、おじさんは必死なチャンに申し訳なく思ったのか、いつも旅人にたかっている訳ではないと呟きました。

・・・な!(´Д`;) 何故それを・・・。
 
しかし当然というべきか、今回旅費として持ってきた24,5万が入った封筒は、ナンバープレートや車検証、コインロッカーの鍵と共にカバンの中。
 
おじさんはその全てを昨夜に確認済みでした。
 
※ちなみに・・・前回コメントより、予想屋さんによると寝る前と起きた時ではカバンの向きが違ったようです。
前回の時点でおじさんが中身を確認していたというヒントがあったのですね。
鋭いご指摘をありがとうございました。
 
 
そしてチャンの魂胆も筒抜け。
おじさんはしばしば巨大迷路への不法投棄者を通報し、何枚も感謝状を貰っていることを明かします。
つまり証拠は充分。
今回も同様にチャンを突き出すことは容易でした。
 
しかし、見逃す・・・!
 
 
社会貢献も兼ねた感謝状集めは、おじさんの趣味でもあり生きがい。
しかし、その一種の自己満足的行為にも飽きが来ていました。
 
そもそも先に断っていたように、貧乏な若者をダシにすることは本意ではありません。
 
つまり・・・おじさんが昨日確認したところ、チャンの乗り捨てた軽トラには衝撃痕や血痕は無し。
恐らくは盗難車とはいえ、事件性や反社会的組織との関わりが薄いことは分かります。
 
さらに、チャンがヤクザの手足の人間であれば、携帯電話は持っているはずですし、そもそも復路用の車が付いてくるはず。
 
そして強引にキーを奪う事もせず、頭を下げて見返りまで用意する姿に、半グレや小悪党の線も消えました。
 
全てはチャンが不法投棄者とはいえ、その根が善人である証拠。
 
恐らくは悪い先輩に盗難車の処理を押し付けられ、脅された・・・
不幸な青年というただそれだけ。
一文にもならない感謝状と引き換えに、幸薄い青年をさらに不幸にして良いはずがない・・・。
 
ならば男の夢!
与えられた将軍コースに浸ることを選んだのですね。
 
 
・・・何という漢気でしょうか・・・。
軽トラの破棄に至る理由こそ外していますが、およそ身の丈に合わない大金の為とは予想できるはずもありません。
 
これほどほぼ完璧に見透かしていながら、それでも見逃すとは。
ほとんど奇跡のように融通の利くおじさんでしたね。
 
 
とどのつまり、人間は自分本位・・・
自らの生き甲斐を曲げてまで、赤の他人の未来を案じることはそうそう出来ることではないと思います。
 
チャンの帰還についての正否は問わずとも、この時点で脱出編におけるおじさんの貢献度の高さは言うまでも無いものとなりました。
 
 
これは全力での土下座案件が来たな。
 
初登場時から前回まで、一貫して裏の顔を隠した人間だと疑ってしまい・・・本当に済みませんでしたm(_ _ )m
おじさんのお陰でチャンが・・・いや、3人が救われそうですね。
 
 
未だに氏名不詳であることも含めて、これはカイジ史上二人目となる『優しいおじさん』の称号を認定したいな。
今回のおじさんが見せた心意気には軽く感動してしまいました。
 
 
ただ、裏を返せばチャンの溢れる誠実さが無ければ、おじさんは躊躇うことなく警察へ突き出していたかもしれません。
 
今となってはミスを犯しても自棄にならず、大金が懸かっていても人道を外れなかった。そんなある意味当たり前の真人間であり続けたチャンも称えたいです。
流石は救出ゲームを潜り抜けた男と言ったところでしょうか。
 
 
さぁ、あとは真っすぐ栃木へ向けて帰還するのみ。
これ以上のトラブルが振りかからないことを祈り・・・
 
・・・たいところでしたが、
今回も、非常に気になる描写がありました。あってしまいました。
 
二人が出発する直前のこと、

チャンは慌てていた為に気づいていないようですが、

服が洗われたという事は・・・

 

(↓273話より)

この時ポケットに入れた住所のメモが・・・

まさか失われたのでは・・・!?(@_@)
 

んー・・・おじさんの有難迷惑再び・・・!?

勿論、それでも先の配慮への感謝は変わりませんが、場合によっては痛恨の一手となるかもしれませんね・・・。

 

チャンがメモを見返さずとも記憶しているならそれで問題無いのですが、これだけ激動の3日間でしたから怪しいかもしれない。

 

となると、明らかな伏線だったカエルポスターの存在が唯一の道しるべとなるのでしょうか。

 

 

 

つまり、

 

カエルを目指して・・・帰る()

 

 

 

・・・・

 

 

 

・・・・二度目のm(_ _ )m。
 
 
・週刊ヤングマガジン№20(2018/04/30号)より。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第280話『奔走』感想 ~翼をください~

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前回、まさかの大寝坊をやらかしたチャンはおじさんを説得。
 
カローラに乗り込み走り出しました。

到着・・・!

 

ダッシュで終電に滑り込み、チャンはようやく一息つきますが・・・

汗だくのおじさんは、横目で物欲しげな視線を送っていました(;^_^A

結果的におじさんは役得でしたね。
 
チャンはおじさんだけ乗り遅れてくれた方が出費が少なくて済んだ・・・と悔やんでますが、二泊して車も貸して頂いたんだから対等でしょ・・・?
そんな渋い顔で睨むのはおかしいよ。
 
しかし6億円確保の為とはいえ、これで現在のチャンの所持金は7万余。
今後の新幹線代等を考慮すると大して余裕はありません。
 
チャンがまだまだ前途多難を思う中、おじさんは夕月楼へ向かうために途中の山路駅で下車。記憶に残る名脇役でしたね。
 
互いに駆け引きを打つこともありましたが、結果的には笑顔での別れとなりました。良いコンビだったな。
 
 
残されたチャンは、その後三次駅で乗り換えると・・・
予定では翌朝6:03にのぞみに乗って10:21に東京入り。
そしてプラス2時間、正午を回った頃に目的のコインロッカーのある志野駅に着くことになります。
 
 
ちなみに現在のダイヤでは11時過ぎには栃木に到着できますが、作中は20年前。
架空設定である志野駅が実際の何駅にあたるのかも不明ですから参考になりませんね。
 
コインロッカーの点検は駅にとって雑務ですから、通勤ラッシュが始まる朝に優先する作業ではありません。
 
つまり本当ならせめて昼前には到着したいところ。
 
チャンとしては、またも足止めを食らう状況にもどかしさが募ります。
 いま 私の願いごとが 叶うならば 翼がほしい・・・
 
中国育ちのチャンが思うはずはありませんが、懐かしの某合唱曲が過りました(^_^;)
しかし、まさにその心境だろうね。
 
チャンは不毛な停滞を受け入れられませんが・・・その目の前には連なるタクシーの列がありました。
 
このまま無為に駅で一夜を明かすより、また高速を使って一晩ひた走る方が幾分早いはず。
実際、広島から東京までは約10時間、栃木までは11~12時間ほどで到着するようですから、2,3時間の短縮にはなりそうです。
 
深夜帯ですし、時期としても2月の終わりですから大渋滞に巻き込まれる可能性も低そうですね。

 

早速一台の運転手に東京行きを申し出ました。
そりゃあ耳を疑うよね。
チャンは到着してしまえば6億手に入るのでお金の心配は不要と考えたようですが・・・
・・・でも代金を払わずに一度駅前で降りるわけですから、乗り逃げを疑われないか心配だな。
 
というより、このページ・・・チャンの頼み方に違和感がある。
 
東京行きを頼んだということはそこで代金を払うわけで、6億の入ったコインロッカーの志野駅は東京にあるということ。そこでカバンを取り戻し、改めてカイジとマリオのいる栃木へ向かうわけですよね。
でなければ正確には、などと言わずに最初から栃木までという頼み方で十分です。
 
しかし、先ほどのチャンの話では電車を使った場合、10:21に東京駅を出たなら志野駅に着くのは正午過ぎ。
 
東京内の乗り継ぎだけで1時間40分以上・・・という疑問もありますが、それよりも志野駅はカイジたちがいる廃屋の最寄り駅のはず。その廃屋は栃木にあります。
東京と栃木は隣接しているわけでもありませんし、東京に向かおうとしているのは諸々含めておかしくないか・・・?
 
それとも何か考え違いをしているのでしょうか。
・・・ちょっと混乱。
 
腑に落ちない点は他にもありますが、話の途中なので最後にまとめます。
 
 
そして運転手は会社へ長距離走行の許可を取ると、東京までは30万近くかかることについて釘を刺しました。
 
先述の通り、チャンは十分支払えると答えますが・・・

運転手側としては当然、支払われる保証もなく夜通し走行するわけにはいきません。

 

しかも30万と言えば1か月分のあがりに相当。

チャンはその後も駐車しているタクシーを片っ端に回りますが、見るからに幸薄い風体のチャンを誰も信じられません・・・。

今の流れではタクシーに乗ったら乗ったで災難に遭いそうですが、それでも無為に留まるのは不安でしょうね。
あるいは予約なしで乗車できる高速バスがあれば使う手もありかな。
 
割とテンポよく事態は進展している気はしますが、まだまだ先が読めませんね。
 
しかし、これは前回コメントでファイネスさんや予想屋さんから予想を頂いているように、痺れを切らしてカイジたちが先に駅へ向かっても駅員の点検に横槍は入れられません。
チャンが住所のメモを失っている可能性が高いことも含めて、両者のすれ違いが更なる被害を生み出しそうで怖いな・・・。
 
 
※今回の疑問点続き。
冒頭のおじさん宅から駅へと向かうドライブについて、ナレーションでは二人が「島根の田舎道を疾走」とあるのですが・・・広島じゃなかったのか。
何度も「広島の片田舎で停滞中」という説明がありましたよね。
 
二人が乗車したのは鶴ノ巣。
架空の駅名ですが、地名としては広島に存在します。
(↓図の青チェック地点)
しかし、利用した三江線は図中の三次から北西に伸びている路線です。
よってチャンは島根から南下し、三次駅で芸備線に乗り換えて広島に到着。鶴ノ巣のある地点には近付いてもいないことになります。
 
おじさんが下車した山路駅も架空だったように、鶴ノ巣も偶然広島に存在していただけで架空の設定だったようですね。
 
つまりおじさん宅は島根との県境付近にあり、地理的に最寄り駅が県内ではなく島根の鶴ノ巣だったため、仕方なく目的の広島駅とは反対方向にクルマを飛ばしたという解釈でしょうか。
 
1時間半をかけて島根へ北上するならその時間で県内側へ走らせるべきなのでは・・・とも思いますが、山奥でしたから道筋も限られていたのかもしれません。
 
ただ、今回のチャンは鶴ノ巣から広島までを1時間40分で移動していますが、実際は三次ー広島区間だけでそれ以上かかります。
 
 
ちなみに三江線については、今月1日に全線廃止されたばかり。
時事ネタを絡める為ではないでしょうが、やや苦しい変更に思われました。
 
 
また、6億円を預けたコインロッカーのある駅についても今回は東京の「志野駅」となっていますが、273話では「新中原駅」(恐らく川崎)でした。

地理の細かい変更が今後の展開に影響するとは思いませんが、あまりに謎すぎる・・・。
 
実在と架空の地名が混在しているために整合性を取りづらいのは確かですが、足を引っ張っているのは後付けした変更部分のみ。

 

当初の通りに島根を経由せず、タクシーで東京ではなく直接栃木へ向かえば問題なかったわけです。
わざわざ整合性を崩すように変えた意図が分からない。
 
それとも私が何か盛大な思い違いをしているのでしょうか・・・それも分からない。
・・・疲れた。
鉄道ファンでもないのに広島の路線に詳しくなってしまったよ( ゚∀゚; )
 
そもそもフィクションですし、あまり重箱の隅をつついても仕方ないか。
どうしても細部が気になる性格ですが、本筋に集中します。
gdgdと書き連ねてしまいすみません。

 

 

次回は休載。

今回が合併号なので、続きは3週間後ですね。

長いな・・・( ̄□ ̄;)!!

 

その間にチャンが妙案を思いつくことに期待します。

 

 

・週刊ヤングマガジン№21/22合併号(2018/5/7・14)より。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第281話『悲願』感想 ~運命の朝~

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お久しぶりです()
また間隔が空きすぎてしまいました、という報告も何度目でしょう。
 
この間・・・私事ではスマホがぶち壊れてGalaxyS8に機種変するも、その途端にS9の発売が発表されたり・・・
あるいはGWで仙台へイーグルスを観戦に行くも無残に大敗、そして帰りに寄った中華料理屋が大外れだったり、大学の実習では3人班の他2人が忌引きと病欠となり背負い込まされたり・・・など、だから何だという凡生活。
 
要は特に多忙という訳ではなく、一度習慣が途切れて尾を引いてしまいました。
 
趣味とはいえ、このペースでは趣味と呼べるかも危うい。
せめて週一、出来れば週二で更新する癖は付けます。
 
色々溜めてますし、新たなメディア展開もありましたからネタには全く困りませんね・・・。
 
 
以下、今週のカイジ感想です。
 
前回・・・チャンはおじさんと別れ、遂に広島駅へ到着。
しかし終電は逃したためにタクシーを捕まえようとしますが、東京までは少なく見積もって30万円はかかります。
 
所持金7万あまりのチャンは風体からして信用を得られず、どのタクシーからも乗車拒否。
仕方なく翌朝6時の「のぞみ」を待つこととなりました・・・。
 
前夜の失態を思えば、ひと眠りすることも躊躇われる状況。
チャンは寒空の下、缶コーヒー片手に一人反省会を開いていました。

 

 

惜しむべくは、遠征費として用意したのが中途半端な金額だった事。

素直に帯・100万円のまま持ってきていれば、問題なくタクシーに乗車できていたはずです。

つまり、染み付いていた貧乏性が仇。
知らず知らずのうちに大金を所持することへ恐怖心が生まれていたようです。
 
しかし70数万円を惜しみ6億円を危険に晒すなど、どう考えても馬鹿げた天秤の掛け方。
 
事実、おじさんが車を出す気になったのも、結局は「夕月楼」への宿泊費15万円がモノを言いました。
不測の事態を予想し、2,300万円は持ってくるべきでしたね。
 
 
ギャンブルでは才能があっても張るコマが無ければ話になりませんが、今回の逃避行も6億円の正否を賭けた大博打に違いありません。
 
万能の盾であり、矛でもある金という武器を妥協した時点で、この夜のチャンは覚悟が足りていなかったのかもしれません・・・。
 
 
過去を責めても事態が好転するはずもありません。
しかし、チャンは駅前でクルマの往来を眺めるうちに一つの策に気づいていました。
 
それは・・・一発逆転のヒッチハイク!
しかし、これまで無理に動くことで墓穴を掘ってきたため、チャンは慎重になります。

 

そもそも一発で東京まで直行する車など、そう簡単に巡り合えるものではありません。
 
とにかく出発することが先決となるため、どうしても数台を乗り継ぐ尺取虫の移動となるはずです
深夜から明け方の時間帯、人通りのない山道でのヒッチハイカー・・・

 

しかもチャンは外国人、それも浮浪者オーラが漂ってるわけですから怪しさの数え役満に近い。
絶望的な停滞で朝を迎える可能性は低くありません。
 
そして都合よく捕まえることができたとしても、相手が善人とは限らない。
すぐに深夜の山道に放り出されて有り金強奪・・・
基本ありえない話ですが、チャンは過ってしまった恐怖を拭えません。
 

想像すればするほど、ヒッチハイクはまさに詰みとなる危険ばかり。

やはりこのまま、安全に始発を待つことを決めました。

 

 

そして・・・運命の朝!

チャンは気を引き締めてホームへ向かうと・・・!

夢にまで見た東京行き。
感動しつつも気を張り続けるチャンは、もちろん車内でも余計な出費は避けます。
 
なぜならカイジとマリオがいるのは栃木の志野、
東京で電車が動かず、またタクシーが必要となるかもしれません。
 
チャンは一昨日の夜から何も食べていませんが、これも6億への克己です。
空腹を水でごまかしていると、のぞみは順調に岡山、新大阪、名古屋、そして静岡を越え・・・10:21、東京へ到着!
 
すぐさま乗り換えて浅草駅へ向かうと、目指すは私鉄東武線の先にある志野駅。
 
宿願、懇願、そして悲願だったこの地に、今舞い戻ってきました・・・!
ロッカーの点検が昼の業務だとして、これは微妙な時刻だ・・・
 
ダッシュで向かうチャン。
しかしコインロッカーの看板が見えた瞬間、あまりの懇願に視界が歪み、不安からは眩暈が襲います・・・。
 
おぼつかない足取り・・・
しかしチャンは遂に対峙しました。
うおおお・・・来たか・・・!
 
まさに紆余曲折、艱難辛苦も越えてきた。
頼むよ・・・無事に、ひたすら無事に報われてくれ・・・。

 

毎回怖いな・・・もう。
取りあえず、今回は卒なく移動できたね。
 
前回コメントでも頂いていたように、飛行機などの更なる時間短縮の方法はありましたが・・・今は目先の課題を一つクリアしたことを喜びたい。
 
過程が最善でなくとも、泥水を啜ってでも無事に23億円が揃えばそれで100点ですね。
 
それだけに、ゴールへの道は地雷原の連続。
チャンが廃屋の住所メモを失っていることは一つ大きな問題ですが、寧ろ気になるのはこの間のカイジとマリオの動向。
 
前日の時点でチャンの帰りが遅いことに焦りを口にしていましたから、この瞬間までに何か機転を利かせて行動していたかもしれない。
それが好手だったか、まさか悪手に働いたのか、開錠の結果は来週まで誰にも分かりません。

 

しかしその光景が今後の展望を大きく左右するのは間違いないですね。
 
 
次回が気になる展開の連続。
スピード感溢れる24億脱出編、1巻2巻は6/6に同時発売です。

アニメ・中間管理録トネガワ 追加キャスト情報

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7月より放送のアニメ版トネガワについて、追加キャスト情報が入りました。

 

これまで、主役の利根川をアカギでは鈴木役も演じられた森川智之さんが担当することは明かされていましたが・・・

 

https://natalie.mu/comic/news/282353

今回はチーム利根川がほぼ勢揃い!

キャスト
利根川幸雄:森川智之
山崎健二:羽多野渉
佐衛門三郎二朗:島崎信長
海老谷:八代拓
川崎敏政:西山宏太朗
中田:濱野大輝
堂下浩次:江口拓也
萩尾純一:河西健吾
菊地:青柳尊哉
長田:沢城千春
西口冴子:前田玲奈

 

私は失礼ながら森川さんの他には羽多野さんの名前は見たことがあるだけの知識ですが、皆さんが若手の実力者という事で俄然期待が湧いてきました。

 

そして初期メンバーに加えて西口も登場するので、最低でも5巻35話の新メンバー加入まで描かれるのは確定。

西口役の前田さんだけはまだアフレコ入りしていないとのことで、やはり登場は原作通り後半からとなりそうです。

ちなみに西口と同じ博多出身とのこと。完璧なキャスティングですね!

 

直後の37話には八乙女のエピソードがありますが、八乙女がチーム利根川にいたのはたった2話の間な。

今回のキャストに含まれていないのは仕方ないかもしれません。

 

恐らく30分の1クール(12話)と思われるので、テンポよく進めば現行の6巻(まさやん暴走事件やtwitter騒動)辺りまでは制作できそうかな。

 

 

黒崎やまさやんも含めた追加キャストも気になるところですが、

今回の発表で最も衝撃だったのは・・・


兵藤和尊:津嘉山正種
伊藤開司(カイジ):萩原聖人 ほか

 

会長役として津嘉山さんの続投、そして何と言ってもまさかのカイジ登場確定!

 

萩原さんによるカイジの演技がまた聴けるなんて・・・感涙ものですね。

 

もちろんトネガワはカイジ本編より昔の設定。

本来は登場シーンは無いはずですが、オリジナルエピソードが挟まるのかな?これは最高のファンサービスですね。

 

如何にして絡んでくるのか想像も付きませんが、もしかすると20歳前後のカイジが見られるかも・・・?いやー嬉しいな。

 

そして、本編よりもぶっ飛んでいる会長を津嘉山さんがどのように演じるかも楽しみです。

 

 

また、会見では声優の皆さんがトネガワファンということで、自己紹介ではそれぞれが「趣味はボウリング」とさすがの回答!w

 

しかもアフレコでは全員が黒服にサングラス姿ということで、

アフレコ現場はあたかも帝愛の一室のような雰囲気でしょうか。

なるほど、熱意に溢れてますし、和気あいあいとしてまさにチーム利根川そのもの。

 

アカギとカイジのアニメ化の出来に不満を言っている人など聞いたことがありませんし、今回も本当に制作陣に恵まれていますね。

 

 

また、初期メンバーのうち権田と荻野については今回ではキャストが判明しませんでしたが、荻野役については佐衛門役の島崎さんによって「大先輩」であることが語られています。

権田も49歳ですから一段ベテランの方が演じられるでしょうし、恐らくサプライズポイントとなることでしょう。

 

さらに、原作で出番の少ない長田にはBBQ回で「キンキンに冷えてやがるっ・・・!」のセリフが用意されたとの事。

その辺りの原作にはない細かいフォローもあるのですね。
 

まさか原作超えのクオリティとなる可能性も匂ってきたのか?

期待感が高まってきました・・・!

 

これは覇権獲り待ったなし、かな?

賭博覇王伝零ドラマ情報 ~ゼロ 一攫千金ゲーム~

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世間はまたも福本作品に染まっていく・・・

 

 

ご存知の通り、零が日テレ系列にて7月からのドラマ化が決定!

福本作品ではカイジ、アカギ、銀と金、告白に次ぐ実写化となりました。

 

一人の漫画家から5作品は前人未踏の記録じゃないかな・・・。

これは偉業と言っていいですね。

 

衝撃のニュースから1週間が経過し、公式HPも開設されました。

http://www.ntv.co.jp/0/

 

スルーしてしまい明らかに乗り遅れましたが、改めて情報を確認します。

放送は7月スタート。
日テレ系列の毎週日曜22:30 - 23:25枠となりました。

 

描かれるのは原作1部のドリームキングダム編。

全8巻ですから、約10話あるので十分丁寧に描くことが出来ますね。

 

原作では当時の零は17歳ですが、主演はNEWSの加藤シゲアキさんに決定。

 

原作をトレースした演技は行わないと話されているように、30歳の加藤さんに合わせて設定も進学塾の教員に変更されています。

零のギャンブルは閃き同様、計算や雑学の領域も色濃いので、その説得力を持たせるためですね。

 

また、裏社会では弱者を救う天才勝負師という記述もあり、1部での義賊活動、あるいはギャン鬼編での裏ギャンブラーの顔を指しているのでしょう。

 

資料写真でもゼンマイや歯車などを模した独特な衣装ですし、異質な天才という雰囲気が漂います。

開始時点では原作よりも勝負師として成熟した状態かもしれませんね。

 

 

 

また、NEWSからは手越、増田、小山の三方も出演されるため、メンバーが揃い踏みでユウキ、ヒロシ、ミツルを含めた義賊チームを演じることになりそうです。

恐らくですが、コメントを読む限りでは小山ユウキ、増田ヒロシ、手越ミツルかな。

 

零は少年誌ということもあり、カイジ等とは違って裏切りよりも友情や信頼がテーマ。実際に長年支え合ってきたグループが演じるのに適しているかもしれませんね。

また・・・これは偏見かもしれませんが、ジャニーズファンと福本作品を絵で敬遠する層は被っていそうですから、新たなファン層の開拓にも大きく貢献しそう。

癖のある在全や後藤、ジャック、小太郎、

そして何よりも絶対的な孤高の天才・標の配役も気になりますね。

 

 

 

しかし・・・ここからは不安要素となりますが、まず問題となるのはストーリー構成。

 

今回のドラマでも金神・在全主催による1000億円争奪戦という設定は変わりませんが、

そもそも原作でのドリキン編は、日本代表の代打ち決めの予選という役割でした。

 

日本からは唯一在全だけが参加することとなった、世界の富豪が富を統一させる大博打。

零の最終目標はそこで在全について優勝する、あるいは在全を越えて王となることだったはず。

 

しかし、原作では零がドリキンを勝ち抜き、上位20名程度に残ったところで1部は終了。

例のドロップリムジン以降の決勝戦は描かれず、ギャン鬼編では在全へ挑戦するための資金集めに終始しました。

正直なところ、当初の目的は有耶無耶となった状態です。

 

原作同様にリムジンオチでは締まりが悪いラストとなってしまいますから、どうしても区切りはオリジナル展開となりそうです。

 

打倒在全という目的は回収できないでしょうから、途中での標との結託も消滅しそう。

 

原作では決勝で標が勝ったことになっていますが、その描写は無いので、2期への含みを持たせる意味もこめてライバル標との一騎打ちが始まる・・・という所での終了というオチも有りかな。

 

個人的にはマツコ・デラックスによるジュンコの怪演が見たいので、一応ギャン鬼編への希望を持たせたラストを望みます(;・∀・)

 

 

そして、今回の情報では零のシンボルと言えるリングの存在を確認できないので、勝利条件やそもそものシステムが大幅に変更されている可能性もあります。

実際、色々と改変しないと綺麗に起承転結をまとめるのは難しいでしょうから、完成された原作があるとはいえ脚本の腕が試されそう。

 

また、零の世界観はカイジやアカギよりも荒唐無稽な部分があります。

ギミックも鉄球や鏖の魔女、クオータージャンプ、ザ・アンカーなど、大仕掛けが多く全てセットだけで再現するのは不可能ですから、CGのクオリティも問われますね。

中途半端な再現度で映像化すると相当陳腐に映りかねないので、より引き立てるための演出も重要となりそうです。

 

ファンだからこそ、不安も募りますが・・・もちろん期待感はその百倍。

 

地上波のゴールデンプライム帯ですから、ぜひ素晴らしいドラマに仕上がって全国にゼロフィーバーを巻き起こしてほしいです!

続報を待ちます。

ドラマアカギ・鷲巣麻雀完結編まであと1週間!

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https://www.bs-sptv.com/akagi/

 

放送はこれまで同様、BSスカパー!にて金曜21時から。

全3話ですが、5/25の初回は無料放送です。

 

つまり5~6月はドラマアカギ、

7月はドラマ零とアニメトネガワ。

暑さに負けない熱さがそこにある。

今年の夏は福本作品フィーバーですね!

 

 

予告動画も公開されました。

https://www.youtube.com/watch?v=-kWQY7kh12A&feature=youtu.be

 

ドラマアカギ・鷲巣麻雀編は2015年夏に10話構成で放送されました。

その際描かれたのは、原作では24巻途中にあたる6回戦南2局まで。

アカギが二度目の復活を遂げ、いよいよデスマッチも佳境という所で終了となっています。

 

とはいえラストシーンではアカギが生きて鷲巣邸を後にし、現代の仰木の腕も無事であることが判明。

アカギの勝利は示唆されましたが、消化不良だったのは事実。

 

そこで今回は南3、南4の死闘を描き、正真正銘決着シーンまでが放送されます。

 

 

主役の本郷さん、鷲巣役の津川さんを始め、安岡・仰木・白服の皆さんがパーフェクトに近い演技でアカギの世界観を再現してきました。

その確かなクオリティが私も含めたファンに伝わったからこそ、続編が製作され、そして今回の完結編が実現しました。

 

変わらないキャストが変わらない現場で共演している、その光景を目にできるだけでも嬉しいな。

本来は予定されていなかった続編ですし、機会を設けて下さったスカパーのサービス精神もありがたいです。

 

 

そして予告を見る限り、

CGによる死神の亡霊など、演出面でもパワーアップ。

 

「1枚通れば3枚通る・・・だっ・・・!」のセリフがありますから、第1話だけで南3局が決着するようですね。

 

6回戦南3局と言えば、河底までもつれた鷲巣麻雀最大の死闘。

原作では25~28巻まで跨りましたし、無明の北には誰もが痺れたことでしょう。

 

闘牌のレベルとしても、個人的には鷲巣麻雀の中で一番だと思っています。次点は2回戦オーラス辺りかな。

 

 

ただ・・・6回戦オーラスは2話かけるほど長い闘牌ではありませんから、まさか地獄編が挿入されるのか、あるいは決着してから3年後の手本引き編、鷲巣との邂逅を示唆するラストまでを描き切るのか。

 

わざわざ完結編と銘打って追加制作したわけですから、オリジナルの可能性も含めてすっきりとした相応しいラストが待っている事でしょうね。

 

 

 

ちなみに・・・今回の撮影は昨年9月にクランクインし、クランクアップしたのは11月のこと。

つまり3話の撮影に2か月を要しているのです。

 

実は・・・津川さんが10月に肺炎を患ってしまい入院。

クランクインの時点でもだいぶ体調が優れなかったようで、常に体調を優先しての撮影スケジュールが組まれていました。

 

入院後、撮影が間に合わなかった一部のシーンでは過去の映像を流用、セリフも後で録音したものを繋ぎ合わせるという苦肉の策で乗り切ったそうです。

 

思えば・・・先立って昨年に放送された「竜崎・矢木編/市川編」でも、津川さんの鷲巣は市川の旧友として登場しました。

出演は数分、セリフも僅かでしたが、その時も明らかに衰弱が見て取れたため、非常に心配とショックを覚えたことを思い出します。

 

 

現在ではすっかり回復され、俳優業も精力的にこなされているとはいえ、当時はまさに命を削るような役者魂で撮影に臨まれていたことでしょう。

 

病状を喩えるのは失礼に当たるかもしれませんが、その姿はまさに・・・最終盤の鷲巣の心境と合致するものがあります。

 

特にオーラスでの鷲巣は狂気を越えた達観、明鏡止水の境地に辿り着いていました。

津川さん自身、通常の状態でなかった中での鬼気迫る怪演。それはもはや演技を越えたものかもしれません。

 

ぜひ刮目して楽しみたいと思います。

 

 


※原作アカギも最終36巻が6/27に発売されます。

26年に及ぶ伝説の総決算。

恐らくは「天」のように福本先生によるアカギの制作秘話など、貴重なあとがきが掲載されると思います。

 

ドラマと原作、二つの完結は寂しくもありますが・・・とはいえその瞬間から過去の産物に変わるわけではありません。

当人が決めない限りはいつまでも色褪せることは無いでしょう。

 

純粋な楽しみの1つとして心待ちにします。


賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第282話『開錠』感想 ~現状維持の幸福~

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前回まで・・・紆余曲折を経たチャンは、遂に6億を預けたコインロッカーの前に帰ってきました。
 
 
チャンはなかなか扉を開ける決心が付きませんが・・・とはいえ前回コメントでムーさんが仰っている通り、周囲は静かな平和そのもの。
 
もしロッカーから6億が発見されたなら、事件として立ち入り禁止の措置が取られるなど、警察が駆けつけて騒然としているはず。
チャンも恐らくは無事と、自分自身に言い聞かせて気持ちを落ち着かせました。
 
しかし・・・危険物ではない以上、警察は署に持ち帰って持ち主を待つだけであり、現在は粛々と引き揚げた後かもしれません。
状況証拠だけで真実を推し量るのは不可能です。
 
チャンはようやく肚を括ると、鍵を回しました。
そして歯を食いしばりながらコイン投入・・・!

 

 

一世一代の開錠が行われていた・・・その頃、

 

廃屋のカイジとマリオは、不安に押し潰されそうになりつつもチャンを信じて待機を続けていました。

 

約束していた帰還予定からは、既にほぼ丸一日が経過。

チャンがアクシデントに見舞われたのは間違いありません。

 

もちろん、二人も今日がコインロッカーの使用期限日であることは分かっています。

しかし二人には成す術もなく、ただチャンが間に合う事を祈るばかり。
 
カイジたちが先回りしてロッカーに何か細工していた・・・という心配は杞憂だったようですね。
しかし、考えてみればそもそも二人はチャンが預けた駅名を知らない上に、仮に分かったとしても技術が無いので開錠は不可能。
その技術を持った人を探す時間もありません。
 
しかも行き違いを防ぎ、今ある金を見張るためにもマリオは残してカイジだけが向かうことになるでしょうが、ここで3人がバラバラの単独行動を取るリスクは高すぎる。
 
駅に連絡を取って開錠を待ってもらう、あるいは取り置きしてもらう・・・という場合も、中身が6億円ですから警察を伴った経緯の聴取があることでしょう。
上手く切り抜けられればいいものの、場合によっては逮捕案件ですし、そうなればカイジとマリオの金も危ない。
 
ここは下手に動かずに慌てないのが吉。
チャンへの信頼を動かさないのが正解かもね。


一方、チャンは懇願を超えた祈りに目を閉じながら・・・
遂にロッカーオープン!
 
3日間に渡る苦労の絶えない旅路、そしてカイジたちの待機の選択は実るのか・・・?
 
そこには・・・!
 あああ・・・・・
あったぁぁぁあああ!!!!
(*。◇。) 
 
良かった・・・怖いよもう・・・。
でも正直、あっさり無事とは意外だったな。
 
前回コメントでも消滅していた前提での予想を沢山いただき、いずれの考察も可能性を持った素晴らしいものでしたから・・・なかなかの肩透かしを食らった気分。
 
とはいえ一安心には違いない
神様ありがとう!!
 
奮闘が報われたね・・・!
これは感極まるのも当然。
 
先行きの見えない焦燥から解放され・・・
先ほどまでは歪んで見えた駅前の光景が、今は光り輝くかのよう。
 
幸福とは、とどのつまり現状維持。
全身全霊を捧げても失った時を考えれば、ただ目の前にあるべきものがある・・・それだけで幸せなのかもしれません。
チャンは一人っ子政策に反して生まれた、いわゆる闇っ子。
10歳で母の元から引き離され・・・もう何年が経過したのでしょう。
 
必ずや大金を持ち帰って、正式に戸籍を取って、そして胸を張って母の次男として再会しようね。
間違いなく、チャンは報われるべき人間だよ。
 
 
・・・とはいえ、充実感を募らせているチャンには水を差すようで悪いのですが、駅側がコインロッカーの中身を改めるのは、3日の使用期限が完全に切れた4日目が一般的とのこと。
 
つまり6億がセーフだったのは当たり前、チャンの気苦労はある意味一人相撲でもあったわけです(;^_^A
まあ結果が同じならどうでもいいけどね・・・。
 
 

含み笑いが止まらないチャンですが、まだ完全に気を抜いてはいられません。

家に帰るまでが遠足。
廃屋に帰るまでが破棄遠征です。
 
ここからチャンにとってヤマの2つ目、廃屋探しが始まります。
やはりメモを失っている以上、例のカエルポスターの記憶が頼りとなるのでしょうか。
母親との再会を果たす為にも、まだ油断せずに乗り越えてほしいですね。
 
 
・・・そろそろ、和也側の動向も知りたいな。
あのまま和也がブルーシートの上で目覚めたなら、状況的にカイジが命の恩人であることにも気づくはず。
 
既に完敗を認め、黒服たちに連絡して追手を引き揚げさせているかもしれません。
その場合は24億脱出編そのものが一人相撲の記録とも言えてしまいますが、3人にとっては石橋を叩いて渡るのは当然。
そこは別問題かな。
 
とはいえ脱出編も終盤の様相ですし、逃げ切った後のストーリー展開が気になります。
次の対戦相手は誰なのか、そこに至る動機も含めて、いずれ辿り着く会長戦への道筋がこの章の中で見えてくると嬉しいな・・・。
 
 
・週刊ヤングマガジン№25(2018/06/04号)より。
 
※以前チラッと触れていたトネガワ関連のミニゲームについて、ほぼ完成しました。明日公開します。
 

トネガワ・神経衰弱ゲーム制作

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この度のトネガワのアニメ化を記念して、神経衰弱ゲームを自作しました。

 

制限時間はやや厳しめで120秒に設定。

チーム利根川の黒服15人を見分けて下さい(^∇^)

 

 

ちなみに、トネガワを全く知らない友人は初見で5ペアという記録でした。

顔と名前をリンクさせて記憶するのがコツですから、トネガワの知識が深い方ほど有利だと思います。

アニメ前の予習になるかもしれませんね。

 

 

それでは↓の画像をクリックしてスタート・・・!

クリア後は30秒間隔で各黒服の説明が流れます。

 

また、サイドバーの忍者カウンター下にも配置しておきました。

スマホアプリでは表示されませんが、PCからはいつでもリンクできるので、今後も気が向いた際にぜひプレイしてください(^^♪

 

 

ちなみに私の最高記録は59.3秒残しなので、ぜひ夢の1分切りを目指してください。

複数人での対戦も面白いと思います。

 

ご感想、好記録などありましたらコメントで報告をお願いします。

 

 

※こちら↓のサイトより、ソースを利用させて頂きました。

http://hesonogoma.com/snap25/

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賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第283話『不覚』感想 ~忘却の地へ~

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前回、事後工作を完遂させたチャンは無事に6億円を確保。
あとはカイジとマリオの待つ桜町の廃屋へ戻り、改めて高飛びするのみとなりました。
 
約束から1日遅れての帰還に、二人も一日千秋の思いで心配していることでしょう。
 
チャンは早速タクシーを呼び止め、廃屋への行き先を告げようとしますが・・・
ポケットの中に折り畳んだはずのメモがありません。
 
その代わりに出てきたのは・・・

ぅああっ・・・(O_O)
恐れていた事態が現実に・・・。
 
チャンは瞬間、謎の紙屑に呆気に取られますが・・・それは直ぐにフラッシュバック。
目覚ましを止めた件もそうですし、おじさんの善意がまたも裏目に働いてしまった(  ゚ ▽ ゚ ;)
 
しかし・・・逃走の明暗を分けるメモでしたから、無造作にポッケに突っ込んだのはお粗末な危機管理だったな・・・。
遠征資金の25万と一緒に封筒に入れたり、靴底にも忍ばせたり、複数枚は書いてリスクを分散させるべきだった。
 
チャンは近場の喫茶店に場所を移しますが、字も消えた皺々のメモでは復元も不可能。和やかな店内で一人、頭を抱え続けます・・・。
 
とはいえ、あくまでメモはド忘れした際の保険。
せめて桜町の名だけでも覚えていれば問題ありませんが・・・
えええ・・ウソん!?
せめて覚える気は持っていてほしかったよ(@_@)
 
しかもあの時は最寄り駅を探してフラフラと走行していたため、廃屋からの経路も不明。
要した時間は25分程度でしたが、それも最短距離とは限りません。
 
住所が分からず、その範囲も絞れない・・・もちろん他人に廃屋の外見を伝えるわけにもいかない。
帰還への手掛かりは完全に失われてしまったのでしょうか。

 

 
余談ですが、「全く」は「全ったく」とも表記するのか・・・?
初めて拝見しましたが・・・使用の正誤はともかく、やはり福本先生のワードセンスは独特ですね。
 
 
もはや万事休すと思われた・・・その時、
チャンの脳裏に甦ったのは、まさに問題のメモを取った時の光景。
(↓273話より。)
引っかかったのは、最後のチャンの笑み。
住所をメモしただけですが、何が可笑しかったのでしょう・・・。
 
このタイミングで過った以上、その小さな疑問が重要なヒントであるはず。
 
次第に鮮度を増す記憶・・・
そして貫いた衝撃に、チャンは思わず立ち上がります・・・!
 
それは住所ではなく、表札の名前!
なるほど白木屋か。
 
・・・光山やチャンと一緒によく行ってたのかもね。
(↓和也編8巻72話のマリオの回想より)
 
個人的に思い入れのある苗字というのは、確かにありますね。
 
例えば福本、赤木、兵藤あたりは現実でもたまに見かけますけど、必ず私は先に漫画の方を連想してしまう。必然的に記憶に残りやすい。
ふと思い出すのもよく分かる。
 
 
そして、幸いなことに白木は珍しい名前。
苗字の順位としては895位、全国に2万人程度とのことですから、この付近の「白木」さんに絞れば片っ端に当たってもさほど時間のかかる事ではありません。
 
チャンはさっそく喫茶店の電話帳を借りると、白木探しを開始しました・・・。
このハローページ大作戦は成功するのか・・・?
 
白木は和也に付いている黒服の名前なので、それを頼りにする展開は不穏ですが・・・まずカイジと合流しなければ話が進みません。
 
またも回り道な作戦ですが、現状ではベストな方法には違いない。
 

 

今度こそ真っすぐ再会まで至ってほしいところですが・・・
そう簡単に事は運びそうにありません。
 
 
mochiさんより、表札についてご指摘を頂きました。
 
それは・・・この表札の文字、
本当に「白木」でしょうか・・・?
(↓273話)
「臼木」なのでは・・・?
 
・・・
 
・・・・!?(°д°;)
 
よく見ると、確かに4画目が途切れてますね。
3画目の始点も離れてますし・・・
臼に見える、見えるううう!!!( ゚∀゚ )
 
 
今回のチャンの回想上では4画目が繋がっていたので完全に「白」ですが、
これは居酒屋の白木家に引っ張られた記憶でしたから、無意識に補正してしまった可能性が強い。
 
黒服の名前に設定したことについても、
偶然出くわす為の設定であれば「白木」である必然性はなく、よりによってカイジの潜む廃屋の側に自宅があるというのはご都合感満載でした。

 

しかし、臼木を白木と断定させるための読者へのミスリードであれば、さり気ない上に必然性のある苗字だったことになります。
伏線とすればこちらの方が鮮やかかな。
 
ちなみにチャンの回想では表札の地番も微妙に違っていますが、それは全く(全ったく)記憶していないはずなのでテキトーな描写というだけかな。
 
 
果たして存在しない白木家を探して彷徨い続けることになってしまうのか。

 

例のカエルポスターのフラグも残っていますし、まだまだチャンの苦悩は続きそうですね。

 

次回は休載。
演出やテンポは良いのですが、もどかしい展開ですね・・・。

 

・週刊ヤングマガジン№26(2018/06/11号)より。
 
 
 
24億脱出編の1巻・2巻は6/6発売。
1巻はワン・ポーカー最終戦の解説の途中まで、2巻はチャンの遠征開始までとなりそうです。
 
今シリーズの表紙はオレンジを基調として、ワン・ポーカー編同様に黒とのグラデーションとなりました。
 

明日には黒沢と仲根も同時発売されますね。

 

仲根は1巻分で綺麗に起承転結した状態で連載が中断されています。

果たして連載再開からの2巻が発売される日は訪れるのでしょうか・・・?恐らくこの1巻の売上次第かな。

 

 

 

ドラマ零に暗雲立ち込める…

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NEWS小山慶一郎、活動自粛 未成年との飲酒報道受け 加藤シゲアキは厳重注意(オリコン) - Y!ニュース https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180607-00000354-oric-ent #Yahooニュースアプリ


ええ…
流石に目を疑ったわ。
何してんの…


↓ドラマ零 公式HPより
小山さんは、恐らくユウキかヒロシの役柄で出演される予定でした。

謹慎の期間にも依りますが、放送開始まではあと一月と迫っているだけに厳しいかもしれません。

先月の終わり頃からは撮影が始まっているので、急遽代役を立てて撮り直す可能性もありますね。


しかし小山さんのコメントにもあるように、そもそも今回のドラマはNEWSの結成15周年のお祝いを兼ねています。

ギャンブルの艱難辛苦をこれまでのグループとしての苦労と重ねて、協力して乗り越えていく様を描きたかったはず。
それは四人揃って義賊チームを演じてこそ意味のある演出。

原作からの改変は致し方ないとはいえ、それに代わるドラマのコンセプトが覆されては脚本の柱が失われる。
まさか放送延期は無いと思いますが、撮影のスケジュール的にも支障が出るでしょうし、クオリティ面での不安が募ります…。

ざわカウント更新等

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カイジワン・ポーカー編16巻、24億脱出編1巻2巻、新黒沢13巻、仲根1巻、ハンチョウ3巻についてカウント追加。

 

※ワン・ポーカー編16巻はまさかのざわ数0、和也編8巻以来のノーざわ巻でした(-。-;)

相変わらずの深刻なざわ不足。

再び恵みのざわ豪雨が降り注ぐことはあるのでしょうか。

 

これまでのざわの総数は、

 

カイジ=1819個

アカギ=901個

天=548個

黒沢=392個

銀と金=331個

新黒沢=267個

零=248個

トネガワ=204個

涯=188個

零 ギャン鬼編=120個

ハンチョウ=32個

銀ヤンマ=24個

仲根=15個

 

読切系=計24個

(ヌマカワ、カイジ・マカオ編、トネガワVS.ハンチョウ、遠藤、ガン辰)

 

現在、計5113個確認済み。

 

 

 

※余談ですが、24億脱出編1巻ではミスと修正がどちらも見られました。
 
まずミスについて、
今巻では258話↓でのセリフが折り返しに選ばれていますが、

「暴走しろ!」
「爆走しろ!」
 
ピックアップすべき名言を吟味して選んだはずが・・・まさかの誤字。
 
コピペするだけなのに雑な仕事だな・・・
と、思われましたが、
 
 
こちらは261話。
ヤンマガ誌上では、カイジの頬に傷を描き忘れたコマがありました。
しかし今回の単行本では、
きっちり修正が加えられていました(^∇^)
 
やはり単行本はファンに贈る完成版ですし、後世まで残る代物。
誰しもミスは付きものですから、今後も作品愛の伝わる編集が見られると嬉しいです。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第284話『任務』感想 ~白木ローラー開始~

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久々に愚痴連発となってしまいました。
自由に書いた結果ですが、見方によっては不快かも・・・。
 
 
今週のカイジは久々の巻頭カラー。
最近は後方掲載が続いていましたが、24億脱出編の単行本発売記念ですね。

前回、チャンは廃屋近くの住所メモを失ったものの、表札に刻まれた「白木」の文字を思い出しました。
 
すぐさま喫茶店に入り、ハローページで捜査開始。
店のマスターに尋ねると、現在地は志野市とのこと。まあコインロッカーを利用した志野駅の傍なので当たり前ですね。
 
調べると、志野市には2人の白木さんが存在。
チャンは手早く氏名・住所・電話番号をメモすると、足早に店を後にしますが・・・
 

その間際で、先ほどのマスターが呼び止めました。

 

チャンの必死さが目を引いたのでしょうか。

近隣住宅の人捜しと聞いて、ひとつ引っ掛かることがあったようです。
足川市だからよ

 

・・・はい?( °д°)

 

何と・・・不運にもこの志野市南部は、ちょうど市境の密集地域。

駅から廃屋までに要する目安は25分ですが、その範囲には・・・

何だこの嫌がらせのような地形は・・・(;^_^A
また七面倒なことになってきたな。
 
それと・・・余談ですが、この地図の市名は全て現実のもじりですね。
多少地形は変わっていますが、
志野市=現実の佐野市ということがハッキリしました。
同様に
足川市=足利市
栃本市=栃木市
小川市=小山市
大田市=太田市
館川市=館林市ですね。
 
ただ・・・志野市の周りには「6つ」の市とありますが、あれ。
図には5つしかないな。
 
というのも、目的となる廃屋があるのは「中原市」。
(↓273話・廃屋近くに貼られていたカエルポスター)

何の意味があるのかは分かりませんが、正解の市をわざと隠しているようですね。

 

ちなみに現実の佐野市の周囲には「中原」に近い名前の市は存在しませんが、基本的に創作には違いないので気にしなくていいかな。

 

 

チャンは追加の市について存在する「白木」をピックアップすると、総勢は18名に上りました。

これは1軒ずつ潰すとなると、2,3時間では済まない数ですね。

 

しかも、そもそも目的の家は白木ではなく「臼木」であることが濃厚ですから、その数時間が丸々徒労に終わる可能性大。

 

 

志野市の2件だけなら数十分で回れたことでしょうが、

最善と思って決めた目的である限り、18件全てを確認するまでは他の可能性には気が回らないだろうな。

 

白木の記憶違いに気が及んだり、カエルポスターの記憶が甦るのはその後になりそう・・・。

 

チャンからするとマスターの配慮は値千金の情報でしたが・・・実際は貴重な時間を浪費する悪魔の言葉だったのかもしれない。

 

 

何も知らないチャンは、長期戦を見据えてひとまず昼食。

二日前におじさん宅で夕食を頂いてから、翌日は寝過ごして夕食も食べずに出発、新幹線の中でも水だけで我慢していましたから、実に1日半ぶりの食事か。

急いで特盛ナポリタンを啜ったにも関わらず、チャンの白シャツに汚れ無し!w
・・・どこで運使ってんのよ。
 
しかし何気ない描写でも、福本先生の描く食事は本当に美味そうに見えるね・・・。また喫茶店でナポリタンというのは絶妙なチョイス。
 
 
それはともかく、気の遠くなる地味な作業が始まった。
 
チャンはタクシーを貸し切り、調べた住所を伝えてカーナビで向かいます。
志野市にある一件目の白木宅でいったん下りると、タクシーは待機させて周囲を捜索。
廃屋のある袋小路を探しますが・・・当然ながら見当たりません。
 

チャンはタクシーへ戻ると、すぐさま2件目へと向かって行きました・・・。

 

これは肉体的にも精神的にも辛いな・・・(@_@)

骨折り損に終わることが分かっているだけに、こちらとしても読んでいて心苦しい。

 

 

 

・・・一方、

廃屋で待機していたカイジとマリオにも、重い空気が流れていました。

既にチャンが出発してから3日後の16時。もはや察するしかありません。

 

チャンは帝愛の手に落ちたのか、あるいは警察に拘束されたのか、はたまた不測の事故にでも巻き込まれたのか・・・。

とてつもないアクシデントが起こったことは確実。

どのみち、チャンの6億円は失われたことになります。

 

まあ、さすがに6億は確保しながら住所メモを失ったとは思わないよね・・・。

 

 

落胆する二人ですが・・・今や危機が迫っているのは自分たちの方。

 

なぜなら押し入れに詰めている17億円は約170㎏あるため、表のトラックがなければ身動きが取れません。

3人のうち唯一運転免許を持つチャンが帰還しないため、二人は移動の足を失っていたのです。

 

ここにきて無免運転のリスクは背負いたくありませんし、タクシーを使うにしても一回は移動できますが、下りてしまえばそれまで。

その後の作業には窮することになります。

たしかに・・・? ・・・そうかな。
トイレには2人で行かずに交互にするか、あるいは雇った人も連れションさせればいいのでは。
 
というより、今こそ坂崎の出番じゃないのか。
タクシーで一回は移動できるわけですから、練馬の坂崎家まで戻って、車に乗せてもらえばいい。
 
早朝に仲直りしたばかりですし、カイジが24億円勝ったことも知っているので話は早い。
しかも沼の勝利で住居と家族が戻ってきて、今回でさらに1億800万円という大金を受け取っているわけですから、これ以上強欲を張る必要が無い。
裏切ったり帝愛に情報を流すことはしないでしょう
 
まあ今さら坂崎を巻き込むのは気が引けるのは確かですけど、堅い手段じゃないかな。
 
 
 
しかし、カイジにはこの難局を打破する秘策がありました。
 
それは・・・!
 
 
 
( ゚д゚)・・・・・
 
 
 
 
 
( ゚д゚ )
 

 

 
 
カイジは今日中にチャンが帰らない場合、廃屋を出て2週間かけて合宿免許の取得へ向かうことを決心しました・・・。

いやいやいや・・・何を言い出した。
悠長にも程がある。
 
というより、大前提を忘れてないか。
これは24億脱出編、早く高飛びしようぜ。
 
何を差し置いても、一番危ないのは金むき出しの状態で留まることでしょう・・・!?
2週間の合宿中、金はどこに保管するの。マリオはどこに留まるの。
 
廃屋でのベースキャンプ作り、トラックの破棄遠征、そして免許取得・・・リスクにリスクを上積みしているだけじゃないの。
 
個人的にはこんなセキュリティも何もない廃屋に留まっている事すらだいぶ疑問なのに、停滞する方向に舵を切り続けますね・・・。
 
 
何というか・・・石橋を叩くのに執着するあまり、渡るという本当の目的を見失ってないか。
とにかく逃げる、というのが一番の目的でしょう。

もうその橋は叩きすぎて渡れないくらいボロボロ。

 
さらに例えるなら、酷いノーコンの投手から四球でランナーが出たのに、バントバントで2アウトまでして、さらにスクイズを仕掛けるようなもの。
手堅く行こうと固執するあまり、それはただ臆病で自らの首を絞めているだけ。
そんな戦法で点に繋がるわけがありません。
 
今回の24億円も、確率など無視してフルスイングしたからこそ掴めたはず。
 

 

結果論かもしれませんが、トラックの破棄場所から足が付くという軽微なリスクは気にせず、さっさとレンタカーを借りて適当に突っ走り、大量に宝石でも買い込んでその日の内にチャンマリを空港に送り届けるのが最善だったのでは。
 
そもそもカイジは盗人でもなく正当に勝利したわけですから、兵藤なら反故にはしないと信じて、当然の権利くらいの高を括った行動でもよかった。
もし帝愛側が捕えようと動いていたとしても、迅速に行動すれば網が張られる前に逃げ切れるかもしれない。
 
言ってしまえばこの24億脱出編そのものを否定する意見ですが、あまりに周り道が過ぎる。
それも最善を積み重ねて前に進んでいるならまだしも、一人相撲で裏目に出続けていることに迷走を覚えてしまう。
 
実際は合宿免許編に進むわけがないことは分かりますし、4日目突入がリミットと設定することで、チャンが見捨てられかねないという危機感を煽る演出なのも分かります。
 
ですが展開されないのが明白なだけに、それらしく匂わせる手法が好みではなかった。
 
 
それと・・・カイジは免許を持っている設定であるべきでは。
 
思えばワン・ポーカーでチャンマリが付いてきたのは流れの偶然であって、本来は和也との純粋なサシ勝負だったはず。
もしそのままカイジが単独だったなら、勝ったとしてもトラックを運転できなかったわけですよね・・・?
 
カイジは最初に確認を取るべきだし、途中で和也にチャンマリが追い払われようとした時には絶対にその事を伝えなきゃおかしい。
 
その時まではカイジに無免のリスク上等という気持ちがあったとすればギリギリ納得できますけど、実際職質にも遭っているわけですから通用しないな。
 
 

若干冷めた状態で書き始めてしまったため、ネガ要素多めとなってしまいました。

自己分析としては臼木やカエルポスターが関わるのが確実、というある程度の予定調和感が漂う中で、起こるはずのない免許取得という不純物がそれらしく挟まってきたのが不快に思ったのかな。

 

もちろん、カイジが好きだからこその反動ですが、ひとまず反省。
来週までに切り替えます。

 

・週刊ヤングマガジン№28(2018/06/25号)より。

アカギ グランドフィナーレ企画・トリビュートイラスト等

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2月に最終話を迎えたアカギ。

先週にはドラマも無事に完結し、6/27の最終36巻の刊行をもってその伝説にはひとまず幕が下りることになります。

 

読切掲載の準備はあるとの情報がありますが、公式HPでは大々的に「完結」が宣言されていますね。

 

グランドフィナーレ企画として、竹書房に縁のある作家224名によるアカギイラストが公開。

http://www.takeshobo.co.jp/sp/akagi/festival.html

 

 

個人的にはただ模写するのではなく、各々のタッチに合わせてデフォルメされているアカギが好き。

 

特にキンマ連載陣の片山さん(ノーマーク爆牌党など)、西条さん(ジャン)、志名坂さん(ライオン)、塚脇さん(麒麟児)、前田さん(HERO)の画は知っているので、アカギへの想いが込められていて微笑ましい気分になりました。

 

そして安定のセンスはぶくぶさんと西原さん。

植田さんの見得を切っているようなアカギもじわじわ来ますね(^∇^)

 

ワシズを描かれた原さんのアカギに期待していましたが・・・この企画でそれは違うよねぇ・・・ヽ(;´ω`)ノ

もちろん自由ですけど、やや残念。

 

224名というのはこの手の企画の中でも最大規模ですし、竹書房におけるアカギという存在の大きさが見て取れる企画ですね。

 

 

また、36巻刊行と同時に全巻BOXセットの販売も決定。

全て新装版なので、1巻あたり702円×36冊=25752円。

 

ちなみに旧ブラックカバー版は21巻までは596円でした。

2000円程度の割高にはなりますが、36巻ともなると保管場所も取りますからBOXにまとめられるのは便利ですね。

 

しかもBOXの裏面を合わせるとオールスターイラストに。

矢木や浦部を差し置いて鬼がいることには目を瞑りましょう。

更なるイベントが用意されていることを期待して・・・

私も取りあえず、近々ドラマアカギ・鷲巣麻雀完結編の感想を載せようと思います。

 

 


ドラマ零 放送日・追加キャスト情報など ゼロという挑戦。

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日本テレビ系で2018年7月15日より『日曜ドラマ』枠(日曜22:30 - 23:25)で放送。
 
初回は30分拡大なので22時からのスタートです。
 

 

追加キャスト
 
間宮祥太朗(未崎セイギ)
小関裕太(氷川ユウキ)
加藤諒(真鍋チカラ)
岡山天音(佐島ヒロシ)
杉野遥亮(早乙女スナオ)
 
ケンドーコバヤシ(未崎サクラ)
梅沢富美男(在全無量)
小池栄子(後藤利根雄→後藤峰子)
敬称略
 
 
なるほど、なかなかツッコミ所が多い。

 

まず、基本的に私は実写化作品は原作と切り離して、全く別物と思って楽しむことにしています。
改変、再構成のオリジナリティにこそ制作陣の熱意が表れますね。
 
その上で、
これより・・・一旦全ての情報に対して否定から入ることにより、作品へのハードルを下げ切っておく作業を開始します。
 
視聴時に多少の改変には過敏にならず、純粋にプラス材料を楽しむための毒抜き。
 
よって以下は全て戯言。
 

 

まず・・・てっきり出演の決定していたNEWSのお三方がユウキ、ヒロシ、ミツルを演じるものと思っていましたが、今回判明した主要人物には名前がありませんね。
配役が変更された可能性もありますが、友情出演、カメオ出演程度なのかな。
 
ただ、昨日には加藤さんと小山さんに続いて手越さんにも同様の不祥事が発覚しています。
正直、福本作品ファンとしては零にこんな状態のグループが関わってほしくないですし、結果的に炎上商法のような形に巻き込まれたのが本当に腹立たしい。
ですからむしろ脇役であればあるほど有難いかもしれない。
 
 
そして・・・ユウキ、ヒロシの二人に、オリキャラとしてセイギ、チカラ、スナオが追加。
どこか人狼ゲームの村人のデフォルト名のような名前が並びました。
 
 
零・勇気・桜・正義・力・素直か・・・
小太郎が言うところのチーム神風要素がさらに強まったな。
 
 
まず、セイギはなんと末崎さくらの弟という設定。
白髪という外見、そして自分の信念を持っているという設定からも、孤独な天才感が伝わります。
 
あるいは今回では名前が出ていませんから、ドラマ版での標ポジションなのかもしれません。
ケンコバさんが演じるコメディー的な兄との対比も効きますし、可能性はありそう。
 
ケンコバさんは信頼に厚く、軽薄な印象は無いので末崎に似合うは分かりませんが、芸能界でも一二を争う福本作品マニア。
作品の趣旨は汲み取って下さるはずです。
 
 
チカラとスナオは義賊メンバー。オリキャラなので立ち位置は始まらないと分かりませんね。
 
ただ、スナオ役の杉野さんは
>チカラ、ヒロシと一緒に3人で零についていくスナオを演じます。
と語っていますから、義賊チームは零、チカラ、ヒロシ、スナオの4人ということですね。
 
・・・あれ、ユウキとミツルは?
 
そのユウキ役の小関さんのコメントは、
>僕が演じるユウキは、クールで頭脳派というキャラクターです。
 

え、ユウキってクールでも頭脳派でも無かったよね・・・。

原作で当てはまるのは板倉ですが、板倉役は判明していないのでユウキがそのポジションを担うのかな。

 

ミツルに関しては存在すら判明していませんが・・・最序盤で退場する役なので今回の主要面子には名前が無いのか、あるいは存在自体消去されたか。

 

ちなみにヒロシも違和感があり、
>僕が演じるヒロシは、あることをきっかけに零に救ってもらってから零をとても尊敬し、頼りにしています。

 

ヒロシは途中でチームから離脱しましたし、やや私欲の強い性格で零とは対立する節もありましたよね。

零を尊敬するという説明だけなら、こちらこそユウキじゃないのか。

役の岡山さんはメガネも掛けていますし、ユウキの役作りに思えるな。

 

何だろう・・・個人的な印象では、

セイギ→標

ユウキ→板倉

ヒロシ→ユウキ

チカラ→ヒロシ (加藤諒さんはかき回し役に向いていそうなので。)

スナオ→ミツル

という謎のパズルが完成した。

 

今回は零のタイトルも「ゼロ」のカタカナ表記なので、主要な挑戦者は全員カタカナで揃えようという狙いなのでしょうか。

原作の知識を持って見ると、逆に混乱するかもしれません。

 

 

次に、大ボス在全は梅沢さん。
一見すると似合っているかもしれませんが、個人的には最も遠い気がします・・・。
 
なぜなら・・・在全は他の福本作品のボスキャラとは違い、威厳や畏怖を抱かせる態度は表には出ません。
基本的には緩いながらも、ちょっとした台詞や行動に秘められた狂気が見え隠れするタイプです。
 
梅沢さんは外見からして強面だったり、歯に衣着せぬ高圧的なキャラクターが世間にも刷り込まれています。
一般的に想像される悪役像としては適任でしょうが、こと在全に関してはむしろ真逆に位置する気がする。
 
梅沢さん自身も、>挑戦者たちを思う存分いじめ抜いて、視聴者に嫌われたら本望です。
と語っていますが、まず役の宣材写真で啖呵を切らせていることからして演出面でもやや不安が残ります。
 

 

最後に、在全の右腕である後藤は小池さん。
やはりGP帯のドラマに全員男では企画が下りなかったようです。
 
巨大企業のトップの美人秘書、テンプレ的設定ですが、気の強い方ですから役に似合うのはよく分かります。
演技力は間違いなく高いですし、体裁的にはハマりそうな予感。
 
ただ・・・例えばカイジで遠藤役を演じた天海さんも、天海さんなりの遠藤を作り上げて完璧に仕上げていました。
しかしその100点は遠藤としての演技へではなく、あくまでその代わりに登場した別人としてのもの。

 

「浪花節だろ、人生は!」
「気が付け、行動なんだよ人生は・・・!」
「50点・・・!」
壮年期を超えた辺りの俳優さんと小池さんでは、どうしても雰囲気が違う、重さが違う、イコール受ける意味合いも印象も変わってくる。
 
もうそれは演技力など関係なく仕方ない事ですから、後藤関連は原作を安易にトレースせず、いかに大きく切り離しながら作品に溶け込ませるか、脚本・演出の力が鍵になると思います。
 
 

あとは脚本の小原さんが連続ドラマを担当するのは10年ぶりらしいことなど、心配を始めると際限ないのですが、何を言おうがひと月後には始まります。

 

要は主演の加藤さんが仰っている

「原作のゼロをトレースするのではなく、自分たちにしかできないゼロを作り上げていきたいと思います」

の言葉に尽きます。

 

ここまで書いた通り、今回の設定・キャスティングでもその狙いは大いに伝わりました。

つまり零ではない、ゼロという新たなコンテンツを成功させるための挑戦。

その奮闘する姿を応援しつつ、まっさらな気持ちで楽しみたいと思います。

 

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第285話『切迫』感想 ~焦燥と忍耐~

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前回、チャンは廃屋到達の為の道しるべとなる白木家探しを開始。
しかしカイジたちはチャンが6億円を喪失したと断定し、明日には廃屋を出ることを決意しました。
 
そして、カイジの口から出たのはまさかの免許取得。
自由な移動手段を得るためとはいえ、それは人目に付かぬよう忍んできたこれまでの方針とは一貫しません。
 
 
マリオはもう暫く待機し続けることを提案しますが、カイジは拒否。
実は、マリオの知らないところで事件が発生していました。
 
カイジは余計な不安を与えないように隠して黙っていたようですが・・・それは昨日の深夜の出来事。
追加の食料を買出しに行った際、何とその帰りの姿を隣人に目撃されてしまったのです。

この深刻な状況でボケてる場合か!w
カイジのすっ転び方も完全にギャグのノリだし(  ゚ ▽ ゚ ;)
 
 
そうではなく、窓を開けたのは隣人の方から。
無人であるはずの廃屋からの門の開閉音や足音を不審に思われたのですね。
 
そして目が合い、固まった二人・・・
普通なら通報案件ですが、丸一日経過してもその気配はありません。
 
そこにはカイジの必死の懇願がありました。
これは怪しすぎるだろ・・・!(O_O)
 
夜中に風呂の窓を開けたら、そこに見知らぬ男が立ってるんですよ・・・?
しかも不法侵入を告白した上でペラッペラと御託を並べて・・・怖いよりも気味が悪い。
 
結果的には見過ごしてくれたようですが、そんな口約束は絶対に信じちゃダメでしょ。
私なら刺激しないように了解した風は装いますけど、間違いなく即刻通報してた。
 
そしてカイジは明日にはビジネスホテルに移る計画を話しましたが、それなら廃屋にはホテルに移る旨のメモだけを残して、期限を待たずに離れるべきだと思うな。
今無事なのは単なる幸運に過ぎないよ。
 
しかし・・・ホテルに身を潜めるには大金の荷物が目立ちすぎる。
それはこの脱出編序盤でカイジから言い出したことでした。
詳細は不明ですが・・・遅いよその妙案(@Д@;
 
逃走の開始当初から閃いていれば、廃屋で待機する必要もなく、チャンもホテル名さえ覚えればいいので帰還で迷走することも無かった。
後手後手に回っていて苦しい・・・。
 

まさに切迫、二人は現状を変えざるを得ない状況にまで追い込まれました。

 

 

しかし・・・一方のチャンもまさに泥沼。

 

夜通し「白木」を求めて奔走し続けていましたが・・・それもついに最後の一件となりました。

→こんな個性的な家じゃなかった
 
結局、調べ上げた18件の白木家は全て空振り。
 
電話帳には載っていない家か、それとも記憶違いか・・・チャンは途方に暮れますが、座していても局面は打開されません。
総勢24名!
 
いや着眼点は合ってるけど・・・問題は「木」の方じゃないよ!?
何で「白」は確定で話を進めてんの(°д°;)
 
また、前回では志野市の周りに6つの市があると表記されていましたが、この説明を読む限りでは志野市を含めた数のようですね。
カエルポスターの中原市はやはり幻だったのでしょうか・・・。
 
 
チャンは再びタクシーに乗り込みましたが、このままではまた同じ時間の浪費が繰り返されてしまう。
 
事実、目的の家はきちんと電話帳に載っていました。
しかしそれは白木ではなく、向かっている白本や白水でもなく、やはりあの苗字。
まあ実際、これは絵に描いてあるわけですけどね・・・。
 
・・・カイジもチャンも要領を得ないな(´д`lll)
もはや自分から窮地に突き進んでいるような、どこか共感できない行動の連続。
 
カイジは1日位我慢すればいいものを普通に買出しに行ったり、ホテルに泊まろうとしたり、免許を取ろうと言い出したり・・・
身を隠す概念が吹き飛んでしまったのでしょうか。
 
それなら通報のリスクを背負いながら廃屋に留まるよりも、普通にアパートの部屋でも借りて堂々と新生活を始めればいい。
方針に一貫性が失われた以上、無意味な石橋叩きはやめて結論を急ぐべきだと思う。
言うなら、現状は福本先生の大嫌いな保留の精神の塊。
 
チャンもこの際、単刀直入に廃屋の特徴を伝えて運転手が知っているかどうか聞けばいい。
 
どうせ廃屋に着いたらすぐに3人で乗り込むわけですし、ここまで付き合ってくれた運転手なら多少の怪しさは汲み取ってくれるかもしれない。
少なくとも不毛に終わるとほぼ知っていながら無為に奔走するよりはよほど建設的。
 
あるいは、チャンマリは今すぐ金をモノに変えたり軽く変装する準備を整えて、さっさと空港やフェリー乗り場に向かってサクッと帰国してしまえばいい。
それが本来の目的ですし、いずれは通らねばならない道。
 
この後無事に3人が再会したとしても、レンタカーを借りて地方に逃げた後は、しばらくほとぼりが冷めるまで待機するだけ。
現状から時と場を少しずらすだけで、今すぐ新生活へ向けて動き出すことと本質的なリスクは変わらない。
 
むしろ動けば動くほど、新たなリスクが増えるばかり。
和也側の動向は分かりませんが、あまりに回りくどい。
本質から脱線している印象が拭えません。
 
最終的にはその全てが功を奏するハッピーエンドかもしれませんが、現段階ではただただ3人の狂態を見せられているだけなので気分が乗らないな・・・。
 
不毛に思えた回り道が全て繋がる快晴の日が訪れることを願っています。
 
 
・週刊ヤングマガジン№29(2018/07/02号)より。

天 天和通りの快男児・ドラマ化決定

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怒涛の実写化バブルが続きます。

 

https://natalie.mu/comic/news/287270

 

2018年秋、テレビ東京にて放送決定!

制作は、昨年放送されたドラマ銀と金のスタッフが続投します。

 

時期は未定ですがBSジャパンでも放送される他、動画配信サービスParaviにも対応するようです。

 

今回、その他公表されたのは、あらすじと主演のみ。

 

 

あらすじ
麻雀の「理」に対して深い造詣を抱き、雀荘で素人相手に荒稼ぎをしていた井川ひろゆきは、ある日、麻雀の請負業(=代打ち)を営む天貴史と出会う。天は、無類の勝負強さと強い意思をもつ代打ちで、ひろゆきは天に憧れ、麻雀の世界に没入していく。やがて天とひろゆきは、神域の男と呼ばれる伝説の雀士・赤木しげるや関西屈指の現役最強の雀士・原田克美らと出会い、日本の裏麻雀界の頂点を決める戦いに挑んでいく――。

 

ひろと天の出会いから、赤木や原田との邂逅を経た東西戦までは確定のようですね。

 

天最大の挑戦かつ傑作である「赤木通夜編」については触れていませんが、

それは東西戦から突然時代が飛んで、ふと目にした新聞にお悔やみが載っている…そんな青天の霹靂という衝撃からスタートすることに意味がある。

 

ファンによる視聴が多いだろうとはいえ、あらすじの段階でその含みを持たせては大変なネタバレ。

興ざめでしょうから、倫理的な問題はともかくとしても現時点では描かれるかどうかは微妙なところかな。

 

ただ…同じスタッフにより制作されたドラマ銀と金は、1話あたり30分構成でした。

その為、神威編競馬編はカット。

有賀編も大幅に改変、短縮されたおまけエピソードに留まっています。

 

銀と金は全11巻ですが、天の東西戦決着は15巻まで。

今回は1時間枠という可能性もありますが、どの勝負を取捨選択していくのか・・・。

銀と金とは違い、一つ一つが独立した勝負ではなく繋がりがあるので難しいですね。

 

 

そして主人公の天貴史を演じるのは、

言わずもがなの超実力派俳優、岸谷五郎さん。

一言、かっけえ・・・

私の印象では、コミカルで柔和な側面と、シリアスで厳格な側面を併せ持つ方。

 

恐らく「てるてる家族」と「クローズ」の影響だと思いますが、本当に役の幅が広いです。

普段は飄々としながら、いざ鉄火場では赤木を凌ぐほどの胆力を見せる、そんな天の人柄に合致しますね。

 

岸谷さんは53歳なので年齢設定は上がりましたが、東の頭ですからこれ位の風格があっても構わないでしょう。

 

むしろ・・・失礼なことを言いますけど、原作の天は・・・ぶっちゃけ本当に主人公たり得たのは二人麻雀に突入してから。

それまでは赤木とひろに見せ場を奪われがち、無個性な印象が否めませんでしたから、存在感とカリスマ性のある岸谷さんは適していると思います。

 

不安点は、東西戦時点で44歳の赤木との上下関係がややこしくなりそうなことかな。それは役の設定でごまかすしかないか。

 

 

そして、当然気になるのは赤木しげるの配役。

ドラマの根幹に大きく関わる部分ですね。

 

特に天時代の赤木は福本作品の頂点に位置する存在ですから、ここのミスキャストだけは許されない。

 

単純に風体が似ている、演技が上手い・・・というだけでは足りない。

それ以上に赤木という人物への想いの強さ、そして天という作品への熱量を重視して欲しいです。

 

必然的にハードルは上がりますが、それらを完全に満たし、赤木を演じるに足る説得力がある方は誰でしょうか。

 

・・・私としては、萩原聖人さんしかいない。

46歳は東西戦の赤木とほぼ同年齢。

岸谷さんより年下ですが、完璧な赤木がそこにいたなら全く問題になりません。

 

 

憶測はともかくとして、

天は福本先生の出世作であり、画風、作風、言葉選び、それら全ての変遷も詰まっている完全作です。

零や銀と金を軽視するわけではありませんが、歴史的にも位置付けの格が違う。

 

つまり本来、この実写化はよほどの気合を込めない限りは禁忌。

逃げや妥協の演出が通らない覚悟は必要だと思いますから、満を持して体制が整ったと受け取ります。

 

・・・他でもない、「天」だからこそ

まだ情報が少ないですが、零とは違いハードルを上げまくって待機します。

 

 

※先日呟いた小ネタ。

 

 

GK 阿久津 振込ゼロの安定感
DF 鷲尾金光 両サイドの連携
僧我 不敗の鉄壁
南郷 粘りの守備
MF 尾神 隙を突く
赤木 攻守の要
ひろ 東面子の潤滑役
原田 積極果敢
銀次 防御不能の職人技
FW 天 ここぞで決める男

 

これならコロンビアにも勝てます。

(サッカーで、とは言っていない)

中間管理録トネガワ 第49話『提供』50話『金虎』感想 ~強権行使はday by「DAYS」~

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あれよあれよという間に、アニメ放送開始まで2週間を切りました。
 
公式HPも本格的にリニューアルされ、キャラデザインも公開。http://www.tonegawa-anime.com/
 
まさかの2クール、一条の浪川さん続投、まさやんの大塚明夫さん起用などの他、
OPをゲスの極み乙女。、EDを竹原ピストルさん、両紅白経験者が担当されるなど、気合の入れようが半端ではありません。
 
個人的な一番の注目ポイントは、ナレーションの川平慈英さんがトネガワの世界観にどのように効いてくるのか。
それほど声優、ナレーションを務めている印象がないので、想像が付かないだけに楽しみです。

 

チーム利根川の声優陣による座談会も公開されましたね。
https://youtu.be/L7gY6XxCPqo

 

アニメ開始前までに、溜めてしまった感想を消化します。

 

既に4か月前の内容ですが、

この回からトネガワは新設マンガアプリ・コミックDAYSへ移籍連載となりました・・・!

※月刊ヤングマガジン№2(2018/02/04号)より
 
 
個人的には紙で読む方が好きなのですが、アプリでは無料連載。
出費が抑えられるので言う事無しです。
 
また、本来であれば今回は45話目ですが、アプリでの表示は49話。
 
これは、過去に4度あった週刊ヤングマガジンへの出張回も正式な話数にカウントされているためですね。
単行本では既にこちらのカウント方法だったので、移籍に伴って統一されたことになります。
 
 

以下49話感想。

 

 

今回のミッションは、帝愛ファイナンスをPRするTVコマーシャルの企画作り。

会長から直々の命ともあり、より斬新な切り口が求められますね。

 

当然、チーム全員で意見を出し合いたいのですが…ここのところ津久井が欠勤続き。

 

というのも、以前の鉄骨渡り企画での失態を引きずったようで、勤務中にコンビニに行くと言ったきり1週間以上戻ってきていません(-_-;)

 

完璧主義で自分を追い詰めてしまう性格でしたから、完全に意欲が切れてしまったのかな。しかし派遣社員とはいえ無断欠勤、バックレては社会人が務まらないよ…。

 

よって事実上の戦力外、今回からは補充メンバーが加入することとなりました。

利根川が呼びつけたのは…!

 解雇されてからマルチ、エビロール、Twitter騒動・・・紆余曲折を経ましたが、ついに37話ぶりのチーム復帰!(^^)
 
以前、海老谷は罰として設けられたTwitterのフォロワー10万人獲得の任務をクリアしましたが、それは炎上によるもの。
 
利根川も処遇に困っている節がありましたが、一度は帝愛を貶めようとした海老谷をついに復帰させるとは…
本当に利根川は情に厚いな。
 
海老谷の熱意はチームトップでしたから、心を入れ換えたのであれば強力な補強になりますね。
 入れ換えてなかった…(;´д`)
全く何も変わっちゃいねえ…!w
 
実直なだけの塩らしい海老谷は見たくないので、むしろ安心したけどね。
 
 
つまり本当の補充メンバーは、これまでに雑用を担当していた東さん。
海老谷が雑用に回ることで入れ替わりで昇格した形ですね。
縁の下の力持ちぶりが評価されたようですが、そろそろ本名で呼んであげてほしいな(;^_^A
 
 
しかし海老谷としては正規メンバーに戻れると意気込んでいただけに、この配置はショックだった様子。
 
利根川としても復帰初日で塞ぎこまれては困ります。
1つだけなら聞いてやるとチャンスを与えますが、
前提として、金融会社は何を差し置いても利用者に安心安全というクリーンさを伝えるのが第一。
 
舞い上がりかねない海老谷に、予め釘を刺しましたが…
 もはや親の顔より見たドヤ顔には貫禄を感じますね(^∀^;)
 
海老谷を除けば順調に会議は進み、数日後には演出の絵コンテ案が完成…!
 
さっそく利根川は承認を頂くため、首を長くしている会長のもとへ向かいました。
 
注目のCM内容は…
 新しい靴…差し出す…
帝愛の男…!
 
そして女が満面の笑みで駆け出したところで、帝愛ファイナンスを伝えるナレーションが入って終了。
 
ベタではありますが、クリーンかつ顧客に紳士な印象が残ります。
清潔感を重視した仕上がりですね。
 
良くも悪くも無難でしたが…会長はすぐさま杖を振り上げ、利根川を制裁!(@_@)
 
帝愛のターゲット層をまるで分かっていないと大激怒しました。
 
会長によると金融会社にすがる消費者など、短絡的で考えの浅い連中ばかり。
企業のクリーンさには気を回さないのです…!
 ただ犬猫に声をアテレコしただけの…
くだらんCMが…!
 
おお…!孫◯義に喧嘩を売るとは、さすが会長!w
散々な偏見ですけど、現代における消費者の本質を突いているのかもしれない。
 
そしてスポンサーに付くのもニュース番組の予定でしたが、
深夜アニメへの一社提供が決定!
 
何でしょうね、ニュース報道で見られる
容疑者の自宅には漫画アニメの関連グッズが多数あり…のようなこじつけのレッテル張りにも近いですが、実際のところ傾向としては間違っていないでしょうね。
 
その妙な説得力にも押され、利根川は大幅に路線を方向修正。
会長の熱意を無駄にはできまいと、自ら現場で陣頭指揮を執ります!
 ナニコレェ!?(;o;)
 
地球から発射されたレインボーの猫が惑星帝愛へ向かっている…のか?
全くストーリーが見えないよ…w
 
たまにあざとさが極まって意味不明なだけのCMを見かけますけど、まさにこれは典型じゃないのか…。
何が流行るかは企画段階で分かるものではありませんし、このカオスぶりが深夜アニメのテンションにハマらないとも限りませんけどね・・・。
 
 
そして迎えた、初放映日。
利根川は会長とともにリアルタイムで見守ります。
 
アニメOP、帝愛の提供を伝えるナレーションが終わり…
ついにCM突入!
 
Here we go!
 海 老 谷 案 採 用
 
あれだけ苦心して一から修正したのに・・・
結局差し替えられたのか(;'∀')
 
いやあ・・・これはイタイでしょう。
特に、撮影時の演者の心境を思うと申し訳ない気持ちになる。
今読んでいて笑えたのは海老谷の伏線を知っているからであって、初見なら意味不明すぎてポカン( ゚д゚)ですよ・・・w
 
画作り的にも時代錯誤感ありますし、個人的には最初の無難な案か、明確にネタに走った猫ロケット案の方が良かったと思う。
 

 

というか、この英文の意味は何ですか・・・?
 
私は漁師になるから、決心させてくれませんか?
・・・???
 
英検準2級の英語力では分からない( ;∀;)
もっと真面目に勉強します・・・
 
あるいは洋楽の歌詞なのかも分かりませんが、どう解釈しても金融会社の趣旨には合わないな。

うーん・・・タケモトピアノ的に一周回ったシュールの極致という見方はできるかも・・・?

 

いや、無理だな。

世間的にもブラック企業のイメージは定着しているはずですから、私なら遂に迷走したか・・・と思うだけ。



※追記

今回のネタは昔の武富士のCMのパロディだったようです。

コメントにてご指摘を頂き、さっそく動画サイトで確認したところ…まさにそのままですね(^∀^;)


倒産のニュースはうっすらと記憶にありますが、このCMについては正直見覚えがありませんでした…。どのみち無知ですみません。


ちなみに武富士のCMはSyncronized Loveという歌らしく、歌い出しも

Let's go.
Won't you take my hand
For I will be your man


 と、ほぼ一致していました。


同業企業ですし、パクリはパクリで問題なのでは…とも思えますが、会長が満足でさえいればそれだけで帝愛は安泰。

ですから利根川としては無事成功のうちに終わったと捉えていいね。

 

ちなみに会長は海老谷案を知らないので、内容が被ったのは偶然。

 

つまり・・・海老谷の感性は会長に通ずるものがあるのかもしれないな(;^_^A

 

良くも悪くも、言動の全てが常人の計りを超えているところは共通していますから、やはり海老谷は大物の器です。

今回は復帰しただけでしたから、正式メンバーに昇格した東さんとともに活躍が期待されますね。

 

 

次に50話感想・・・ですが、こちらは軽めに。
 
この日、帝愛の一室はまさに吹き溜まりと化していました。
集められたのは、既に地下行きが決定している多重債務者たち。
 
一人ずつ通された部屋には、会長と利根川が待ち構えています。
悪魔的事業融資相談会!
 

んん・・・?

この風景、どこか既視感がありますね・・・。

 

持ち寄った事業計画を3分間プレゼンし、二人に見込みがあると思われればその時点で地下行きは免除。

場合によっては即融資という理外の救済措置なのです・・・!

 

・・・が、そんな甘い相談会を会長が主催するはずもなく、

やっぱりマネーの虎じゃねえかコレぇ!ヽ(;´ω`)ノ
 
ノーマネーで「フィニッシュ」ではないのでボカシてますけど、中々コアなネタを突いてきますね。

 

私は世代ではありませんが、以前YouTubeで視聴してハマりました。
ちなみに社長では堀之内さんと貞廣さんが好きです
 
 
とどのつまり、これは会長が醜く足掻くクズたちを嘲笑うための余興にすぎません。
 
その後も中華のファストフードを展開したい・・・というマネ虎本編でもいた(気がする)志願者から、帝愛のマスコットキャラクターを考案したという者まで、多種多様なアイデアを引っさげた債務者がプレゼンを行いました。
 
しかし、所詮は付け焼き刃の素人考え。
会長が興味を示すはずもなく、その愉悦の表情に見届けられながら地下へ送られて行きました。
 
そして最後の一人は、負債額1500万円の相田さとし。
手ぶらでランニングに短パンという身なりですが、その態度は自信に満ちていました。
 
というのも、彼がプレゼンしたい商品は自分自身。
芸人志望とのことで、3分間のギャグを見て笑いのセンスに投資して欲しいようです。
え・・・1500万円の価値があるギャグ?
 
ミーンミンミン
ミーンミンミン・・・
神降臨!
 
・・・( ´_ゝ`)
ツマンネ。
 
イロモネアのサクラ審査員になった気分。
 
相田はノリノリで続けるものの、その後のギャグもいわゆる裏笑いや滑り芸の域にすら及ばない、ただただセンスの欠けているものばかり。
 
つまり、相田は己の現状が分かっていないばかりか、それに対する焦りも絶望もないタイプ。会長の最も嫌う正真正銘のバカでした。
 
会長は嘲笑う気も起きず、噴火寸前。
かたや利根川は・・・
そう、あろうことか・・・
利根川は相田のギャグがドツボ・・・!
 
しかし怒る会長の横で笑ってはアウツ。
必死にこらえ続けますが・・・
永遠にも思える10秒3分・・・!
 
醒めない悪夢・・・!
バカッ・・・! なんの涙だ・・・!
 
いやまさかの焼き土下座のパロディだったのかw
しかも一貫してカイジ目線(^▽^;)
 
他キャラのネタを利根川に引用するのは新しいパターンですね。

カイジ本編での利根川本人のネタは尽き始めていますから、可能性を広げる上手い手法だと思います。

 

落涙しつつも、利根川は何とかこの生き地獄を耐えきりました。

石和よ・・・w
ズレ者同士、感性が共鳴してしまったか。
 
一度だけコラボの読み切りはありましたが、トネガワに班長グループの登場は初めてですね。
 
ただ、相田のギャグはつまらないのが狙いとはいえ、ガチ滑りしているので読んでいて若干不快感すら感じた。
逆に言えば、アニメによる映像化で大きく化ける回の候補かもしれませんね。

オーディション兼ドラマ『標への道』

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道理でキャスト紹介に標の名前がなかったわけです。

https://natalie.mu/music/news/287636

 

7/15スタートのドラマ零について、零のライバル・標役を賭けたオーディション番組が放送決定。

 

9名のジャニーズjrが参加し、1999年のオムニバスドラマ「熱血恋愛道」「怖い日曜日」がリメイクされます。

 

ドラマ内での演技が標役のオーディションを兼ねている訳ですが、その事実が明かされたのは撮影終了後。

確かな実力を持ったジャニーズ俳優を発掘し、一気に売り出すための作戦ですね。

 

果たして恋愛とホラーのドラマで標の適性を計れるのかは疑問ですが、言わずもがな零における標の存在は大きいので、ぜひ慎重な審査をお願いしたいです。

 

 

日本テレビ「Jr.選抜!標への道」

第1話:2018年7月2日(月)24:59~25:29
第2話:2018年7月9日(月)24:59~25:29
第3話:2018年7月11日(水)25:09~25:39
第4話:2018年7月16日(月・祝)24:59~25:29
<出演者>
井上瑞稀 / 高橋優斗 / 岩崎大昇 / 佐藤龍我 / 道枝駿佑 / 西村拓哉 / 長尾謙杜 / 嶋崎斗亜 / 織山尚大

 

 

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