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Channel: ツェーイーメン ~福本漫画感想日記~
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ドラマアカギ・続編製作決定!

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詳細はキンマwebで。

 
やったぜ!ヽ((◎д◎ ))ゝ
 
2年前の鷲巣編が素晴らしい出来でしたから、これは嬉しい!
しかも10月とはすぐじゃないですか・・・!
うわテンション上がった。
 
またスカパーに加入し直さないとね。

 

 

それも内容は竜崎・矢木戦と市川戦!

説明不要の名勝負ですし、セリフのほとんどが名言も言っても過言ではない。

 

アカギが連載終了間近の今だからこそ、初心に返るという意味でも必見ですね。いやー嬉しい。

 

しかも前者は1995年にVシネ化されていますが、市川戦は初の実写化ですね!

ツモ山を弾いたり、捨て牌をすり替えたり、イカサマの攻防が見どころの一つなので、どれだけのクオリティで再現できるかにも注目ですね。

 

 

キャストについては、

アカギ役を本郷奏多さんが続投するとしか判明していませんが、恐らく安岡役も再び神保悟志さんでしょう。

 

お二人とも非常に好演されていてはまり役でしたから、何も心配はいりませんね。前回同様に期待したいです。

今回の内容では南郷さんも重要なポジションですから、キャストが気になります。

 

 

矢木はVシネ版では松重豊さんが演じられていましたが、今回は誰だろう・・・。

まさかの22年越しの続投でも面白いですけど。

 

ただ、難しいのが市川ですよね。

純粋な麻雀の技量では作中トップとの呼び声も高いですが、感情を表に出すタイプではないので、ちょっとした台詞で大物感に説得力を持たせねばならない。

 

外見もそうですが、主張せずとも存在だけで相手を飲み込むような、あの独特の手練れ感。

その雰囲気を持った役者さんがどれほど存在するのか。

すぐには思いつかないな。

 

 

ただ、鷲巣を津川さんという奇跡のキャスティングで成功させているので、大いに期待して続報を待ちたいです。

 

 

そして、問題となるのは時間軸。

当然ながら竜崎・矢木戦、市川戦でのアカギは中学生ですが、本郷さんは現在26歳。

 

年齢よりも若く見えるとはいえ、さすがに中学生を演じるのは厳しい。

 

 

つまり・・・これは回想ではなく、鷲巣戦の後という設定にするのかな・・・?

 

やむを得ないところですし、ドラマはドラマのシナリオと割り切れる部分ではあります。

しかし・・・そうなると初心者だったアカギが「カンについての無知と誤解」を矢木に突かれた展開などに矛盾が発生する。

 

この問題をどのように解消するのか、スタッフの腕の見せ所ですね。この点についても、続報を待ちます。

 

 

初回は無料放送なので、皆さんで応援しましょう・・・!(⌒▽⌒)

 

 

そして今後もこのプロジェクトが続き、浦部や仲井編、そして天のドラマ化まで発展してくれることを願います。

 

 

 

※ついでに小ネタ

 

現在、アカギの公式サイトで自分のアカギキャラクタータイプを診断する事ができます。

http://www.takeshobo.co.jp/sp/akagi/index.html

 

まさかの仰木さんw
 
・・・これは仰木さんには失礼だけど、ちょっと喜べないな(^_^;)
どうせならアカギや鷲巣を引きたかった。
 
というか、1問目の「リーダー役よりサポート役が好きだ」を○で答えたのに、仰木さんは組の若頭。
露骨にリーダーじゃん・・・w 設問の意味が無いな(・・;)

 

まぁ時には冷静に、ということで素直に受け入れよう。

 

アカギ EPISODE300 感想 ~再戦への執念~

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ようやくテスト期間が終了し、昨日から実家に帰省。

 

そして・・・!

IMG_20170804_220415492.jpg
遂に入手しました!(°∀°)b
 
時代はドラクエ11?スプラトゥーン2?
いやいや、
今年の夏休みはPSカイジとPS2アカギで決まりでしょ!
 
いずれ必ずプレイすると決めていたので、敢えて情報は入れないようにしてきました。
攻略等にも頼らず、初見で挑みたいと思います。
 
そして・・・初プレイ時の記録を残したいという意味で、調子に乗って実況をUPすることも考えています。既に多くの方が上げていますし、トークも滑舌も絶望的なので需要は皆無でしょうけれど。

 

 

以下、今月のアカギ感想。

 
(鷲巣麻雀決着までの簡単な流れ↓)

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/theme-10093607504.html

 

 

今回のアカギは連載300回目を記念し、巻頭カラー&32Pの増ページでした・・・!

 

(↓なぜかサブタイの「闇に降り立った天才」に句点が付いています)

 

アカギと再戦するため、仰木の稲田組へ向かう事にした鷲巣。

 

しかし、鷲巣麻雀による猟奇殺人の証拠を消すため、既にクルマは処分済み。

白服たちは手分けをしてタクシー会社へ電話しますが、なかなか捕まえることが出来ません。

 

2時間もあれば、アカギは組を離れてしまうかもね。
 
仰木に電話して留めてもらうにしても、金を得た彼らが再戦など望むわけがありません。

 

 

岡本はもはや電車で行くしかないと進言しますが、鷲巣にとって大衆の移動手段を用いるのは屈辱的。

 

とても気が乗りませんが・・・しかし他に手段がない以上、背に腹は代えられませんね。

またシュールなコマだなw
 
キレイに等間隔に並んで、膝にグーの手を置いて、卒業証書授与の待機中みたいになってる(^_^;)
ここまで張り詰めた空気の車内もそうそう無いだろう。

 

地味に鷲巣が座席に1枚毛布を噛ませてるのが細かいな。

 

 

一方、鷲巣が向かっているとも知らない稲田組では、

安岡と仰木が軽い祝勝会を開いていました。

既に日付をまたぎ 夜明けを迎えていますが、二人とも熱戦の余韻から目が冴えているようです。

 

手元の1億ずつを眺めつつ、充実感に浸る二人。

 

金を諦めたアカギの言動に納得のいかない安岡ですが、その無欲こそが強さの源。

 

改めて、嵐の夜を回顧していましたが・・・

その時。

 

表から、騒々しい大声と共に駆け寄る足音が・・・!

 

それは、

死んだはずの鷲巣が目の前に!
これは怖いな(  ゚ ▽ ゚ ;)
 
たじろぎつつ金を死守しようとする二人ですが、鷲巣の目的はもちろん金ではなくアカギとの再戦。

 

しかし、アカギは既にこの場を離れていました。

 

なぜ、あれだけの功労者を引き止めないのかと怒る鷲巣ですが・・・

まあ大勝負を終えたとはいえ、アカギがそんなウェットに馴れ合うとも思えないね。
無理に引き止めるのも野暮ですし、アカギの生き様を尊重したいだろうな。

 

当ての外れた鷲巣でしたが、今のアカギは疲労困憊。

この界隈のホテルで休憩しているだろうと、さっそく捜索に向かおうとしますが・・・

 

仰木たちはアカギを駅まで送った際、すぐに改札を抜けていくのを確認済み。

そして行先も告げられていない為、現在は行方不明です。

既にこちらから居所を知る術は失っていました。

 

とはいえ、ここまで来た以上は諦めきれない鷲巣。

今後アカギから連絡があった場合、必ず知らせるよう二人に命令しました。

突然の出来事に戸惑う二人でしたが、考えてみればアカギは稲田組の住所も電話番号も知りません。
 
鷲巣も駄目元で話したのでしょうが、そもそも連絡など来るはずがありませんね。

 

しかし改めて、アカギへ対する鷲巣の執念は相当なものだな。

 

 

一息ついた仰木も、アカギがとんだ貧乏くじを引かされてしまったと苦笑い。

 

今回の勝者はもちろんアカギですが、

敗者である鷲巣はその「アカギ」という人生の目標、生きがいを手にしました。

 

もはや政治に干渉できない今後の鷲巣の人生にとって、心に火をつける対象が得られたことは価値があるだろうね。

財産は半減、失ったモノは大きいですが、同時に得たモノも一番大きかった。

 

そして、安岡と仰木も互いに1億という十分な報酬を得ました。

 

 

ただ・・・当のアカギはどうでしょう。

 

確かに形の上では勝者となりましたが、求めていたのは命を賭けた真の死闘。

ヒリつくような闘牌による決着でした。

 

しかし、実際はルール違反の輸血という変則的な終結。

達成感を満たされなかったアカギは勝ちを認めず、金の受け取りも放棄しています。

 

つまり、勝者であるアカギだけが何も得ていないばかりか、鷲巣巌という狂人に見込まれてしまいました。


車窓の日射しを受け、眠ったまま電車に揺られるアカギ。
 
果たしてどこへ向かおうというのか・・・
良いコマだね。

 

 

その頃・・・鷲巣は白服たちを引き連れ、足を棒にして街を歩き続けていました。

 

もはや当てもなく、実現は絶望的と知りながら・・・

うわ言のように、アカギとの再戦を口にするのでした。

あれ・・・アカギは完全に行方知れずとなりましたけど、もう再戦・延長戦の可能性は消滅したのでは。
 
非常に余韻を残した引きですし、次回の舞台が数年後でも不思議ではない締め方だな。
もしかして・・・これが本当の鷲巣編の終了なのか。

 

アカギの行方が気になります。

残り半年ですし、そろそろラストエピソードへ向けて展開されるのかな。
 
25年の集大成となる幕引きはいかなる着地となるのか、期待して待ちたいですね。

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編・第254話『激突』感想 ~溶解不可能の氷~

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先日予告していました PSカイジの実況動画を投稿。
今後はPS2アカギと交互に上げる予定です。
 
正直小っ恥ずかしいのでここには載せませんが、ニコ動で検索すれば出てくるはず。
 
ただ・・・元々くぐもった声で滑舌も悪いので、改めて向いていない事がよく分かった(^_^;
再生はくれぐれも自己責任でお願いします。

 

ゲーム自体は想像以上に正統派の心理戦を楽しめているので、黒歴史となろうが完走はしたいな。

 

 

以下、今週のカイジ感想です。

 

 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、遂にベルトが解除、和也は椅子にしがみつきながら絶望を覚えました。

 

そして・・・死の淵で回想されたのは、同じくマザー・ソフィーに選ばれなかった幼い日のトラウマ。

 

とある休日、その一家団欒のクルージングで何があったのでしょうか。

 

 

母親であるソフィーが和也に微笑み、手を振った直後、船はカジキかイルカか・・・ともかく何かの激突を受けて大揺れ。

 

黒ひげゲームをへりのすぐ側で遊んでいたため、

まだ4歳の頃ですし、頭から水中に沈めばパニックになるよね。
自力で上がってこいと言うのは辛い話。
 
当然、子が溺れれば親はすぐに救助へ向かいますが・・・
 
このとき和也にとって不運だったのは、船尾にいた兄の和貴も同じように海へ落下した事。
 
しかも、
対して、和也がいた場所は仕切りで遮られ、ちょうど人目の死角。
 
落ちてからも顔を上げられず、声も出せなかったために見過ごされてしまったのです・・・!
 
 
もう一つの緊急事態が起こっているとは誰も知らず、和貴は迅速に救助されました。
まあサメに喰われたら泣けもしないわけで。
 
しかし・・・さすが奥さん、会長を呼び捨てに出来るとは豪胆だな。
ちょっと天然で怠惰ですけど、常識は持っているようですね。良い性格をしてる。

 

 

一同は危機が去ったと胸をなで下ろしますが・・・

この時、本当に危機的状況に置かれていたのは和貴ではありません。

 

事故発生からしばらくの間、あろうことか和也はただただ放っておかれたのです。

 

もちろん故意ではないにしろ、本人からすればとんでもない恐怖だよね。見捨てられたと受け取っても仕方がない。

 

 

散乱する黒ひげゲームから最初に異変を察知したのは、家政婦の和枝。

事なきを得る!
 
対応が遅れてしまい、黒服たちは和也へ必死に陳謝。
 
会長は分からんもんは分からん、と開き直っていますが、
ソフィーは本当に気が気ではなかったようですね・・・。
 
母親として情けなかったことを謝る、素直な愛情が表れているように思えますが・・・
この言葉で、和也は心に傷を負ってしまいました。

 

というのも・・・他の人はともかく、ソフィーは和也が落ちる直前に目を合わせて手を振っていました。

 

つまり海に投げ出される瞬間を目撃していたにも関わらず、真っ先に助けたのは兄の和貴。

気付かなかったなど嘘、後回しにされたのは故意だと・・・和也は確信してしまったのです。

 

しかし、実はこれは全くの誤解。

真実は違っていました。

 

事故直前、

ソフィーが手を振っていた本当の相手は、テーブルの上の鏡。

あの激突!
 
そこでソフィーは反射的に振り返ったため、落下する和貴の救助へ向かうのは当然。
 
決して和也よりも兄を優先したわけではなかったのです。

うわ・・・なんて悲しい勘違いなんだ・・・。

 

しかし、この誤解が解けることのないまま、3年後にソフィーは急逝。

凍り付いていた和也の心の芯は、ついに解凍する術を失ってしまったのです。

 

まあ・・・面と向かってあの時オレを故意に見捨てたよね、なんて怖すぎて聞けないよ。

 

今回のような真実が語られれば霧は晴れますが、万が一それで母親が口ごもるような姿でも目にしたら、もう立ち直れない。

確信しつつも一片のグレーの可能性は残さないと、心の拠り所が無くなってしまうのだろうな。

 

 

そして母親にさえ選ばれなかった衝撃を、今も和也は引きずっています。

 

とどのつまり、自分は愛されない人間。

その凝り固まった価値観は、この記憶に起因していたのですね。

 

 

悪夢の回想を終えてもなお、和也の脳内にはソフィーの声がこだまします。

しかし、

確かに賢そうな外見ではあるけど、兄弟間で出来を比較されるのは辛いだろうな。
会長が顔を嫌っていた一条に似たタイプですけど、実子は特別だよね。

 

しかし・・・誤解とはいえ母親からも優先順位を付けられ、親の七光り、会長の影ばかりを窺われて人間関係も崩壊・・・そりゃあ人間不信になっても不思議はない。

 

 

誰にも望まれず、愛されない自分は、果たして・・・何のために存在しているのか。

全ての営為は不毛だったのかと、希望を無くした和也。

 

生への執着が途切れたのか、それは意図せず握力にも影響してしまいました。

え・・・!(O_O)

 

・・・・お、落ちる・・・!?

 

 
 
絶望と悲惨を湛えながら・・・

和也はとうとう落下・・・!( °д°)

和也は何人もの命を不当なギャンブルで奪ってきました。
 
当然・・・それは今回語られたような、過去の境遇程度で擁護できるものではありません。和也の自業自得である部分も多い。
 
しかし、救われてほしい。
こじれた人間関係も、誤解も、その果ての処刑執行も、天罰の一語で片付けたくはない。
心を満たす手段として凶行を選んだのは理解できませんが、根からの悪人ではないと信じている。
 
一つの些細な価値観の補正で救われるはず・・・救われてほしい。

 

 

回想は二話で完結しましたし、和也の性格の構築を裏付けるもので興味深かったな。

 

既に投下開始、カイジたちはいかにして救うのか・・・

内容が濃くなってきただけに、続きが再来週というのが焦れるなぁ

講談社圧倒的プロジェクト・・・?

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今週はヤンマガが合併号の兼ね合いでお休み。

 

とはいえあまり更新が空くのもどうかと思うので、気になる話題を一つ。

 

 

本日昼過ぎのこと・・・

講談社公式によって、謎のTwitterアカウントが開設されました。

明らかに福本調のツイート。

 

福本作品関連となれば内容が気になるところですが・・・

詳細についての情報は一切なし。

まだ1週間は待機せねばならないようです。

 

 

これは一体何だろう・・・?

アカギは10月にドラマの2期が来ますし、実写化関連でしょうか。

 

「圧倒的プロジェクト」と銘打たれている以上、それ位のインパクトはあるニュースであってほしいな。

 

 

講談社なので、カイジ・トネガワ・ハンチョウ、あるいは零のいずれかが対象。

 

そうなった場合、一番有力なのはトネガワのアニメ化、ドラマ化かな。勢いのあるうちに実現させたいでしょうし、映画からの続投で利根川役を香川さんが演じるとなれば、流行間違いないと思う。

 

あるいはハンチョウの実写化、カイジの3期なども可能性はありそうですが・・・現時点では何とも言い難いな。

 

色々予想しながら、期待しながら情報を待ちたいと思います。

 

 

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編・第255話『落下』感想 ~起死回生の救出劇~

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ここ最近、実況動画にハマりすぎています。

喋りながらプレイするのが単純に楽しい。

 

再生が伸びないのは当然ですが、コメントは意外にも少し頂いています。攻略情報など、応援を頂き本当にありがたいです。

 

ただ、このままではブログが疎かになりそう・・・というか、本業の勉強が疎かになりそう。没頭しすぎてはいけないね・・・。

 

 

ところで、今日は先日取り上げました「講談社圧倒的プロジェクト」の詳細が判明。

 

福本語での予告ツイートだったので期待したのですが、

実際はヤンマガ・モーニング・アフタヌーン・イブニングの講談社の青年誌4誌が融合した「コミックDAYS」という漫画アプリが来年始動する・・・というものでした。

 

思わせぶりだっただけに、残念ですし裏切られた感覚。

 

ただ、私の勝手な希望にすぎませんでしたからね・・・。

無駄に福本作品の実写化の期待を煽ってしまい、申し訳ありませんでしたm(_ _ )m

 

 

以下、今週のカイジ感想です。

 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、母親に見捨てられた過去・・・実は誤解であるそのトラウマに身を焦がしながら、遂に落下が執行された和也。

 

自らの惨死体を脳裏に浮かべつつ、それでもなお母親の愛情を忘れられないようです。

(※落下中↓)

極限の恐怖に、和也は落下しながら失神してしまいます。
 
・・・果たして和也の安否は・・・!?
・・・!?(°д°;)
 
和也が着地したのはアタッシュケースを隠していたシートかな・・・どういう状態?
 
取り敢えず地面への直撃は避けられたようだけど・・・。
 
 
すると・・・盛り上がったシートの中から、現れたのはチャン・マリオ・そして、
カイジ!
え・・・まだ理屈が分からないわ。
 
しかし、ともかくカイジは和也の自発呼吸を確認。
そして介抱は黒服に任せるとして、即座に倉庫を後にするのでした・・・
目覚めは見届けないんだ・・・。
まあ、万が一にでもゴネられて武力の黒服を呼ばれては困りますし、サッサと勝利を確定させたいか。
 
 
しかし、それにしても気になるのは救助方法。
 
まず、先程のブルーシートは・・・やはりワン・ポーカー編の冒頭で20億を隠していたものでした。
 
協力して地上へ落下させると、すぐさま3人はエレベーターでその地点へ。
そしてシートの端を自分の膝下へ送り込み、その上に座ったのでした。
つまり、
えええ・・・!?(  ゚ ▽ ゚ ;)
確かに理論上は通りそうだけど・・・かなり危なくないか?
 
まず和也の落下地点を目視で予想してるけど、少しでもズレたら3人のいずれかの背中に直撃するよね・・・。
実際にギリギリだし、脊髄損傷ともなれば一生残る麻痺は避けられないところ。
 
またブルーシートの持つ強度は分かりませんが、ピンを張りすぎては首から落下している以上、頸椎の損傷は否めませんし、少しでも緩ければ落下の勢いで床に叩きつけられるような・・・。

 

実際は成功した以上このあたりの考察は野暮ですが、ここまで上手くフワッと浮き上がる結果になるのだろうか。

 

それにしても・・・札束のばら撒きによるクッションを筆頭に、皆さんからのコメントの力もお借りしまして様々な策を予想していましたが、いずれにも該当しない方法でしたね。

 

斬新かつ納得できない事はない結末でしたから、個人的には嬉しいな。

 

かくして・・・

いやぁ・・・良かったね~!(^◇^;)
そりゃあカイジが動き出した以上は生還は間違いないものでしたが、見る限りでは後遺症も何も残らなさそうで何より。

 

破滅的・壊滅的な大敗を喫し、ソフィーからの寵愛も失った和也でしたが、それでも結果的には生還。

この経験が後の和也の人生観にどのように影響していくのかも気になります。

 

 

ただ、カイジは倉庫を去ってしまったようですね。

今回のワン・ポーカー編は、対戦相手である和也へ決着の3出しについての種明かしは行われないのかな。

 

あるとしてもチャンマリへのみとなりそうですし、このままでは和也を仲間に引き入れる展開も無しか。

これでカイジと和也の関係が途切れるとは思えないのですが、どういった幕引きとなるのでしょうね・・・。

 

あれ・・・もしかして、既に最終回も近いのかな?

 

必ず描かれるであろう展開とすると・・・種明かしを除けば、目覚めた和也の描写や坂崎への300万+αの返済、そしてチャンマリとの別れかな。

 

カイジという作品は兵藤会長を倒すことが最終目的だと捉えていますから、黒崎さんなどが中ボスとして立ちはだかるのか、現在の帝愛の内部状況なども気になりますね。

 

恐らくこの長かった一夜が明けることで堕天録も完結ですし、次のシリーズへ向けての展望も描かれるはず。

 

作品全体を俯瞰した際にいかに着地するのかも含めて、ワン・ポーカー編のフィナーレを注目して見守りたいと思います。

 

 

※隔週連載を続けていたハンチョウが1か月半の休載期間に入るようです。

確かに尤もだ・・・w
実際はネタの充電期間だと思いますが、上手い理由を考えたね(^_^;)

賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編・第256話『24億』感想 ~未来への脱出行~

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今週のカイジは巻中カラー。

 

9/6に2巻同時発売される13巻・14巻の告知ですね。(ハンチョウ2巻も同日の発売です)

13巻の発売日は、当初の3月の予定から3度に渡って延期されていました。
今度こそ無事に刊行されるようで一安心ですね。

 

また、疑問だった14巻のトランプ表記については10と4のカードを並べることで対応。まあ無難なところですね。

 

 

ただ、2巻同時発売と聞けばハイペースに聞こえますが・・・
実際のところ、現時点でストックは39話貯まっているので、1巻9話として15巻・16巻までは発売可能です。
 
 

ちなみに単行本派の方は、現時点で勝負の決着はおろか∴穴の存在すら知りません。これでは生殺しもいいところですよね・・・。

何故ここまで延期させる必要があったのか・・・。

 

長いレイズ合戦の末に決着が付くのは16巻の収録分となりそうですから、単行本派の方の為にもペースを上げてほしいな。

 

 

それでは今週の感想です。

 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、カイジは落下する和也の処刑を、ブルーシートを用いた奇策によって防ぐことに成功しました。

 

外傷は無いものの、未だ失神中の和也。

目覚めを待つことなくその元から離れたカイジ達は、すぐさまエレベーターへ駆け出しました。

 

てっきり前回の時点で倉庫を後にしたかと思いましたが、よく考えればまだすべき事は残っていますね。

 

まずは・・・そう!

金ですよ金!肝心要の。
まだトラックに積んでいませんでした。

 

しかし圧倒されるね・・・。

黙示録のティッシュくじ引きでは、1億円は場がゆがむほどの大金と喩えられていました。

 

今回はその20倍、カイジの4億円と合わせて24倍ですからね・・・!

その見開きの3人のように息が詰まるし、固まるだろうな。

 

ただ、眼の前には確かに存在しているものの、まだ完全に手に入れたわけではありません。

 

問題となるのは、倉庫のすぐ外に控えている和也の黒服たち。

カイジたちの脱出の現場を見つけた場合、素直に持ち出しを認めるとは思えません。

 

それはカイジの勝ちの権利云々に言及するわけではありませんが、今回持ち出されるのは20億という大金。

まずは上への判断を仰ぐ必要があります。

 

となれば当然・・・トップである会長は、

カイジらの生命も危ない!
 
兵藤はこと勝負に限ってはフェア・・・それがカイジの認識ではありますが、回想等から察するに会長が和也を気にかけているのは確か。
 
最終的には危険を顧みずに救出したとはいえ、その生命を脅かしたのはそもそもカイジであることも事実です。
会長自らが関わった勝負でもありませんし、強硬策を用いてカイジを潰しにくる可能性は否定できませんね。

 

あまりの長丁場ですから、黒服が様子を見に来てバッタリ鉢合わせ・・・という最悪の事態を防ぐためにも、今は一刻も早くこの場を去らねばなりません。

 

さっそく3人は分担作業を開始!

カイジとマリオが素早くトランクを運びだすと、チャンはトラックを運転し近場に移動させました。

背に24億・・・これは謎のプレッシャーがかかるね(^_^;)
 
私も幼い頃、祖父の軽トラの荷台に乗って移動したことがありますが、あれはオープンカーのように風を感じられるので好きだったな・・・。
 
荷台に乗るのは本来違法ですけれど、今回のマリオの場合は積載物の見張りとも取れるのでOKか。

 

マリオにとっても6億円が自分のものとなるわけですから、勝負は終わっても気が休まらないだろうな。

 

運転手はチャン。

免許を持っているのかどうかはこの際関係ないとは思いますが、カイジは助手席に乗り込みました。

 

そして・・・

脱出時に黒服に見つかるのは間違いありませんが、飛ばして遠くに逃れようという事ですね。

 

そうなった場合、やはり和也への3出しの解説は行われないわけですが・・・状況を考慮すれば仕方ないのかな。

 

会長との再戦にこぎつけるためには和也の存在が必須だと思うので、いかにして再会する展開にするのか気になります。

 

今回のヒキは脱出行が一筋縄ではいかずに長引くことを暗示するような文ですが、次週は休載。

3人が晴れて億万長者となれるのか、次回に注目したいですね。

 

※週刊ヤングマガジン№39より。

 

アカギ EPISODE301 感想&ドラマアカギ・キャスト情報

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鷲巣麻雀決着、そしてアカギの失踪。

 

蘇った鷲巣には再戦への未練が残りますが、もはやアカギの消息を掴むことは叶わないのでした・・・。

 
(鷲巣麻雀決着までの簡単な流れ↓)

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/theme-10093607504.html

 

前回ラストで描かれた、電車内で眠るアカギ。

それはどこか大勝負の終結、その余韻を漂わせるカットでした・・・。

 

そして、今回の舞台は・・・

 

灼熱、狂熱、死闘・・・あの狂気の夜から、3年・・・!

マジで・・・!?
本当に時代が飛んだよ・・・!(゜д゜;)
 
約3年後、昭和43年西暦に直すと1968年。
アカギは21歳ということになりますね。
 
※1巻の初登場時点(1958年)でアカギは13歳ですが、7年後(1965年)の鷲巣編(8/31)で19歳なので、1巻の初登場は9/1以降。
さらに、アカギは1999/09/26に53歳で亡くなっているので、誕生日は1945/09/27~1945/12/31の間です。

 

 

それはともかくとして、金沢ですか・・・その付近ですから都会過ぎず、田舎過ぎず、しかも御川は海沿いに位置します。

こざっぱりした風情があって、なるほどアカギが好みそうな町ですね。

 

しかし、アカギは生粋のギャンブラー。

目的はやはり、この一帯を治めていた弥城組が開く賭場でした。

 

 

ここでは月に一度の常盆に加え、夏のお盆13・14・15日にも賭場は開かれるのが恒例となっていたのです。

 

夏祭りの的屋や芸能ショーの興行と合わせて、この3日間は弥城組にとって貴重な臨時収入の場。

 

勿論通常の賭場よりも、多くの人手が詰めかけていました。

 

そして気になる種目は・・・!

博奕の華!

おお・・・手本引きか。
名前は有名なので聞いたことがありますが、ルールは知らないな(・・;)
 
銀と金では蔵前戦で用意された7つのギャンブルの1つとして名前は挙がっていましたが、森田がルールを知らなかったためにスルーされました。
つまり福本作品全体でも、手本引きが本格的に描かれるのは初めてですね。

 

もちろん、今回は簡単にルールも説明されました。

 

手本引きとは、言うなら札当てゲーム。

 

まず胴元が6枚の繰札(独特の1~6の模様が描かれた絵札)から任意の1枚を選び、それを紙下の中に入れて隠します。

その目を張子(参加者)は当てるという、一見して運否天賦の単純な博奕です。

 

しかし、この博打の肝は胴が自分の選んだ繰札が何であるかを「知ったうえで」紙下の中へ入れるということ。

作為的にその1枚と決めて、選び出すのです。

 

つまりサイコロを用いたチンチロやおいちょかぶとは異なり偶然性は排除されているので、相手の性格や癖を読むといった攻防が展開されることになります。


ここまでを聞くと、やはりアカギですし倉田組での丁半博打を思い出しますね。

しかし、手本引きが丁半よりも格上とされ、日本における究極のギャンブルと呼ばれている所以はその張り方にもありました。

 

丁半は二択のどちらかに賭けるだけですが、

手本引きは繰札6枚から1点に賭ける「スイチ」、2点張りの「グニ」、3点張りの「ヤマポン」、4点張りの「安張り/箱張り」など。

各点の張り方はさらに細分化されますが、1度で複数の目について賭ける事ができます。

もちろん1点賭けは4.5倍返し、2点賭けは3倍返し・・・と見返りに差はありますが、おおむね張子は最も倍率の低い4点張りを選択。

 

機を見て大張りしてもいいのでは・・・とも思いますが、ここでの最低の張りは10万円。

 

つまり捨て試合を作りづらい以上、1点張りというのは胴の癖を見破ったり技量を読み切ったと宣言するようなもの。

胴の面子を踏みにじる不遜な行為ですね。

 

わざわざケンカを売るような、そんな事を荒立てるような張りをする者は・・・ここには誰も存在しません。
 

 

一人の悪魔を・・・除いては。

さっすが!(^▽^;)
 
2点3点に保険を掛ける・・・なんて、そんな張り方をアカギが選択するわけがありませんね。

 

21歳のアカギ・・・奇しくも私と同い年か。一度は私が追い抜いてしまいましたが、再び並んだのは嬉しいな。

 

僅か3年の空きですから、外見は変わっていませんね。所見として外傷なども無いので一安心。

まあギャンブルにしろ抗争にしろ、アカギが傷を負う訳がありませんけれど。

 

静かな自信を漂わせつつ、スイチの300万張りに出たアカギ。

場は騒然としますが、一人の参加者が「通り」・・・つまりアカギの張りに乗る戦法に出ました。

 

そして、それが口火・・・

ここを読むと「あれ・・・アカギでも2度に1度は外すのか・・・」とも思えますが、それは違いますよね。
 
丁半博打の時にも説明がありましたが、小張りでわざと外すことで胴の思考を誘導・操作していたはず。
 
それらは全て、ここぞの大張りができる大勝の機会を生むため。
10回の試行の末、その時が訪れたという訳です。

 

恐らく、参加者たちもその気配に気づいたのでしょう。

いや・・・それ以前にアカギという人間自体から発せられる、尋常ならぬオーラ。

 

それはどれだけ鈍い人間でも、もはや感じざるを得ないものでした
まさに天性のカリスマですよね・・・!
 
 
そして勝負。
 
掛け声がかかると・・・
胴はまず、紙下の前にある目木(木札)から、さきほど選んだ繰札に対応する1つを右端に移動させます。
 
これを繰札を見せる前に行うことで、胴が無作為ではなく自分の判断によって繰札を選んでいた事の証明となるわけです。
 
なるほど・・・!
確かによく出来たギャンブルですね。
一つ一つのルールが心理戦を高め、それを焚き付けるために働いているな。
当たり札は二・・・!
 
各々が当たり外れを示しますが、
事実上、この場はアカギと胴とのサシ勝負。

当てる・・・という

魂を削り合うような博奕なのだ!

 

洞察や流れを読む力が全てを決する手本引き。

偶然・偶発の結果は存在しません。

 

つまり、その力量において上回った者、

鋭い者は・・・

マジでカッコいい・・・\( °∀° )/
 
純粋な博徒としての能力が求められる手本引き。
むろんアカギはその才覚において最高峰、この結果は当然だね・・・!
何というか・・・流石と言うのもおこがましいレベル。
時代設定が飛び、新たなギャンブル手本引き。
そこでもアカギは、変わらずアカギたりていました。

 

また一つ、伝説が増えましたね。
連載の幕引きに向け、徐々に全国的に知られる博徒として成長して行く歩みが描かれたことは嬉しいな。
 
しかし一話でこれだけの密度はいつ以来だろう・・・。
描こうと思えば描けるんですよね・・・。
起承転結が纏まっていますし、連載終了後の読み切りでのストーリーは今回のようになるのかな。
 
種目が麻雀ではなく、アカギのセリフも0・・・それなのにこの存在感。見事に魅力が詰まっていました。満足です。

 

 

この手本引き編は次回にも続くようですね。

 

ただこの状況は・・・アカギは失踪してもいずれ全国どこかの賭場に現れると考えた、前回の鷲巣の予想通りとなっています。

 

そしてこの強烈な大勝。瞬く間に話題となるでしょう。

 

つまり、いまだにこの界隈で鷲巣の部下が張り込んでいた場合、その情報は必ず耳に届きます。

鷲巣が飛んできて再会・・・なんて展開もあるのか?

 

単体のエピソードとして満足度の高い回でしたが、全く先が読めませんね。

残り5話・・・クオリティの向上も見られましたから、さらなる伝説に期待します・・・!

 

 
※近代麻雀10/1号より。
手本引きの説明は、一部該当のwikipediaより。

 

 

※10月13日の初回放送が決定したドラマアカギの続編、

「竜崎・矢木編」「市川編」のキャストが一部判明しました!

 

アカギ役は引き続き本郷奏多さんで確定。

安岡役も恐らく神保悟志さんが演じるものと思われます。

 

以降新キャスト、

 

南郷役は駿河太郎さん!

なるほど・・・!色黒ですし、それなりにガタイも良いですし、イメージは近いかも。

鶴瓶さんの息子という肩書が先行しますが、半沢直樹での好演の印象も強いな。

今回は全5話通してメインキャストですから、かなり重要な役割を担います。期待したいです。

 

そして、矢木圭次役は眞島秀和さん!

おお・・・嬉しい!

同じ山形出身の方なので、個人的に以前から応援していました。

 

数々のドラマや映画で名脇役を務めていますよね。

 

ちなみに以前ドラマのライアーゲームに出演された際、17ポーカー編で動体視力に優れた元ボクサー役を務めています。

同じギャンブル漫画ですし、策を弄して見せ場を作るも無残に敗北する・・・という、矢木によく似た役回りを好演されていますので間違いないですね。

 

 

そして、最も注目されていた市川役には

鹿賀丈史さん!

はい、完璧・・・!ヽ(゚◇゚ )ノ

 

ドラマの続編制作が決定した際、

 

ただ、難しいのが市川ですよね。

純粋な麻雀の技量では作中トップとの呼び声も高いですが、感情を表に出すタイプではないので、ちょっとした台詞で大物感に説得力を持たせねばならない。

 

外見もそうですが、主張せずとも存在だけで相手を飲み込むような、あの独特の手練れ感。

その雰囲気を持った役者さんがどれほど存在するのか。

すぐには思いつかないな

 

などと不安を述べてしまいましたが、鹿賀さんであればオールクリアですよね!

名作映画「麻雀放浪記」でも確かな実力を披露されていますし、麻雀慣れも問題なし。

 

前回で鷲巣を演じられた津川さんと同様、存在感だけでも市川という役に説得力を持たせるに十分ですね。

 

いや、だって・・・鹿賀さんの市川役なんて、もう想像するだけでも絶対カッコいいじゃん!(つ∀<。)

 

むしろ本郷さんが呑まれないか心配になってしまうくらい(^▽^;)

 

ちなみに↓には鹿賀さんの意気込みも掲載されています。

https://yomumiru.skyperfectv.co.jp/release/201708-009032.php

 

市川という雀士を完璧に理解されているのがよく分かりますね。もう期待しかありません・・・!

 

ちなみに、福本先生からは「雀士アカギの誕生物語」とのコメントも出ていますので、時間軸はやはり原作同様に鷲巣編よりも前となるようです。

26歳の本郷さんがいかに中学生を演じ切るのか、難しいとは思いますがその答えもしっかりと見届けたいですね。

 

スカパーですが初回は無料放送なので、10/13は皆さんで楽しみ応援しましょう・・・!(⌒▽⌒)

中間管理録トネガワ 第38話『取説』感想 ~磨け女子力・・・!~

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※先日当選しました、トネガワとダビスタコラボの懸賞の賞品が到着。

会長がやはりアクティブすぎるw
意外に運動神経抜群だったりするのだろうか(^◇^;)
 
貴重なので勿論使わずに保存しますが、5000円なので少し勿体ない気もするな・・・(^_^;)

 

 

先月のトネガワは2話掲載です。

遅くなりすぎました( ゚д゚)

 

 

 

この日、チーム利根川はいつもの第3会議室でデスクワーク中。

 

西口は利根川へコーヒーを運びますが、ふとその額に絆創膏が張られているのに気づきました。

 

訳を尋ねると、やはり会長に制裁された跡との事。

それも、一緒に道を歩いていたところ、何の前触れもなく急に後ろから杖で叩かれたのでした。

 

理不尽とはいえ・・・もはやそれは日常茶飯事。

利根川はさして気に留めていませんでしたが・・・、

あると思うんですよね・・!
女子っぽいとこ・・・・!
 
ええ・・・!?(゜д゜;)
どこが!?

 

・・・と思いましたけど、振り返ってみれば・・・

トネガワでの会長は、ヨガや心理テストにハマっていた時期がありましたね。

今回の気難しさが女子的なものかは別としても、意外に遠くはないのかも・・・?

 

利根川たちも困惑しますが、

西口は証拠として、即座に西野カナの「トリセツ」を流し始めました・・・!

卑怯だろこれはw
まずなぜ会長は白目剥いてんの!?( ゚∀゚; )

 

しかしまぁ・・・確かに符合する部分は多いなw

特に前半は会長の性格そのものだね。

 

曲を聴き終えた利根川たちも、自然と会長の顔が浮かぶのでした。

 

そして数日後・・・

さっそく利根川は会長の歩くスピードに合わせてみると、確かに叩かれることは無くなりました。

 

光明を見出した利根川は、西口の考える会長のトリセツを聞き出すことに

 

西口によると女性は基本、共感を求めるとのこと。

しかし、これについては利根川はいつも会長に対してはYESマン。常日頃から行っていることですね。

 

とはいえ、自虐的な一言は否定してもらうのが前提。

それによる安心を求めてのことですから、全てに同意するのはご法度です。

 

確かに基本的ではありますが、流石は西口。

初登場時のチームへの細かな気遣いにも表れていましたが、相当女子力は高そうですね。

 

また、道を歩くときは率先して重い荷物を持つことも大切と教えますが・・・

バッグを含めての全身コーデだったんだと思います・・!
 
いやムッズw
 
しかし確かに会長は以前、和装は自身のアイデンティティーとも語っていました。ファッションにも並々ならぬ拘りを持っているのかも。
 
それに、わざわざ会長自らがバッグを持って出掛けるという時点で察するべきかもしれないな。本当にただの荷物であれば、こちらから言わずとも早々に預けたでしょうし。

 

やはり完全には理解しがたい部分もありますが、さっそく利根川は行動を開始!

いきなりは戸惑うよね。
言っている利根川も、言われた会長もこれはむず痒いだろうな(^_^;)

 

というかこの余興は何w

土俵が札束というだけで特に悪魔的には見えないけど面白いのだろうか。まぁ利根川ではありませんが、他でもない会長が笑っているのであればそれでいいけどね。

 

その後も外出時に会長を車道側から離したり、記念日には新しい杖をプレゼント。

 

慣れない行動の連続にじんましんは出ますが、

さらには日々の感謝を手紙に綴るなど・・・会長からの心象を上げるため、地道にアクションを起こし続けました・・・!

 

すると・・・効果は着実に表れ始め、

おお・・・効果抜群!
最近は黒崎さんや八乙女ばかりが評価されて利根川の地位も心配していましたが、これでV字回復かな。
 
ただ・・・バカンスやカヌーはいいとして、フリだとしてもヘリから突き落とそうとするのはどうなの(゜д゜;)
当然スカイダイビングかその辺りだと思いますが、まだハーネスも装着していない時点ではシャレにならないぞ。

 

 

無事に苦労が報われた・・・そう思われましたが、1か月もするとパタリと会長からの連絡が途切れてしまいました。

 

とはいえここ数か月、利根川はあらゆる理不尽に応え、どれだけ多忙でも会長の誘いを最優先しています。

 

これといった原因が思い当たりませんでしたが、西口は気が付いていました。

最近の利根川は失礼の無いように心がけるあまり、会長に対して受け身になりすぎていたことを・・・!

 

誘いを待つだけでなく、自分から誘わねば・・・女子は不安に陥ってしまうのですね。

これ西口は会長を舐めてないか?w
 
会長が女子っぽいというのは我儘な性格が似ている、というだけですから、完全に女子扱いで話を進めるのはどうなの(;^_^A

 

 
というか皮肉めいた言い方は上司である利根川への言葉として失礼でしょ・・・w
 

 

まあ女子目線からのアドバイスを求めたのは利根川の方ですし、釘を刺しづらいだろうけど。

 

 

恐らくの原因も判明したところで、さっそく利根川は会長をキャンプへ誘う事に。

 

もちろん、それは贅の限りを尽くした王のキャンプ。

真摯に魅力を伝えますが・・・会長からは反応なし。

 

というより、無視。

不機嫌の理由を尋ねても答えてくれません・・・!

気難しすぎるってw
 
ただでさえ奔放な会長が別に怒っている訳でもなく、目線を逸らしてハンドスピナーを回す・・・そんなスネだしたときのトリセツなんて無いだろ(^◇^;)
 
しかし利根川を嫌っている反応ではありませんし、これも女子あるある・・・だよな、確かに。

 

利根川は会長に振り回され続ける運命にあるのでしょうね・・・。

改めて暴君である会長の理不尽さが表れたエピソードだったと思います。

 

 

鉄骨ネタも消費し、原作とリンクする展開が作りづらくなった以上、やはり利根川や会長自身のキャラクターを掘り下げていく方向になるのかな。

 

ただ・・・今回に限らずではありますが、ややトネガワ内での会長の威厳が落ちすぎている気はします。

意外にも寂しがり屋、というのは個人的にはイメージの枠内。

 

しかし、それが完全に女子として部下に認識される・・・という展開は確かに面白いことは間違いないのですが、行き過ぎとして賛否が分かれるかもしれないな。

 

ギャグ漫画とはいえ公式スピンオフですから、特に性格についての設定の追加はデリケートになりますね。

面白ければそれでOK、で済まされないラインは人それぞれと思いますが、スピンオフゆえの生みの苦しみはあるだろうな・・・。


賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編・第257話『虎口』感想 ~今宵最後の博奕~

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※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、カイジたちは24億円の勝利を確定するため、軽トラに乗り込みました。

果たして無事に脱出と成るのか、最後の大勝負が始まります。

 

カイジはシャッター前で一度車を止めさせると、荷台のマリオに金を守るように忠告。

 

なぜなら・・・今後は一刻も早く黒服たちの手から逃げるためにも、荒い運転となることが予想されます。

しかし金の入ったトランクはただシートで覆われているだけ、ロープ等で括りつけた訳ではありません。

 

一度追っ手を撒いてしまえばそれらの道具を調達する時間も生まれますが、暫くは必死でしがみつくしかありませんね。

 

トランクは1個につき2億、マリオにかかる責任は重大だな。

というより運転は一人に任せて、荷台では二人で対応するべきじゃない・・・?

助手席に一人を残して、二人で逃げる進路を検討する方が良いのか、どちらが最善だろう。

 

 

とはいえ、脱出における最大の問題はこのシャッターを開けた瞬間。

カイジの記憶では、勝負前に黒服たちがリムジンを止めたのは倉庫の側面でした。

 

今もその位置に留まっていた場合、

この右折した倉庫の裏手に、裏口があれば理想的展開。
黒服たちに気付かれることすらなく、ゆっくりと場を離れることができます。
 
そうなれば安全運転で問題ありませんから、金を落とす心配もありませんね。

 

天に願うしかない・・・これが今夜最後のギャンブル!

 

覚悟を決め、カイジはシャッターのリモコンを操作、

3人は必死に祈ります・・・

 

が!

待ち構えられてる・・・!(゜д゜;)
まぁ、だいぶ前から和也の帰りの遅さを心配していたので当然か。

 

カイジは見えている大通りへは進まず、あるか分からない裏口を目指し右折。

黒服のリムジンは2台とも左を向いていますから、若干の時間稼ぎにもなりますね。

 

 
黒服たちは突然のカイジに面食らったようですが、すぐに状況を把握。
そう・・・カイジの勝利、イコール和也の敗北。
 
本来は有り得ないことではありますが、赤を残しての決着ではない敗北・・・その可能性もあります。
 
事実その万が一が起こったわけで、瞬間的に最悪を予感してしまうのは仕方ないところ。
高崎は和也の身を案じ、一人で倉庫内へ駆け出しました・・・!
 

 

残る黒服たちも3人ずつに分かれて車へ乗り込むと、すぐさまカイジの追跡を開始。

 

カイジたちとしては気付かれずに逃走という理想は成りませんでしたが、まだ発進したばかりの黒服のリムジンとは距離があります。

 

ここで裏口から抜けることが出来れば、追手を撒くことは難しいことではありませんが・・・

あらら・・・これはマズいね。
黒服は2台に分かれていますから、倉庫の外周を挟み撃ちにすることも可能。

 

とはいえ問答無用で24億を強奪されてしまうとは限りませんが、僅かでもその恐れがある以上は接触を避けたいね。

 

しかし頭脳戦の脱出劇とは、何だか無頼伝涯を思い起こさせるな・・・(^_^;)

つまり、この展開も福本先生の得意ジャンルでしょうね。

如何にして切り抜けるのか興味はありますが、ちょっと長期戦の匂いがしてきたのは不穏だな。

 

最終戦についての解説も早く聞きたいところですし、アカギにおける地獄編のようにギャンブル外の描写にあまり力を入れると作品の趣旨がブレるだけですからね・・・。

 

これまでは大勝しても無一文で終わる展開が多かったので嫌な予感はしますが、やはり坂崎への色を付けた返金の約束だけは果たしてほしい。

 

チャンマリにも貧困から来る辛い生い立ちがありますし、勝者らしい成果を残しての結末を望みます。

 

 

 

※先日、このブログへのコメントも頻繁に頂いているmochiさんと、初めてお会いする機会がありました・・・!

 

twitterにてお誘いを頂き、新潟駅周辺でお昼から約10時間・・・お互いの生い立ち話なども交えつつ、非常に濃い福本作品談義を交わすことができました。

 

例・アカギ24巻の鷲巣が「英語ならキング!」と叫んでいるコマの口角の上がり方、カイジの不良連合JFKの髪型、黒沢第1話の異常な完成度の高さ、今後の展望予想等々。

今思い返しても、本当にディープすぎて笑えてくる(^▽^;)

 

このレベルで語り合える、共感できる方と出会うのは初めてだったので、純粋に感動しましたし、嬉しすぎました。

 

さらには個人的な悩みにも相談を乗っていただき、有意義な時間を過ごさせて頂きました。

この場を借りて、改めてお礼を申し上げます(^∇^)

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第258話『封鎖』感想 ~招かれざる新章~

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ニコ動に上げていたPSカイジ・PS2アカギのゲーム実況動画について、共に最終パートを投稿。

 

たびたび迷走しつつも、多くのコメント等、アドバイスを頂き完走を果たすことが出来ました。ありがとうございます(^∇^)

どちらのソフトも原作の雰囲気を再現した、良質な出来に仕上がっていたと思います

 

またいずれ、PS2天やPS実写アカギのゲームもプレイしたいと考えています。

 

 

 

・・・という報告はありますが、

 

事件です。

 

カイジ本編で、重大な事案が発生してしまいました。

それはもう、絶望の一語に尽きます・・・。

 

申し訳ありませんが、今回は愚痴ります。

ファンだからこそ、この事実をスルーしてはいけないと思う。

 

 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、倉庫を出たカイジたちは黒服の追手を避けるために裏口を探しますが、見つかりません。

 

諦めて入り口からの脱出へと向かいますが・・・

カイジたちが倉庫の外周を走る間に、黒服の乗ったリムジンがバリケードを組んでいました!

 

チャンは唯一の出口を塞がれ観念しますが、カイジは2台目の詰め方が甘い事に気付きました。

 

恐らくは乗車後の対応だったため、黒服の間でバリケードの意図が完全には共有できなかったのでしょう。

 

とはいえ、下車した黒服たちによってその隙間も塞がれている状況。

チャンはさすがにこのまま突っ込むことを躊躇いますが、全速力で迫るトラックを恐れない人間はいません。

 

カイジは泥人形と一蹴し、チャンを説得。

 

むしろ、こちらが気圧されてスピードを緩めた場合、荷台に飛び乗られればマリオが人質に取られる可能性があります。


退けえ~っ!
 
カイジの目論見通り、黒服たちは蜘蛛の子を散らすように避けて行きました・・・!
取り敢えず、マリオも金も無事で逃げ出せたので一安心か。
 
あとは引き離して撒いた後、取り分を分配したり、最終戦を解説したり、坂崎家へ向かって返金。
遂に長かった堕天録もお終い・・・

 

 

・・・となるはずだった。

 

少なくとも、その展望はそう遠くない未来である・・・はずだった。

 

 

・・・だったのに。

 

今回の冒頭より、

「24億脱出編」

章突入ですってよ・・・。

 

http://yanmaga.jp/contents/tobakudatenrokukaiji_24oku/

公式のHPでも改まっているので、「ワン・ポーカー編」は人知れず前回で終了していたのですね。

 

確かに単行本1巻あたりを10話で換算すると、前回がちょうど16巻のラスト。

切りどころではあったのか。

 

・・・ワン・ポーカー編のままズルズルと巻数を重ねても売れないから、一度リセットしてもう一度注目してもらおう・・・ってか。

これは11巻に続くとしながらワン・ポーカー編へと仕切り直された、和也編終了の経緯と全く同じでしょ。

 

編集部にとっては引き延ばしを正当化する最終手段なのかな。

 

つまり悪い意味で吹っ切れた証拠。

正式な新章に移った以上、恐らく数巻では終わらないでしょう。

 

下手したら年単位・・・黒服とのカーチェイスを見守ることになるの・・・?

 

和也編の不調を受け、これ以下の展開は無い・・・と期待を込めたワン・ポーカー編も低調。

遂に勝負は終了し、新展開への希望を持ち始めたところでコレですか。

 

地に着きつつある右肩下がりの曲線が、遂に地中に突き刺さって潜り始めた・・・。

 

もうヤンマガは作者や編集が望めば全てグリーンライトなのか。

いや真面目な話、この改編について本当に心の底から面白いと思ってGOサインを出した人は存在するのか・・・?

 

帰るまでが遠足、脱出も含めてギャンブルという見方は分かりますが、それは一つの要素。

アカギにおける地獄編と同様、メインに据えるのは狂気の沙汰ですよ。

 

今回は堂々と正式タイトルにまで組み込んでいるので、さらにタチが悪いかもしれない。

あの地獄編を下回る・・・そんな悪寒を抱く日がやってくるとは。しかもカイジで。

果てしないな、もう予想が付かない。

 

読者との需要に対する意識の乖離が甚だしい。

これでテンションが上がった方がいらっしゃるなら純粋に尊敬する。

 

 

また、先ほどのHPを見ても、

IMG_20170918_183140218.jpg
はい、チャンとマリオの紹介が逆。
しかも救出編から画像変わってないし・・・フイリッピンって何だ。
一目で気付くミスを誰もチェックしないんだね。

 

もう編集には期待していませんでしたが、案の定すぎる作品への愛の無さ。笑えないよ。

 

そして重箱の隅をつつくようではありますが、

この後寄ることになるであろう坂崎はともかく、光山の紹介がありますけど、今後登場するの・・・?

 

カイジも正式な人物紹介のページならきちんと漢字の「開司」とすべきですし、

ロゴの画像もワン・ポーカー編2巻、まだまだ24億を獲得していない時点ですから「24億脱出編」のタイトルに使用するのは違う気がする。

細かい部分での仕事のテキトーぶりが気になる・・・。

 

そして・・・本当は言いたくない。

愚痴りたくない事ですが、愚痴りざるを得ない。

 

今回の福本先生の作者コメントがこちら。

「フランスに、行って来ました。フランスは概ね、平らでした!

フレンチ、美味しかった!楽しかったです!」

 

・・・この状況でフランス旅行ですか。

別にそれは結構ですけど、もう作品への熱は失って久しいのかな。

 

いや、それは普段からほぼゴルフについてのコメントばかりなので察してはいましたが、今はご自身では描いていないでしょうし、真摯にシナリオへ干渉しても・・・いないよね。

それなら24億脱出編なんて許さないよ。

 

どんどん作品のスケールが小さくなっていく。

兵藤会長という底知れぬ大きな闇に立ち向かい、リベンジを誓ったあの時の高揚感と無限の可能性はどこへ消えたんだ・・・。

 

今まで福本先生への直球の批判は避けてきましたが、限界でしょう・・・。いや・・・本当にすみません。

 

今や日本人の誰もが名前を知るカイジ、そのカイジが・・・編集からも作者からもないがしろにされた作品だなんて・・・。

魂無き漫画・・・?そんな事実、認めたくない。

純粋に悲しい。悲しすぎる。

 

 

 

どうしてこうなった。

 

 

 

私も普段から気付かないうちに妥協に妥協を重ねて、不満を押し殺しているのかな・・・。

今回のように、何か一つのきっかけがあると際限なく湧き出てしまう。

もうやめときます。

 

どれだけ批判しようと、作品のクオリティが低下しようと、結局は読み続けるので・・・。

生活サイクルの一部、ではなく依存症ですから断つことは出来ない。

 

編集に足元を見られていると分かっていても、今さら退けない。

買い続けるしかない。

私にはそれしかできない。

 

 

ファンの誰もが知っている。

カイジという作品は・・・こんなもんじゃない。

そうでしょう・・・?

 

「カイジ」を読ませてほしい・・・

それだけ。

カイジ・ざわデータ更新

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ワン・ポーカー編13巻・14巻分のざわデータを追加しました。

 

一応、和也編までのデータも再掲。

(画像はexcelの画面を詰め込んだため、文字が潰れやすいです。興味が御有りの方は拡大をお願いします。)
 
また、PCよりもスマホからの閲覧が見易いようです。

 

※カウント対象は文字に「ざわ」が含まれているものです。(「ざ・・・」や「ざざざ・・・」、「わわわ・・・」は除外)

13巻には10個、14巻には2個のざわが確認されました。

これでワン・ポーカー編合計98個。残り2巻分で3桁達成は固いですね。

 

作品全体では1811個。

名球会ではありませんが、やはり2000個達成の瞬間は見届けたいところ。

とはいえ、堕天録以降は1巻当たりの平均が10個未満。依然として減少傾向なので道のりは遠そうですね。

 

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第259話『爆走』感想 ~かつての同胞~

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※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、カイジたちは覚悟の正面突破で黒服を出し抜きました。

 

バリケードを突破され焦る黒服たちですが、カイジたちが去ったのはリムジンの停車とは逆方向。

長い車体では切り返すのも一苦労のようで、完全に後手を踏んでしまいました。

 

当然その間にも、カイジたちは法定速度など無視して爆走。

 

黒服たちが前を向いた頃には、視界から軽トラは消滅していました・・・!

 

カイジらはさらに

右折!

おや、意外にもあっさり。
 
もう目的は果たしてしまったわけですが、
まさかの2話目にして脱出編完結・・・!?(^▽^;)

 

とも思いましたが、冷静になってみれば事はそう単純ではありませんでした。

 

脱出に大喜びするチャンマリに対し、カイジは表情を変えずに二人の住まいを尋ねます。

 

チャンは今さら掃き溜めに用は無いと答えますが、チャンマリが手にした6億ずつは違法のギャンブルで手に入れたモノ。

チャンマリにとっての本当のゴールは、6億を無事に祖国まで持って帰る事。
何を差し置いても、まずは住居にパスポートを取りに戻らねばなりません。

 

しかも救出ゲームの参加に当たって、恐らくは黒服もチャンマリの住所は把握しているでしょう。

 

ですから万が一にも、先回りされてパスポートを確保されればそれまで。

チャンマリは日本から脱出できずに軟禁状態となってしまいます。

 

また・・・6億円自体も空港での荷物検査を考えると剥き出しでは運べないので、限定ジャンケンでの岡林のように一旦は宝石や貴金属に変える必要があるはず。
どこかで帝愛の情報網に引っかかるとも限りませんし、少なくとも日本にいる間は気を抜いてはいられないね。

 

 

楽観ムードは消し飛びましたが、池袋にある二人のアパートへは無事到着。

幸いにも、付近に怪しい車や人影は見当たりません。

光山か・・・もう懐かしい。
3人で飲食店で働いていた回想はありましたが、そうか・・・同居していたんだね。
 
チャンが呼び捨てしているのも、一夜にして大きく関係が崩れてしまった証かな。
 
 
チャンマリは素早く室内へ。
 
・・・すると、そこには・・・!
その光山がいた・・・(((( ;°Д°))))
 
バッタリ・・・
これは気まずいな・・・
 
 
・・・救出ゲームでの光山の裏切りは、度重なる和也の不正による精神崩壊が原因でした。
しかし最終的には自らの意思によって、7000万円の対価で二人を殺そうとしたのも事実。
 
荷物をまとめてサッサと高飛びしたいのはよく分かりますが・・・それにしては救出ゲーム終了からは2時間以上経過しています。
 
未だにアパートに留まっているのは行動が遅いな。
深夜なのでタクシーを捕まえられなかったのか・・・何か理由があるのかも。

 

しかし脱出編の公式HPで光山の名前がありましたが、まさか本当に再登場するとは。

光山とチャンマリがどんな会話を交わすのか・・・その反応も含めて、これは先が読めない。

 

とはいえ、チャンマリは救出ゲームを完走した場合に受け取れた3333万を遥かに上回る6億を得ています。

命が繋がっている以上、ここで光山を責めても益は無い。

 

光山は償いの意味で得た賞金を分けるかもしれませんが、ここで三人に手を貸せば光山も追われる身になるよね。

ここからは4人での逃避行になるのかも・・・?

 

 

とにかく、わざわざこのタイミングで再登場した以上、一言二言交わしただけでの別れは有り得ない。

脱出編と改まったのもこの先に多くの波乱や紆余曲折がある証拠ですから、そこに光山という存在がどのように絡むのか注目したいです。

 

 

なかなかテンポよく局面が展開していますね。

とはいえ着地点も必然性も見えませんが、動きが多いのは読んでいて楽しいな。

 

脱出編突入の事実には不満を持ちましたが、突入した以上はその中での展開が最善となるように願いつつ、これまで通りに応援しようと思います。

 

堕天録以降のストーリーへも繋がっていきそうですし、その辺りの伏線も期待したいですね。

 

気になる点は多いですが、次週は休載ターンです(・_・;)

 

アカギ EPISODE302 感想 ~はぐれ博徒の性~

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更新が滞ってしまいすみません。
詳細を述べるつもりはありませんが、私生活の方で少しやらかしまして・・・しばらく感想を書くテンションになれませんでした・・・。
 
まあ、事件や事故の類では無いので、気を取り直して一つずつ挽回していきます。
 
まずは今月のアカギ感想です。

 

前回、鷲巣麻雀の激闘から3年が経過。

アカギは御川の弥城組で手本引きに興じていました。

 

そして言わずもがな、その博才は比類なき物。

天に唾する無謀な賭けも、当然のように成しえるのでした。

 

アカギの爆勝に賭場は歓喜。

通りで乗った参加者たちは一様に感謝し、アカギへ少額ずつ見返りを渡しました。

 

しかし・・・

そう・・・沸き返る参加者たちとは対照的に、弥城組の面々は苦渋の表情を浮かべていました。
 
それもそのはず、スイチの張り方は4.5倍の配当。
アカギの勝ち分は元手の300万円と合わせて1650万円です。

 

アカギに乗った者たちの配当と合わせれば約2000万円。

つまり、胴は現在の価値で2億円をこの一戦だけで支出したことになります。

 

この時点で、弥城組の軍資金は僅かに5,60万を残すのみ。

胴は明日も同時刻に開帳することを約束し、早仕舞いを詫びるのでした・・・。

 

せっかくの大勝の流れですが、資金が無ければ如何ともしがたいですね。

 

参加者たちは渋々賭場を後にしますが・・・

アカギだけが呼び止められました。
 
見え見えですが、アカギはこの展開へといざなった張本人。
組としては失った金もさることながら、これほど徹底的にメンツを潰されては黙って勝ち逃げを許すわけにはいかないのでしょうね・・・。

 

 

しかし、この流れはいわば必然。

その時アカギは、静かに笑みを浮かべていました。

 

そして半ば強制され、今晩は組で泊まることに。

しかし、それは大金を抱えたまま組に囲われるという事。無事に一夜を過ごせるとは・・・とても思えないな。

 

アカギもそれは承知した上での同意なのでしょう。

ひとまず暇を潰したいと、組を離れて付近の港へ釣りに出かけました。

 

 

埠頭の突端で、ひとり静かに座り込むアカギ。
 
・・・その元へ駆け寄る人物がいました!
治!?(°д°;)
 
何故ここに・・・。
 
まさかの再登場ですが、実は前回の時点で賭場にその人影は発見していました。
似ているだけで出るはずがないと思い込んでいましたが、まさか本人だったとは(^o^;)
 
というか苗字は野崎だったんだ。カイジの中学生時代の麻雀仲間でもいたね・・・。
 
アカギとはひと月前に新橋の雀荘でバッタリ再会したそうですが、わざわざ金沢まで付いてきたのか。
よほど心酔しているようですね・・・気持ちは分かるけど。

 

治は楽しげに今日の奇跡に浸りながら、出禁にしなかった弥城組の対応の甘さを語りました。

まさにその通りだけど・・・当たり前の事実を客観的に言われたところでね・・・。アカギとしたら返答に困るよ。
 
というか・・・治とは以前から面識があったとはいえ、性格はほぼ正反対。
 
まあ治の言動にはあしらっているだけのようですし、アカギは頼まれても賛も否もせずに好きにするように言うだけの性格だとは思いますが、他者と連れ添っている光景は珍しいな。

 

 

博才を褒めちぎる治に対し、強いはともかく、上手くはないとアカギは断言。

夢中になると盆が見えなくなる、典型的盆暗だと自己評価しました。

 

治はスイチで二度に一度当ててもまだ不満なのかと声を上げますが・・・意味を履き違えていますよね。

 

しまいには強欲だと驚いていますが、アカギはいちいち指摘するはずもなく・・・。

元々大きく価値観がかけ離れていますからね・・・正直鬱陶しいと思ってそうだな・・・w

 

それを遠回しに伝える意味もあったのでしょう、

思えば浦部戦でもなぜか治ごと拉致されましたし、いずれ火の粉が降りかかるのは見えていますね。
 
それでも「仲間じゃないっスか!」・・・と抱き着く治を、無言で突っぱねるアカギ。
 
恐らくは通じないと分かっていても、直接的ではなく言葉の裏で伝えるあたり、何のかんの言ってもアカギは優しいな。

 

しかし治は今の刺激的なギャンブル旅行から離れたくないとして、再会はその運命だと譲りません。

 

多分治としては生き死にのリスクも理解して、自分なりに覚悟を持っての同行なのでしょうが・・・やっぱりズレてるよなぁ。

 

そもそも一度は仲井から釘を刺されて自重したのに・・・せっかく4年前にアカギから200万円を受け取って、勧め通りに商売などは始めずギャンブルに注ぎ込んでしまったのかな・・・。

 

あれほどの奇跡を目の前にして、アカギの生きざまと同じ道を歩みたいという気持ちは分かるけど、アカギはそれを望んでいないよね・・・
いや、それ以前に博奕には向いていないという意味も含めた言葉だったと思うのですが、治はどこかで勘違いしているのかも。

 

え。いきなり何を言い出すのよ(;^_^A
 
アカギは否定しますが、治は切符を買ったり、宿をとる際には自分がいた方がスムーズだと話します。
確かにその光景は浮かぶしシュールだけどさ・・・その言い方は、ちょっとアカギを舐めていないか?w
 
やっぱり登場でビールを買ってきた所から違和感があったけど・・・何だか恩着せがましいな。
アカギが拒絶しないこともありますが、役に立っていると思い込みたい表れなのか、アピールがキツい。

 

そういえば・・・アカギが他者と深くつながりを持たないことについて、天は心に弱さを生むのを恐れているからと話していました。

 

今回もその辺りの理由が当てはまるのでしょうが、アカギが治のようなコミュ力を欲しているとは思えないな。

それも天やひろゆきとの関係のように勝負師同士としてならともかく、一方的な追っかけで馴れ合うのは違うよね・・・。

 

これは少し治の印象が落ちたな・・・以前はあったはずの良識がどこか欠けているというか、単なる尊敬や崇拝ではない気がする。

 

 

そうこうしていると、アカギの竿にカワハギがヒット。

 

治は針を外しますが、その間に事は起きていました・・・!

接近する人影、その数5名。

 

これこそ、アカギがブレーキをかけられぬ性格を悔いている理由でした。

腕っ節での勝ち金回収・・・正攻法では倒せない博徒を沈める最終手段ですね。
 
ここは埠頭の端、逃げ場はありません。
とはいえアカギは逃げませんし、5対1でも勝ち切る可能性はあります。
 
しかし、事を荒立ててはここを凌いでもその後は追われる身。その面倒を背負いたいはずもありません。

 

 

果たして如何に切り抜けるのか・・・気になりますが、この組員たちが強硬手段に来たとは限らないよね。

 

本当にその気であれば何か武器を手にしていていいですし、人目に触れる危険を考えれば組の屋敷から出さずに問答無用で執行するはず。

何か頼みがあるのか、知らせを伝えに来たのか、いずれにせよ急用であることは間違いない。

 

・・・まさか、鷲巣から連絡が入ったとか?

それは分かりませんが、ここで暴徒を撃退しても話はそれで終わり。因縁を残すだけで先に繋がりません。

 

残り4話と考えると、この手本引きでの大勝はラストエピソードへの誘引・・・相応しい時と場へ至るきっかけになるのかな・・・。

 

次回が気になる・・・!

 

 
 
※完全なる余談ですが、今月の一八先生は風の大地パロ・・・
父親が集めていた影響でファンなので俺得すぎた・・・!w
 
結局は不運で優勝できない沖田、いやオリタ、不敗伝説ウォーレン、いやチューレン、そしてラストのポエム・・・120点の出来でした。
あまりの模写クオリティゆえに権利関係がこじれているようですが、いつか単行本化されてほしいですね・・・!

 

 

※アカギ公式のキャラクター診断がリニューアルされました。

http://www.takeshobo.co.jp/sp/akagi/shindan.html

 

前回の結果は仰木さんでしたが、今回は・・・

なんとアカギ・・・!( ゚∀゚ )
 

「麻雀が得意である」に○と答えたのは私の実力からしてかなりグレーではありますが、これは嬉しいな(⌒▽⌒)

 

確かに、最近は悩みを一人で抱え込むことが多いかも。積極的に他人を頼ってみるか。

 

というか、ラストの「地獄に行ったことがある」は露骨に鷲巣用の質問でしょ・・・? ○で答えられる奴がいてたまるかよw

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第260話『撤収』感想 ~弱者の償い~

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1週後れ・・・まあ、たまにはね。

いいよね・・・

 

 

・・・m(_ _ )m

 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、黒服を撒いたカイジたちは、チャンマリのパスポートを確保するため住居のアパートへ。

 

幸いにも怪しい人影は無し。

しかし、そこで代わりに姿を現したのは・・・

 

チャンマリにとって因縁深い男、光山でした。

 

 

互いに言葉も出ない、衝撃の再会。

 

特に光山は数時間前に二人を見捨て、殺したようなものです。当然凍り付きますが・・・一方でチャンは冷静でした。

 

光山が手にしていたのは、見慣れない新品のキャリーケース。

すぐに目的を察します。

当然、このアパートに留まる訳にはいきませんからね・・・。
高飛びするにも準備は必要です。
 
しかも光山と別れた時点で、チャンマリの懐には小銭が僅かに残るだけでした。
それは光山も知っていますから、恐らくは二人の帰宅は早くても始発待ち。タクシーなどが使えないと踏んで、夜が明けぬうちに撤収の準備を進めていたわけです。

 

まさかこんな夜中に、それも自分以上の億万長者となって戻ってくるとは夢にも思いませんよね・・・。

 

 

そして震える光山を無視し、二人はすぐにパスポートを確保。

うぜえええ!( ゚∀゚; )

 

確かに金を奪いに来たのかと身構えるのは分かりますが、よくもまあそんな態度が取れるもんだ。

流石は男らしい弱者。

 

こみ上げる自責の念を差し置いてでも、何よりも金が第一なのね。

 

その叫びにも対照的にガン無視を決め込み、粛々と立ち去ろうとするチャンマリがカッコいいな。

 

 

蔑ろにされた光山は、呆気に取られますが・・・

その際で二人の背に声を掛けました。

 

それは・・・先程の醜態から一変して、救出ゲームでの極悪非道を詫びる言葉でした。

 

うなだれながら、二人の足元へ投げつけたのは・・・

 

二つの札束。

 

せめてもの償いだ

それだけあれば

国へ帰った時少しはカッコがつくだろう

・・・・!!!(# ゜Д゜) あ・・・?

正気なのかこいつは・・・。
 
二人が強硬手段に来たのではないと分かった途端、今度は上から目線で情けをかけるような言動・・・。
そこまで自分がいい人間だと思い込みたいのか。

 

しかも7000万持っていて、殺意の償いは100万て。

二人に6億の勝ちが確定した今だからこそ、その卑小なプライドが際立ちますね・・・。

 

ここまで来ると見事だ。
 
救出ゲームでも最後に和也が炙り出しましたが、これが光山という人間としてのそもそもの地金・・・。

 

最終的に裏切った光山と、心の最奥で踏みとどまったチャンマリ・・・思えば経過ではなく、その結果が全てだった。

 

救出ゲームで実験するまでもなく、一線を越える者は限られた人間。和也の操作など関係なく、最初から人としての何かが欠如している者だけだったのですね・・・。

 

自己満足でしかないヒロイズムに、当然チャンマリは激昂!

すぐさま札束を投げつけ返すと・・・

よく言った・・・!

いや、もっと言え!

 

よく蹴った・・・!
いや、もっと蹴れ!てか殺・・・・・はいいか。

 

この程度の制裁では全く足りませんけど、ともかく光山との関係は断絶。

 

正直なところ・・・喧嘩別れとなってしまうのは悲しいと思っていましたが、今回の光山の言動でそんな気は失せたな。

それはそれで違った哀しさはありますけど、後腐れない感傷的な別れなど、光山に対して必要なかった。

 

 

チャンマリはアパートを去り、外で待つカイジのもとへ。

再びトラックに乗り込み、夜明け間近の街並みを走り出しました・・・。

 

そして・・・一人、部屋に残された光山。

2017年度、MVN・・・最も殴りたい笑顔大賞なんてものがあれば、このコマはいい線行くんじゃないだろうか。

 

二人が去った途端にコレですもん・・・。

 

先ほどの涙も言葉も申し訳なさげな表情も、全てはパフォーマンス。

しかもそれが無意識化に行われている・・・つまり根っからの・・・

 

クズですね、ごめんなさい。

もう擁護不可能。決まりです。

 

 

しかし、そんな男を頼る者もいるわけで・・・

光山に一本の電話がかかってきました。

 

相手は、やはり3人を追う黒服の白木たち。

しかしチャンマリは当然、行先などは告げていません。

これでいよいよ、カイジ達は糸の切れた凧。
 
もはや黒服たちに追う術は無かったのでした・・・。

 

なるほど・・・。

なかなか内容も濃く、テンポも早くて面白いですね。

 

非の無いチャンマリにもわだかまりが残った事は残念ですが、これで光山はキーパーソンになること無く、スパッとお役御免かな。

うん・・・それでいいと思う。

 

ただ、光山が7000万を得たことはもちろん、いまだにその結果を勝者の特権と思っている事は変わらないのがスッキリしないな・・・。
その事実は覆しようがないけどさ・・・いっそ暴漢にでも襲われてくれないかな(失言)

 

 

いや凄いね・・・本当に。

何が凄いって、流石は福本先生・・・キャラが完全なるクズへと堕ちる描写が上手すぎる。

漫画なのにマジでイライラしてきたよ(^_^;)

 

久々の感情・・・でもこれがカイジですよね。

 

展開の予想もつきませんし、最初は猛烈に批難してしまった24億脱出編ですが・・・メチャクチャ次回が気になっている自分がいる・・・!w
 

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第261話『乾杯』感想 ~24億のタネ~

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感想の前に・・・
既にYahooのトップでも取り上げられたので、ご存知の方も多いと思われます。
 
TBSの年末特番として、カイジのバラエティ化が実現しました!
http://www.tbs.co.jp/kaiji2017/


演出の藤井さんが企画書を提出したのは、何と2008年のこと。自身の著書でも実現を仄めかしていたようですね。

それから9年・・・紆余曲折を経て、遂に実現することになります。

 

内容はリンクを参照して頂ければ一発ですが、視聴者参加型のサバイバル。

帝愛の掟に倣っているのか詳細は明かされていませんが、何らかのゲームを勝ち抜いた1名に最低200万円が贈られます。

 

 

!!!・・・ぶっちゃけ喉から手が出るほど参加したい。

お金は要らないから、その場の空気だけでも味わいたいな。

 

ただ、応募フォームには借金額を記入する項目がありますね・・・。

 

0という回答でもOKとのことですが、

別に生活に困窮している訳でもなく、心から誰かを救うために金が必要という訳でもない、単なるカイジマニアであるだけの私が参加するのはどうなんでしょう。

 

まぁ、そもそも応募したところで出演権が当たるとは思いませんけれど、これは9年間温めたガチ企画。

本当に200万円を必要としている方だけが参加するべきですよね・・・。

 

観覧希望の項目があれば即決でしたが、

記念として応募だけはしようかな・・・どうしようか。

 

 

もしも・・・万万が一の事が起こり、

カイジ内のギャンブルが行われるとするなら・・・HPの画は鉄骨ですか。

その場合、私は極度の高所恐怖症なので参加からして不可能・・・(><;)

 

他の種目もいくつかはリアルで友人と遊んだことがありますが、

Eカードではほぼ負けたことは無いものの、ワン・ポーカーと17歩は逆にほぼ勝ったことがない。

 

・・・厳しいね。

 

取り敢えず、挑戦的な企画が実現することは嬉しいな。

放送が楽しみです( ̄▽+ ̄*)

 

 

以下今週のカイジ感想

 

今回は巻頭カラーでした。

15巻では、遂にワン・ポーカーが決着します。
もう一度レイズからの流れを再読しよう・・・。
 
ちなみに単行本はトネガワ6巻も11/6、
アカギ35巻(&HERO11巻)は11/1に予定されています。
 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、パスポート確保のためにアパートへ戻ったチャンマリは光山と邂逅。

しかし相変わらずの醜悪っぷりを見せつけられ、激怒のうちに立ち去るのでした。

 

今度こそ、大金が自分たちのものだと喜ぶチャンですが、それでも真のゴールは帰国するまで。

助手席のカイジは気を引き締めるように促し、マリオに対しても警察に止められないようにシートの中へ隠れるよう指示しました。

 

24億円、うち12億円が手に入っても尚、緊張感を解かないカイジ。

流石に修羅場をくぐってきただけあります・・・

 

が、本心は隠しきれないようで。

何だこのほっこりするページは(^_^;)
特に5コメ目、これほど屈託のない笑顔は珍しいね。

 

前回の光山の笑みとは天地の差ですよw

 
 
落ち着いた二人は、ひとまず車を乗り換えるためレンタカー屋を探すことに。
 
チャンは近郊にある24時間営業の店を知っていましたが、それは足取りを掴みたい帝愛からすれば最優先で向かう場所でしょう。
 
人海戦術が張られる可能性を考慮し、網が届かないであろう地方の営業所へ向かう事となりました。
練馬・・・だと!?
 
(↓堕天録3巻より)
IMG_20171017_010030951.jpg
つまり当然の義理ではありますが、筋を通しに戻るんだね。
 
堕天録の最終目標の一つでしたから、恐らくは無事に果たされるようで何より。
幾ら色を付けて返すのかは分かりませんが、やっぱりおっちゃんとは仲直りしてほしいね・・・。

 

 

その道中、カイジたちはFomilyMart(原文ママ)に立ち寄ると、クルマから離れるわけにはいかないので付近のコインパーキングで軽く祝勝会を開くことに。

 

カイジはカップヌードル、チャンはサンドウィッチ、マリオは総菜パンかな。

そしてハッキリ確認はできませんが、酔いたいはずは無いので缶コーヒーあたりでしょう。

 

笑顔で乾杯を済ませました。

 

ようやく一息ついた3人でしたが、ふとチャンは一つの謎を思い出しました。

 

それは・・・

お・・・!ここで遂に種明かしですか。
 
確かに、さっきまでは色々バタバタしていたからね・・・
落ち着いて話せるタイミングはここしかないな。
 
ということは・・・誰よりも知りたいはずの和也は永遠に生殺しか。
可哀想だけど、展開上仕方ないね。

 

 

最終24回戦・・・あの時。

カイジが命を張ってまで出したカードは、最弱の3でした。

あの時、・穴と隠しボックスの存在から和也がAを持っている事は明白でした。
つまりAにぶつけるコマとして、3を出すことは効果的。
定石の範疇でした。
 
しかし、カイジは捨て駒には使わずオールイン。
それは通常なら、何かしらの確信がなければ出来ない選択ですね。
 
 
その根拠について、チャンは2つの候補を考えていました。
 
1つは、和也が極限のレイズに恐れをなして、いずれは降りるという確信があった場合。
ただ・・・それはリスクが高すぎる読みであり、事実として和也は最後まで降りずにオープン勝負を選択しました。

 

つまり、チャンの予想はもう一方。

それは・・・

流石、チャンは聡いね・・・!
 
待ちに待った解説編に突入・・・何だか前回、今回と内容が濃いね。
無駄ゴマが少ないですし、カイジたちも表情豊かで読んでいてテンポがいい。
普通に面白いな・・・普通に面白いって幸せ。
 
この流れであれば解説もサクッと簡潔に済みそう・・・かな。
期待しちゃう。

 

 

決着からかなり間隔が空いたので、私自身少し忘れている部分があるかもしれませんが・・・

種明かしでの注目ポイントは、やはり例の∴穴への認識ですね。

 

和也の爪に対応する凸凹があった以上、やはり・穴と同様に更なるカードBOXの出現が濃厚でした。

そしてAの裏を取れなければ作る意味がありませんから、恐らくは2であると読むのは自然です。

 

ただ・・・そのように読むのが自然だからこそ、浮上するのは∴穴が和也の罠だった・・・という可能性。

それをカイジが如何に排除したのかが気になりますね。

 

和也は意図的ではなかったと明かしていますが、カイジが・穴発動のキーとした爪楊枝は和也から直接渡されたものでした。

 

敵から貰った道具である以上、カイジとしては発見した・穴からの連想で∴穴の正体は2のカードBOXと読むように誘導されている、と感じても仕方ないところ。

 

そして、もしもその通りに∴穴が2のBOXではなくフェイクであった場合、3出しは悪手。

和也は普通に・穴から入手したAを出し、勝利していたでしょう。

 

この疑念をいかに振り払ったのか・・・

 

・穴を使用すると相手側の手元にあるライトが点灯する仕組みがありますが、∴穴の場合にも同じような仕組みがあってそれを確認したのかな・・・。

しかしその連動が存在したとしても、カイジは・穴とライトの仕組みからして知らないはず。いきなりの応用を最終決定の根拠とすることが出来るのだろうか。

 

・・・やはり分からない。

 

さらに言えば、それ以上のイカサマ、例えば提出されたカードを透視できる仕掛けの存在を考慮しなかったのか・・・などの疑問への解答も、出来ることなら解説があればありがたいな。

 

次回を待ちます・・・!

 

 

・週刊ヤングマガジン№46より。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第262話『敷衍』感想 ~不可侵領域の真相~

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またも・・・遅れましたね。
敢えて反省はしない・・・というよりプレッシャーをかけないように、マイペースに続けようと思います。
そのうち戻るでしょう、多分。
 
 
そして、前回取り上げましたTBSのカイジ特番について、駄目元で応募を済ませました。
借金はありませんが、折角の機会なので記念ですね。
 
 

※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、黒服による追手を振り切ったカイジたちは、レンタカーを借りる前に、ひとまず練馬の坂崎家へ向かう事にしました。

 

その道中、コインパーキングで軽い祝勝会を開いていると・・・チャンがワン・ポーカー最終戦(24回戦)の謎を回顧しました。

 

あの場面・・・カイジは何故、命懸けの場面で3を出すことができたのか。

イコール何故、和也の手を2と読み切ることができたのか。

 

遂に真相が語られます・・・!

 

 

チャンはカイジによる種明かしを前に、あの場面で理論的に明らかだった前提を確認。

 

まず、和也は20・21・22回戦までW・UPを続けていました。

そしてUP・DOWNに変わった23回戦での提出はA。

 

つまり、24回戦のランプがUP・DOWNを灯していた以上、2が渡ったのは23回戦と考えられます。

 

どのタイミングで、DOWNカードを2と断定できたのか・・・。

チャンは疑問を口にしますが、マリオには想像が付いていたようです。

隠しBOXを発見していた以上、それを察知する仕組みがあり2で裏を取っている・・・理に適った想像ですね。

 

レイズが積み重なっていた光景だけを思い返せば、マリオの解説は間違っていないでしょう。
 
しかし、問題はどのようにしてレイズが膨らんだのか。
そのキッカケは、
そう・・・↓のように、最弱の3を出していながら、先に動いたのはカイジ。
 

24回戦

U・D U・D
A・3○ A・5(2○※出所不明) 14勝/2分/8勝 LIFE(12+4・0)

[A・A・8] [A・8・4]

Bet1→カイジBet2→和也Bet3→カイジコール→和也Bet4→カイジコール→和也Bet5→カイジコール→和也Bet6→カイジコール(5+1)→和也Bet7→カイジBet8(5+3)→和也コール(7+1)

決着

 

唯一2にしか勝てない3の使用法として、定石と言えるのはAにぶつけて消耗させるコマとしての役割。

3を提出する際は、何を差し置いてもこの役割を最優先に考えるべきですね。

 

それも隠しBOXによってAの確保が容易であると分かっている状況ですから、Aの提出される確率は高く、3を捨て駒に使いやすい場面。

 

それを和也が先にレイズ=恐らく2を提出している、という推測が立ってから受けて立つならまだしも、

こちらから先にレイズを仕掛けるのは、ハナから対Aの消耗という定石を放棄すること。

 

ここぞで2を引いてくるだろう・・・という和也の強運を考慮してのレイズだとしても、それは根拠のない直感。

少なくとも読みではなく、命を張るにはあまりに一か八かすぎる選択ですね。

 

 

・・・当然、カイジはその一か八かに張ったのではありません。

 

そこに、目の前に・・・根拠はあったのです。

 

遂に来ましたね・・・!
全ての鍵を握っていた∴穴です!
 
カイジは第219話で∴穴を発見していますが、その際・・・やはり開けようと試みていました。

 

しかし、それはカイジの持っていた1本の爪楊枝では不可能・・・。

 

つまり、

同時に三つの穴のスイッチを押さなければ

なるほど・・・まだ予想の範疇ではありますが、核心に迫ってきましたね。順調順調。

 

真の争点は

カイジとしては和也から爪楊枝を渡されたのが作為的に映っても仕方ない以上、∴穴が2のBOXであると思い込ませるための罠であるとは思わなかったのか、如何に断ち切ったのかという部分。

 

ですが、今回で強調されたようにカイジは敢えて定石を外し、レイズを先に仕掛けました。

DOWNカードであれば愚行、つまりAと思い込ませることで、和也がレイズに乗った場合の理由は2の提出しかない・・・と考えたのかな。

 

カイジはレイズの途中で勝負を引き出す語りかけもしているので、和也の提出がAであればまず引き分けと想定しているはず。

ライフ数関係なくドローの見込みが高いのであれば、双方の命懸けまで突入させる必要はありません。

 

提出時点では不確定だったものの、和也の反応による兼ね合いで2の確信を深めていった・・・という事か。

 

とはいえカイジの意図を承知の上で、和也が敢えてその通りにレイズした可能性は捨てきれなかったはずなので、カイジが度々行った手打ちの提案は本心でもあっただろうね・・。

 

当然ですが、理詰めでは必勝が確定しない所がギャンブルのギャンブルたる所以・・・。

オープンの瞬間まで、破滅を背に感じていたことでしょう。

 

詳細は次回語られるはず・・・注目ですね。

 

 

 

そして・・・解説している間に黒服たちが坂崎家に先回りしていないことを祈ります・・・。

逃走情報は恐らく村岡のカジノにも伝わるでしょうし、三好と前田はカイジの居候を知っている訳ですからね・・・。

ここまで事が上手く運びすぎているだけにちょっと怖い。

 

 
※単行本情報
アカギ35巻&HERO11巻・11/1
ワン・ポーカー編15巻&トネガワ6巻・11/6
ワン・ポーカー編16巻・12/6
新黒沢12巻・12/27

 

アカギ EPISODE303 感想 ~奇跡の在処~

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前回、アカギは手本引きで大勝。

 

しかし・・・同行していた治と釣り場で語り合う間に、組の者たちに追い詰められてしまいました。

 

必ずしも勝ち金の回収に来たとは限らないだろう・・・と思っていましたが、

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ガチじゃないか・・・(°д°;)

 

アカギの勝ちは、もちろん正々堂々とした勝負の結果。

治はこのやり方は卑怯だと反抗しますが、今は正論の通ずる状況ではありません。

 

逃げようにも、眼下の海は険しい岩礁。

荒波の中を金を抱えて逃げるなど・・・流石のアカギでも不可能ですね。

 

しかも相手は5人。ドスに拳銃まで所持しています。

アカギも一時は辻斬りで名を馳せたとはいえ、分が悪すぎる。

 

この状況は死をもって金を奪われるか・・・それとも金を残して町を去るか。

二つに一つしかありません・・・

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この屈服は仕方ない・・・

 

丁半博打で運命を救われ、鷲巣麻雀の死闘をもくぐり抜けたアカギが、こんな場末の埠頭で幕を閉じていいはずがありませんね。

 

 

ただ、アカギにも博徒としての矜持があります。

魂をぶつけて、苦労して得た金をすんなり渡すのは間尺に合いません。

 

ちょっとだけ

嫌がらせをさせてもらうぜ

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ええええ!!!(((゜д゜;)))

なんてことを・・・!

 

 

もはやカバンは回収不可能・・・

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嫌がらせはいいけど・・・こんな暴挙、

組としてはいよいよアカギを無事に帰すわけにはいかなくなったでしょう。

 

 

しかし、アカギは激昂するヤクザを前にしても冷静でした。

 

なぜなら先の方法を取るとしても、恐らくその役目は下っ端の若い衆。

何の恨みも無い若者に不毛な痛手を負わすことは、アカギとしても望んではいません。

 

 

投げ入れたのは抵抗だったのか、それとも。

 

すぐさま回収法を教え始めました。

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しかし・・・この細い釣り糸では、無理に引き上げても札束の重みに耐えられず切れてしまいます。

 

それを防ぐ方法は一つ。

釣り糸に十分な太さのロープを括りつけ、強化する他にありません。

 

そして少しずつ手繰っていけば・・・

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2本同時に引き上げれば

カバンを回収できる

 

は~・・・なるほどね。

 

どこから発想を得ているのか・・・

零、特に喜十郎編で多用されていましたが、こういったギャンブル外での豆知識的な仕掛けによる駆け引きも、福本先生は得意ですね。

 

 

大金を手放す以上、このくらいの嫌がらせはいいだろう・・・と説明を終えたアカギ。

 

 

最後に明るくなってからの作業を勧めると、涼しげにその場を後にするのでした。

 

夜 ろくに見えもしないのに

「それ」をすると

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今度こそ 血まみれ潜水回収だ

 

凄いね・・・一方的にまくし立てて、ヤクザをこの場に縛り付けた。

 

金は失った・・・のかもしれませんが、無事に生還、そして立場逆転。

今追い込まれているのは、少なくとも夜明けまでは気を張り続けねばならない組の方ですからね・・・。

 

それでも、金を回収するには従うしかありません。

 

組員たちは呆気に取られ、苦虫を嚙み潰したような顔で二人の背を見送るばかり・・・。

 

 

・・・と!

思われましたが、

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あらら、そう一筋縄ではいきませんか。

 

ただ、ここでアカギを呼び止めたところで、反論したところで金は海中・・・

如何なる意図があるのか・・・と疑問ですが、

 

 

やはり今回の一連の内容は・・・トラップですよね。

 

絶対の確証はありませんが、アカギが得た金は海中のカバンではなく、クーラーボックスの中にあるとしか思えない。

 

 

まず前回・今回を通じてクーラーボックスの中身の描写がない。

 

そして前回、治がアカギの釣り上げたカワハギをボックスに入れようとした際、

IMG_20171103_203010330.jpg何故か冷や汗を見せて戸惑ったような表情を浮かべていた事。

しかも結局、カワハギはリリースさせている。

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そして・・・そもそもアカギが釣りをしたいと言い出した事自体、唐突ですしこのままでは必然性が無い。

 

逃げ場がない状況を作り出したいなら組に留まらせるだけで十分なので、娯楽以外の意図があったと見るべきですよね。

 

前回・・・アカギは自らを盆暗と評し、今回のような強硬手段を招くと知りながらも勝ちを自制できないと話していました。

つまり普段から強硬手段を想定し、対策を講じていたと考えられます。

 

回収法を敢えてややこしくしたのも、他に気を向けさせない為。ロープの準備で時間を稼ぐ意味もありますね。

 

とはいえ迅速な対応でカバンを引き上げられてしまい、充分にこの場から離れるよりも前に中を改められてはそれまで。

 

必然的にクーラーボックスへ疑いの目が移りますから、そうさせないように日が昇ってから回収するように釘を刺した。

 

前回、治にビールとつまみを買いに行かせて後から駆け付けさせたのも、金の詰め替えや仕掛けを知られないようにする為。

治は表情に出やすいので、何かの拍子にボロが出ないとも限りませんからね・・・。

 

なまじカワハギを釣り上げてしまった為にボックスは覗かれてしまいましたが、あわよくばという保険としての意図はあったのでは。

 

 

もう、全ての描写が戦略に見える・・・というより、あからさま過ぎる位。

だからこそラストで組員の一人が疑いを持ち、呼び止めています。

 

単なる嫌がらせにしては手が込みすぎてますし、準備が良すぎる。

態度も口調も露骨っちゃ露骨ですからね・・・。

 

 

つまり、アカギはそこまでを計算しているのではないか・・・。

 

というより、この流れで金はクーラーボックスに移し替えていたので無事でした・・・という決着はアッサリし過ぎているような気がする。

 

 

ただ・・・勘付かれたとして、どう切り抜けるんだ。

肝心なのはその方法ですよね・・・。

 

もしも本当にクーラーボックスから金が出てきたとすると、当然組は舐められたと思い強硬手段を行使するでしょう。

 

幾らアカギの腕が立つとはいえ、敵は拳銃持ち。

そして仮に突破したとしても、相手はチキンランの中学生や玩具工場の先輩ではなくヤクザです。

 

因縁を残せば後々さらなる追手が襲いかかるはず・・・。

正面からの勝負は考えづらい。

 

 

となるとクーラーボックスにも金は無く、誰の目にも留まらないであろう場所に隠したか・・・信頼のおける人物に預けたか・・・。

 

しかしそうなると、クーラーボックスを開けた治の反応が不自然だった説明が付かないな。

 

 

言葉で言いくるめるのか、あるいはコンビニ編でのカイジが近いですが、クーラーボックスに札束が入っているかどうかについてのギャンブルを仕掛けるのか・・・?

 

ただそうなると、入っていれば組の勝ち、アカギの身も危険にさらされる・・・。

入っていなければアカギの勝ちですが、組の資金はアカギが奪いましたから、対価として受け取る物が無い。

金をどこかに隠していたとしても、やはり治の反応についての問題があります。

金が海中にあるなら、結局それは組に渡りますからアカギにメリットが無い。

むしろ何か裏があると思われて余計に怪しまれそう。

 

という事は逆か。

わざわざ仕掛けた以上は入っていない、どこかに隠したのだろうと読ませ、実は本当に入っていました・・・というパターンかな。

まんまカイジと同じですけど。

 

・・・あれ。そうか、その場合でも律義に組が付き合う義務はありませんし、そもそも強硬手段に来ていたわけですから、外したところで中に入っていると知れば力ずくで奪いに来るか・・・w

 

長々と書いておいて駄目だね・・・色々と。

 

 

ともかく、

アカギがこのトラップを仕掛けた意図は、決して金を失いたくないという単純な欲ではなく、博奕における勝利・そして敗北の事実が消える事・・・弥城組がギャンブルという構造そのものを汚そうとした事への抵抗であるはず。

 

生粋のギャンブラーゆえに、その筋だけは通したいのでしょう・・・。

 

つまり策を見抜かれても尚、ギャンブラーとしてのプライドを見せつける決着が求められます。

 

それは必ずしも金の確保を条件とはしないでしょうが・・・

 

・・・???

思い付かないな・・・。

 

ただ、至難であるからこそ、その切り抜け方にアカギの天才ぶりが発揮されるはず。

これは気になる・・・ひと月も待てない(;^_^A

 

そして連載終了まで残り3話。

とどのつまり、この手本引き編が意味するもの・・・

この騒動が真のラストエピソード、ラストシーンへどのように繋がっていき、その際でアカギはどのような境地に達するのか・・・

 

注目ですね。

 

 

・近代麻雀11/1・12/1号より

 
 
※単行本情報
ワン・ポーカー編15巻&トネガワ6巻・11/6
ワン・ポーカー編16巻・12/6
新黒沢12巻・12/27

アカギ35巻・各データ更新

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アカギ35巻を購入。

内容は第294話~第300話、ちょうど鷲巣編完結までですね。

 

そして今回も、先着1000名限定のブラックカバー懸賞付き。

34巻ではALLSTARS3巻の応募券と合わせて2枚が必要でしたが、今回は35巻帯の応募券のみでOK。

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発売日翌日の11/2に投函しましたが、ブラックカバーの重厚感あるデザインとしっとりした手触りが好きなので・・・ぜひ間に合ってほしい。

 

そもそも既刊と並べた時に統一されていないのは気持ち悪いですから、新カバー版の発刊は連載終了後にすべきだったと思うな・・・。

 

さらに・・・34巻分のブラックカバーは当選なら9月以降発送、と告知されていましたが、まだ届いていません。発売翌日に応募したのに・・・。

 

ただ、twitter等で調べても手に入れたという情報は皆無。

つまり2か月が経過したにも関わらず、発送自体が成されていないようです。

デザイン自体は単行本の帯にモザイクで載っているので、準備していないはずが無いのですが・・・何なの。

 

気長に待つしかありませんが・・・相変わらず不信感が募るな。

 

 

最後に誰得データ更新。

35巻の「ざわ」数は2つでした。

ざわマニアとしては1巻で2個というのは寂しい数字・・・。

 

もはや福本作品を代表する、一種のシンボルでもある「ざわ」。それがカイジも含めて、全体的に減少傾向にあるのは残念です。

 

そして二点リーダーよりは三点リーダーの「ざわ・・・」が好みなので、今巻では一つも見られなかったのは辛いな。

 

 

アカギの笑い方

※=心理描写

今巻は「フフ」「ククク」を心理描写でそれぞれ1回ずつ。

 

 

鷲巣の笑い方

※=心理描写

 

 

第298話で発した「ククク」が

鷲巣にとって最後にして、ちょうど通算800回目となる笑いでした。

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残り3回の連載・・・その後の読み切りは残っています。

 

再登場を果たし、また豪気による笑いを見せてほしいな。

再びカウント作業ができることを・・・願っています。

賭博堕天録カイジ 24億脱出編・第263話『僥倖』感想 ~幻の最恐布陣~

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※年表&ワン・ポーカー戦歴

http://ameblo.jp/fake-or-bluff/entry-12293133639.html

 

前回、ワン・ポーカー最終戦について、チャンは3での先行レイズという戦略の謎を語りだしました。

 

一見して定石にそぐわない選択でしたが、それでもカイジには確固たる根拠があったようで、∴穴についても言及。

しかし、やはり開けるには至らず、万事休すと言っても過言ではありませんでした。

 

 

24回戦開始時、二人の陣容は↓の通り。

 

カイジ/和也 []=隠しBOXカード

U・D U・D
A・3 A・5 LIFE(5+3・7)

[A・A・8] [A・8・4]

 

正規ライフの数では2つ劣るものの、隠しBOXに残るAの数はカイジが上回る状況。

二人の戦力は拮抗していました。

 

 

ただ・・・それは∴穴に気付くまでの認識。

 

和也だけが有する第2の矢、更なるBOXの発覚により状況は一変。実は計り知れない大差が開いていたのです。

 

もしも∴穴に気が付かなかったなら、カイジは入れ替えたAを素直に提出していたことでしょう。

 

どうせ相手もA、それなら僅かな2の可能性に臆してはいられない・・・降りられない・・・

下手をすれば命まで注ぎ込み、結果

∴穴はまさに値千金の発見でしたね・・・。
 
しかし回避したとはいえ、カイジに第二の隠しBOXは使えません。
和也が援軍を得たことで、カードのぶつかり合いでは勝機がないと分かっただけです。
 
この発見で利するのは、唯一その「気づき」の認識。
 
何故なら和也が把握しているのは、カイジが一つ目の隠しBOXを開けて3枚のAを手にした事までです。
事実・・・カイジも隠しBOXを開けたことで、和也は自らのイカサマをも正当化。後ろめたさが無くなったことで表情にも余裕を見せました。

 

その証拠が2つ目のBOXの存在ですね。

やはり∴穴による隠しBOXでも、手元に対応するライトは存在したのですね。
 
これはカイジの憶測についての描写ではありますが、まず間違いない解説の中で描かれているので真実と捉えていいはず。

 

 

そして和也の気配は、カイジの隠しBOX使用を受けて弛緩しました・・・。

並ばれたという焦りが見えないのは、つまりある程度それを望んでいたからに他なりません。

 

∴穴による隠しBOXが絶対的であり、如何なる場合にも対応できるという証拠ですね。

 

 

カイジが最強布陣を考えると、まず必要なのは・・・もちろんA。

 

そしてKやQも必要です。

これは一つ目の隠しBOXに続いてのA連打ではあまりに味気なく、出来る限り真剣勝負の体を保ちたい為。

 

ただ、真剣勝負の為のK・Qなら、もう一つ理由は考えられそう。

 

24回戦での隠しBOXを含めた二人の所持するAは5枚ですが、それまでの23戦で5枚が提出済み。Aは都合10枚見えています。

設定上の最大許容枚数は12枚なので、Aばかりを隠し持っているとその後の引き次第では13枚を越えてしまいます。

 

20回戦までのボードは消去済みなので、対戦相手が記憶しているかにも依りますが、これはバレてしまえば明らかなイカサマ。

もっとも、既にお互いにイカサマをしているのは承知の上ですが、あくまでも相手にはイカサマしていない体で戦っている訳ですから、言及されれば言い逃れが出来ません。

 

かといって全ての審判はマザー・ソフィー頼みですから、不正が露呈してもペナルティは望めません。

とはいえ和也はあくまでも真剣勝負を望んでいますし、そういったいざこざ自体を避けたいでしょう。

 

せっかくのAが提出できない紙屑と化す可能性もあるので、K・Qは保険としての備蓄なのかも。

まあ長々と書いておきながら、大したことではありませんけれど・・・。

 

 

そして最も重要なのが、カイジが開けた一つ目の隠しBOX対策。

和也の受けて立った態度からしても、その存在は明らかです。

 

つまり、隠しAを殺す2!

 

この切り札を仕込んでいる事でしょう。

何だコレ・・・!?(°д°;)
容赦無いな。
 
これもあくまでカイジの想像図ですが、先述の理由もありますし、流れからして信憑性は高そう。

Aを食うための2が3枚ほどかな・・・推測していましたが、完全に想像を超えていた。
まあ、そもそもカイジがイカサマ合戦に受けて立った場合の対策なので、もう出し惜しみはしないという事か。

 

 

問題は、この隠しBOXの要である2の出しどころ。

チャンは当然、カイジが隠しBOXを開けてA3枚を入手した24回戦だと気付きました。

 

実際に和也は出したのでそれで正解ですが、逆に言えばタイミングが明白だからこそ、逆にAで来る可能性もありました。

私としても散々危惧していた部分です。

 

 

ただ、フィフティーフィフティーでも勝機が見えたのは事実。

 

カイジは二つ目の隠しBOXが使えなかった訳なので、蹂躙されるだけではないと気付いただけでも僥倖ですよね。

なるほど。懇切丁寧に、一つずつ解説が成されていますね。

 

単にフィフティーフィフティーの確率に賭けたのか、それとも更なる気付きや考察によって2であると断定するに至ったのか・・・。
その再注目される部分は、次回に明かされるようです。
 
いよいよ核心に迫ってきたようで、続きが気になりますね。
 
 
ただ、余談ですがタイトルはワン・ポーカー種明かし編ではなく24億脱出編ですから、まだまだ逃走成功への障壁はあるはず。

 

正直なところ・・・種明かしはレンタカーを借りた後でもいいから、早いとこ坂崎家に寄って最低限約束を果たしてほしいという気もします。
野暮すぎますが、モタモタして無一文エンドだけは避けてほしいので・・・。

 

 

・週刊ヤングマガジン№49より

 
※単行本情報
ワン・ポーカー編15巻&トネガワ6巻・11/6
ワン・ポーカー編16巻・12/6
新黒沢12巻・12/27
 

カイジ・ざわデータ更新(ワン・ポーカー編15巻)

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無事購入しました。

ワン・ポーカー編15巻は238~246話、トネガワ6巻は39~45話(連載最新話)+ダビスタコラボ短編を収録。

 

・・・改めて、トネガワの感想投稿ペースがだいぶ遅れていますね(><;)

先送りにしていた43~45話は近いうちに載せます。

 

 

ざわデータ

 

※カウント対象は文字に「ざわ」が含まれているものです。(「ざ・・・」や「ざざざ・・・」、「わわわ・・・」は除外)

 

以下更新分。

今巻で3つを加え、ワン・ポーカー編だけで3桁の大台を突破。

とはいえ・・・やはり減少傾向は変わりません。

 

残るは16巻だけですからギリギリでの達成でしたね。

 

 

ここに来て、私の「ざわ」への欲求が高まってきた。

 

カイジ・アカギ・新黒沢以外の単行本は殆どが実家にあるので、今すぐは難しいですが・・・他作品の「ざわ」についてもいずれまとめます。

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