いま 私の願いごとが 叶うならば 翼がほしい・・・
中国育ちのチャンが思うはずはありませんが、懐かしの某合唱曲が過りました(^_^;)
しかし、まさにその心境だろうね。
チャンは不毛な停滞を受け入れられませんが・・・その目の前には連なるタクシーの列がありました。
このまま無為に駅で一夜を明かすより、また高速を使って一晩ひた走る方が幾分早いはず。
実際、広島から東京までは約10時間、栃木までは11~12時間ほどで到着するようですから、2,3時間の短縮にはなりそうです。
深夜帯ですし、時期としても2月の終わりですから大渋滞に巻き込まれる可能性も低そうですね。
早速一台の運転手に東京行きを申し出ました。
そりゃあ耳を疑うよね。
チャンは到着してしまえば6億手に入るのでお金の心配は不要と考えたようですが・・・
・・・でも代金を払わずに一度駅前で降りるわけですから、乗り逃げを疑われないか心配だな。
というより、このページ・・・チャンの頼み方に違和感がある。
東京行きを頼んだということはそこで代金を払うわけで、6億の入ったコインロッカーの志野駅は東京にあるということ。そこでカバンを取り戻し、改めてカイジとマリオのいる栃木へ向かうわけですよね。
でなければ正確には、などと言わずに最初から栃木までという頼み方で十分です。
しかし、先ほどのチャンの話では電車を使った場合、10:21に東京駅を出たなら志野駅に着くのは正午過ぎ。
東京内の乗り継ぎだけで1時間40分以上・・・という疑問もありますが、それよりも志野駅はカイジたちがいる廃屋の最寄り駅のはず。その廃屋は栃木にあります。
東京と栃木は隣接しているわけでもありませんし、東京に向かおうとしているのは諸々含めておかしくないか・・・?
それとも何か考え違いをしているのでしょうか。
・・・ちょっと混乱。
腑に落ちない点は他にもありますが、話の途中なので最後にまとめます。
そして運転手は会社へ長距離走行の許可を取ると、東京までは30万近くかかることについて釘を刺しました。
先述の通り、チャンは十分支払えると答えますが・・・
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運転手側としては当然、支払われる保証もなく夜通し走行するわけにはいきません。
しかも30万と言えば1か月分のあがりに相当。
チャンはその後も駐車しているタクシーを片っ端に回りますが、見るからに幸薄い風体のチャンを誰も信じられません・・・。
今の流れではタクシーに乗ったら乗ったで災難に遭いそうですが、それでも無為に留まるのは不安でしょうね。
あるいは予約なしで乗車できる高速バスがあれば使う手もありかな。
割とテンポよく事態は進展している気はしますが、まだまだ先が読めませんね。
しかし、これは前回コメントでファイネスさんや予想屋さんから予想を頂いているように、痺れを切らしてカイジたちが先に駅へ向かっても駅員の点検に横槍は入れられません。
チャンが住所のメモを失っている可能性が高いことも含めて、両者のすれ違いが更なる被害を生み出しそうで怖いな・・・。
※今回の疑問点続き。
冒頭のおじさん宅から駅へと向かうドライブについて、ナレーションでは二人が「島根の田舎道を疾走」とあるのですが・・・広島じゃなかったのか。
何度も「広島の片田舎で停滞中」という説明がありましたよね。
二人が乗車したのは鶴ノ巣。
架空の駅名ですが、地名としては広島に存在します。
(↓図の青チェック地点)
しかし、利用した三江線は図中の三次から北西に伸びている路線です。
よってチャンは島根から南下し、三次駅で芸備線に乗り換えて広島に到着。鶴ノ巣のある地点には近付いてもいないことになります。
おじさんが下車した山路駅も架空だったように、鶴ノ巣も偶然広島に存在していただけで架空の設定だったようですね。
つまりおじさん宅は島根との県境付近にあり、地理的に最寄り駅が県内ではなく島根の鶴ノ巣だったため、仕方なく目的の広島駅とは反対方向にクルマを飛ばしたという解釈でしょうか。
1時間半をかけて島根へ北上するならその時間で県内側へ走らせるべきなのでは・・・とも思いますが、山奥でしたから道筋も限られていたのかもしれません。
ただ、今回のチャンは鶴ノ巣から広島までを1時間40分で移動していますが、実際は三次ー広島区間だけでそれ以上かかります。
ちなみに三江線については、今月1日に全線廃止されたばかり。
時事ネタを絡める為ではないでしょうが、やや苦しい変更に思われました。
また、6億円を預けたコインロッカーのある駅についても今回は東京の「志野駅」となっていますが、273話では「新中原駅」(恐らく川崎)でした。
地理の細かい変更が今後の展開に影響するとは思いませんが、あまりに謎すぎる・・・。
実在と架空の地名が混在しているために整合性を取りづらいのは確かですが、足を引っ張っているのは後付けした変更部分のみ。
当初の通りに島根を経由せず、タクシーで東京ではなく直接栃木へ向かえば問題なかったわけです。
わざわざ整合性を崩すように変えた意図が分からない。
それとも私が何か盛大な思い違いをしているのでしょうか・・・それも分からない。
・・・疲れた。
鉄道ファンでもないのに広島の路線に詳しくなってしまったよ( ゚∀゚; )
そもそもフィクションですし、あまり重箱の隅をつついても仕方ないか。
どうしても細部が気になる性格ですが、本筋に集中します。
gdgdと書き連ねてしまいすみません。
次回は休載。
今回が合併号なので、続きは3週間後ですね。
長いな・・・( ̄□ ̄;)!!
その間にチャンが妙案を思いつくことに期待します。
・週刊ヤングマガジン№21/22合併号(2018/5/7・14)より。